アシックス ランニングシューズ一覧!おすすめと選び方まとめ

アシックスのランニングシューズはTRAIL(トレイル)を除くと大別してPROTECT(プロテクト)・ENERGY(エナジー)・SPEED(スピード)の3種類があります。

さらに以下のようにそれぞれ2系統に分かれるため、合計6系統あります。

SPEED(スピード)

・RACING(スピードの追求)
・FAST(軽快な走りを)

ENERGY(エナジー)

・SAVING(もっとラクにもっと長く)
・RETURN(いつもの道をはずませよう)

PROTECT(プロテクト)

・STABILITY(安定した接地感)
・CUSHION(柔らかい接地感)

かなりたくさんの種類がありますが、それぞれのシリーズのコンセプトの中で、どれが一番自分が求めるものに近いかを絞って見ていくと欲しいシューズを選びやすいです。

それぞれの系統のシューズについて以下順に説明いたします。

なお、先日発売された「メタスピードスカイ」「マジックスピード」「ハイパースピード」と近日発売予定の「メタスピードエッジ」についてはまだこの分類に入るのか不明のため、仮にメタスピードシリーズとして扱います。

METASPEED(メタスピード)

メタスピードスカイ」「メタスピードエッジ」「マジックスピード」「ハイパースピード」の4モデルに共通する文字は「スピード」ですが、アシックスの分類にはすでにスピードがあるため、ここでは仮にメタスピードシリーズとして紹介します。

メタスピードスカイ

このシューズの一番の特徴は新しいミッドソールで、「フライトフォームブラストターボ」です。

このミッドソール素材は反発性が非常に高く、それでいて軽量なのが特徴です。

ナイキのヴェイパーフライ・アルファフライに使われているズームXよりは柔らかさはなく反発性は若干落ちます。

しかし、その分、沈み込みが少ないため、走りが安定します。

ヴェイパーフライやアルファフライは、かかと着地や足首の柔らかいランナーには向かない可能性もありますが、メタスピードスカイはそういうランナーほど履いてほしいシューズです。

ナイキの厚底シューズになくてメタスピードスカイにあるのはライド感とグリップ感です。

中足部あたりで着地するとよくわかるのですが、カクッと自然に前に倒れるように進む感覚がありますが、これがライド感です。

また、アシックスグリップというグリップ性の高いアウトソールが使われていることにより、薄底シューズのようなグリップ感があります。

メタスピードエッジ

メタスピードエッジ


メタスピードエッジ)は、先行して発売されたストライド型シリアスランナー向けのメタスピードスカイに対してピッチ型のシリアスランナー向けのシューズです。

メタスピードエッジに使われている素材はメタスピードスカイと同じですが、ミッドソールを薄くしたことにより軽量化されています。

この記事を書いているのは発売前ですが、試走できる機会がありました。

メタスピードスカイと素材は同じとはいえ、走行感は全く異なります。

メタスピードスカイを履いた後に履くと、クッションと反発性には物足りなさを感じられると思います。

また、メタスピードスカイを履いて走った時に感じたライド感(力を入れなくても勝手に足を前に進める感じ)はありません。

その代わり、アシックスグリップのグリップ感はメタスピードエッジの方が有効です。

また、そこそこのミッドソールの厚さのわりに非常に軽量なため、ピッチ走法に向いているのは確かです。

メタスピードエッジは、メタスピードスカイと比べると機能的に劣るように思えてしまいますが、ソーティーマジックやターサーシリーズなどの薄底の進化系と考えた方が良いと思います。

マジックスピード

ミッドソールはフライトフォームブラストです。

また、足の負担を少なくして前に進む「ガイドソールテクノロジー」も有しています。

これは、新スピードシリーズ全てが持っている機能です。

中足部当たりで着地すると、自然と前に足を出してくれるようなライド感があります。

さらに前足部にはカーボンプレートが搭載されています。

アッパーは外側が「モノフィラメントエンジニアードメッシュ」、内側が「マルチフィラメントメッシュ」の2層です。

「モノフィラメント」とは単繊維の糸を意味していて、水はじきと通気性が良いのが特徴です。

その代わりに耐久性と肌触りは微妙なため、内側にマルチフィラメントメッシュを採用しています。

アウトソールには耐久性アップのためAHAR PLUS(エーハープラス)が使われています。

走行感はメタスピードスカイと共通部分が多いです。

ミッドソールは5mmも薄いため単純比較はできませんが、厚さが同じであればクッション性・反発性はそれ以上とも思えます。

その理由はおそらく反発性・クッション性は普通のブラストの方がターボより高いからなのではないかと思います。

反発力に関しては、厚さもあり軽量なメタスピードスカイには敵いませんが、アシックスのシューズの中では現時点で他には負けないレベルです。

ハイパースピード

シリーズの他のシューズと大きく違うのはミッドソールの素材で、通常のEVA(エチレンビニルアセテート)です。

カーボンプレートも入っていません。

ソール自体も薄く、反発性やクッション性を特に謳うシューズではありません。

トレーニング用として人気の高いライトレーサーシリーズと同様に、軽量で癖がなく安価で耐久性の高いシューズです。

ライトレーサーとの大きな違いは、ハイパースピードにはガイドソールテクノロジーがある点です。

ガイドソールのライド感はメタスピードスカイほどはありませんが、メタスピードスカイをレース用にするのであれば、薄底トレーニングモデルとしておすすめの1足です。

まとめ

メタスピードシリーズの各種モデルと向いている人・用途のまとめです。

メタスピードスカイ

ナイキの厚底では柔らかさが微妙だと感じる人のレース用

メタスピードエッジ

薄底感覚で走りたい人のレース用

マジックスピード

メタスピードスカイをレース用にしたい人のスピードトレーニング用

ハイパースピード

コスパ系トレーニング用

メタスピードシリーズについて重さやスペックなど、より詳しくは「アシックス ランニングシューズ 新スピードシリーズ4部作特徴まとめ」の記事を参照してください。


RACING(レーシング)

SPEED(スピード)は速く走ることに焦点を当てたモデルです。

その中でもRACING(レーシング)はいかに速く走るかということを突き詰めたコンセプトのモデルです。

RACING(レーシング)には「METARACER(メタレーサー)」「SORTIEMAGIC(ソーティーマジック)」「TARTHER(ターサー)」「LYTERACER(ライトレーサー)」の4種類のシリーズがあります。

それぞれのシリーズについての特徴を以下説明いたします。

メタレーサー

アシックスで初めてにして2021年3月現在で唯一のカーボンプレート入りシューズです。

クッション性・反発性でナイキの厚底にはかないませんが、フィット感・グリップ力・扱いやすさはメタレーサーの方が上です。

適度に硬さがあり、沈み込みの少ないミッドソールのため、足を速く回転させやすいシューズです。

上級者用モデルと思われていますが、意外と初級者・中級者レベルのランナーにも扱いやすいモデルです。

メタレーサーは、反発性より安定性を求めるピッチ走法のランナーに向いているシューズです。

ソーティーマジック

ソーティーと言えば薄底の代名詞です。

ソーティーマジックはアシックスで最も薄底でエリートランナー向けのレーシングシューズです。

ソーティーには以前ソーティージャパンという、ソーティーマジックより少しクッションのあるシリーズがありましたが、廃盤となってしまいました。

今はソーティーシリーズはソーティーマジックのみとなりましたが、ソーティーマジックにはより反発の強い「RP」と、より軽い「LT」の2つのシリーズがあります。

ソーティーマジックRP5

ソーティーマジックRP5の「RP」はrepulsion(リパルジョン)の略で反発性を意味します。

これだけの軽量モデルのミッドソールはフライトフォームが使われていることが普通ですが、このシューズには反発性に優れるフライトフォームプロペルも併用されています。

また、シューズを屈曲させないためのシャンク(プレート)がしっかり入っていたり、つま先部分のグリップ力を上げるためにアシックスグリップという高グリップ素材が使われているのがLTシリーズと異なる点です。

ソーティーマジックRP5は反発を使ってしっかり蹴って進みたいエリートランナー向けシューズです。

ソーティーマジックLT2

ソーティーマジックLT2の「LT」はlightの略で軽量を意味しています。

薄底で軽量なソーティーマジックの中でも軽量なLTシリーズはアシックスのランニングシューズの中でも最軽量で、27cmで157gほどです。

RP5と違うのはミッドソール素材が全面フライトフォームであること、シャンクの入っている範囲が狭いため、やや屈曲すること、つま先部にアシックスグリップはついていないことです。

ソーティーマジックLT2は、反発をあまり使わず軽いシューズでピッチを速く回したい体重の軽いスピードランナーにおすすめのシューズです。

ターサー

TARTHER(ターサー)シリーズにはターサージールというモデルがあり、ナイキの厚底がブームとなる前は多くのシリアスランナーがレーシングシューズとして着用していました。

ところがターサージール6を最後にターサージールは廃盤となり、後継モデルとしてターサーエッジが発売されました。

しかし、ターサーエッジは以前ターサージールを使っていた人からすると全く違うシューズだという声もあったからなのか、ターサーエッジ2が発売されるタイミングで、ターサーRPという、よりターサージールに近い仕様の新モデルも発売されました。

これにより、ターサーシリーズは「加速力のターサーエッジ」と「反発力のターサーRP」という2つの軸として商品展開していくことになりました。

ターサーエッジ2

ターサーエッジはターサージールの後継モデルという位置付けで発売されましたが、ターサージールのイメージで使いたい人にとってはクッション性が高くスピードを出しづらいシューズになってしまいました。

ターサーエッジ2ではアッパーが改良され、アダプトメッシュ2.0という硬めの素材になりました。

これにより初代ターサーエッジよりスピードは出しやすくなったと思います。

ターサーエッジ2は薄底を使いたいけど少しクッションが欲しいという人や、ソーティーマジックをレース用に履く人の練習用におすすめのシューズです。

ターサーRP

ターサーRPの形状はソーティーマジックRP5に似ています。

特にアウトソールの形状やプレートの入り方は一緒で、パワーで蹴って進むタイプのランナーに向いています。

廃盤となったターサージールにより近いのはターサーエッジよりターサーRPです。

ターサーRPは、ターサージールの後継モデルを探していた人やソーティーマジックRPを勝負用として使用する人の練習用に向いています。

ライトレーサー

ライトレーサーは昔からあったシューズですが、以前のモデルは「TS」とか「RS」という記号がついていました。

TSはトレーニングスペック、RSはレーシングスペックの略ですが、2019年春夏モデルから記号がなくなり、新たなライトレーサーとして生まれ変わりました。

実質初代のライトレーサーは、ライトレーサーTS7に続く8代目のライトレーサーTS8のような位置付けのシューズです。

つまりライトレーサーはレーシングモデルに分類されながら、実質トレーニングモデルです。

前述のソーティーマジックやターサーシリーズをレース用として使用するのであれば、練習用にクッション性と耐久性を加えたライトレーサーはおすすめです。

2021年3月現在は生まれ変わってから3代目のライトレーサー3が発売されていますが、1代前のライトレーサー2から解説いたします。

ライトレーサー2

ソーティーマジックやターサーシリーズと比較すると重量はあります。

ライトレーサー2に特筆すべき機能性はありません。

しかし、部活性のトレーニングを想定して作られたというだけあって耐久性は抜群です。

アッパーはパフプリントという樹脂コーティングになっています。

このハフプリントは通気性はそれほど良くはありませんが、サイドの安定感・ホールド感が増し、耐久性を高めています。

ミッドソールは反発性に優れるフライトフォームプロペルです。

アウトソールは、デュオソールに着想を得た新しい意匠のラバー製です。

デュオソールほどではありませんが、しっかりしたグリップ感があります。

ライトレーサー2は練習でそこそこの薄底を履きたい人の中で、機能性よりコスパを求める中・上級者向けです。

ライトレーサー3


ライトレーサー2からはマイナーチェンジで、アッパーはより耐久性を重視した物に変わりましたが、それ以外は違いが良くわかりません。

ライトレーサー3が発売されたことでライトレーサー2がより安く買えるケースが多いため、セールのライトレーサー2を狙った方が良いのではないかと思います。

ライトレーサー3は前作と同じく、練習でそこそこの薄底を履きたい人の中で、機能性よりコスパを求める中・上級者向けです。

レーシングシリーズまとめ

レーシングシリーズの各種モデルと向いている人・用途のまとめです。

メタレーサー

反発性より安定性を求めるピッチ走法のランナー

ソーティーマジックRP5

反発を使ってしっかり蹴って進みたいエリートランナー

ソーティーマジックLT2

反発をあまり使わず軽いシューズでピッチを速く回したい体重の軽いスピードランナー

ターサーエッジ2

薄底を使いたいけど少しクッションが欲しいという人や、ソーティーマジックをレース用に履くランナー

ターサーRP

ターサージールの後継モデルを探していた人やソーティーマジックRPを勝負用として使用する人の練習用

ライトレーサー2

練習でそこそこの薄底を履きたい人の中で、機能性よりコスパを求める中・上級者

ライトレーサー3

練習でそこそこの薄底を履きたい人の中で、機能性よりコスパを求める中・上級者

レーシングシリーズについて重さやスペックなど、より詳しくは「アシックス ランニングシューズ レーシングシリーズ4部作特徴まとめ」の記事を参照してください。

FAST(ファスト)

SPEED(スピード)は速く走ることに焦点を当てたモデルです。

その中でFAST(ファスト)シリーズは、RACING(レーシング)シリーズよりは劣るもののスピードを出すことに長けたシューズのシリーズです。

FAST(ファスト)シリーズには「GEL-DS TRAINER(ゲルDSトレーナー)」「GEL-FEATHER GLIDE(ゲルフェザーグライド)」「DYNAFLYTE(ダイナフライト)」「GEL-NOOSA(ゲルヌーサ)」「HEATRACER(ヒートレーサー)」の5種類があります。

それぞれのシリーズについての特徴を以下説明いたします。

ゲルDSトレーナー26

ミッドソールはフライトフォームで軽量化していますが、かかとにはGEL(ゲル)が入っているため、かかと部のクッション性は高いです。

また、ミッドソールの内側にはオーバープロネーション防止のためのDUOMAXテクノロジーが使われています。

ファストシリーズというサブ3〜4向けのスピードタイプながら、オーバープロネーション対策を施しているのは珍しいシューズです。

ゲルDSトレーナー26は、オーバープロネーション気味ながらスピードは出して走りたいランナー向けシューズです。

ゲルフェザーグライド5

シューズの名前にもあるフェザー(羽根)のような柔らかさを感じるシューズです。

アッパーはダブルラッセルメッシュという徹底的にソフトフィールを追求した素材です。

ミッドソールは弾力に富んだフライトフォームプロペルで、かかと部外側にはfuze GEL(フューズゲル)という通常のGELより大幅に軽量化されたクッション材が使われています。

ゲルフェザーグライド5は、ある程度スピードは出して走りたいもののシューズに柔らかさを求めるランナーにおすすめです。

ダイナフライト4

ミッドソールはフライトフォームでかかと部にはGELが内蔵されています。

アッパーはアダプトメッシュが使われ、フィット感を高めています。

特にこれといった特徴もないシューズですが、ファストシリーズの中では最もサポート性が高くバランスのいい、癖のないシューズです。

ダイナフライト4は、スピードを出して走りたいもののフィット感・サポート性も求めるランナーにおすすめのシューズです。

ゲルヌーサTRI12

商品名に「TRI(トライ)」がつくように、ゲルヌーサトライ12はトライアスロン用のシューズです。

シューズを簡単に履くことができるよう、かかとにはプルタグ、シューレースは結ぶ必要のないクイックトランジットシューレースが使われています。

また、通気性や水抜けの良さを追求した仕様になっていて、通常のランニングに使用もできますが、基本的にトライアスロン専用シューズと思って良いでしょう。

ヒートレーサー2

ヒートレーサーはファストシリーズの中で最も速く走ることに適したモデルです。

位置付けは廃盤となったライトレーサーRSの後継版です。

ライトレーサーにはTS(トレーニングスペック)とRS(レーシングスペック)が以前はありましたが、それぞれライトレーサーTS7・ライトレーサーRS7を最後に廃盤となりました。

ライトレーサーTS7の方は、TSもRSもつかない新しい「ライトレーサー」に引き継がれましたが、ライトレーサーRS7はヒートレーサーに引き継がれました。

ヒートレーサー2はかつてのライトレーサーRSシリーズを好んで使用していたスピードランナーにおすすめです。

ファストシリーズまとめ

ファストシリーズの各種モデルと向いている人・用途のまとめです。

ゲルDSトレーナー26

スピードは出したいが、オーバープロネーション気味の中級ランナー

ゲルフェザーグライド5

スピードは出したいが、シューズに柔らかさを求めたい中級ランナー

ダイナフライト4

スピードは出したいが、サポート性もほしい中級ランナー

ゲルヌーサトライ12

トライアスロン用

ヒートレーサー2

ライトレーサーRSシリーズの後継モデルを探しているランナー・薄底を履きたいけどレーシングモデルよりはクッションが欲しいランナー

ファストシリーズについて重さやスペックなど、より詳しくは「アシックス ランニングシューズ ファストシリーズ5部作特徴まとめ」の記事を参照してください。

SAVING(セービング)

ENERGY(エナジー)は、走る時のエネルギーに焦点を当てたシリーズです。

その中でSAVING(セービング)シリーズは、エネルギーをなるべく使わず楽に走るという走行効率を追求するモデルです。

ENERGY SAVING SERIES(エナジーセービングシリーズ)に分類されるのは「METARIDE(メタライド)」「GLIDERIDE(グライドライド)」「EVORIDE(エボライド)」の3種類があり、通称ライドシリーズと言われています。

それぞれのシリーズについての特徴を、以下説明いたします。

メタライド

シリーズで最初に発売されたモデルにして現在でもアシックス最高額のモデルです。

ただ、最高額ではあるものの速く走れるシューズではありません。

対象者はフルマラソン5時間から完走レベルです。

ライドシリーズには共通して、足の負担を少なくして前に進むガイドソールテクノロジーがあります。

これは弓形のソールデザインにより、着地した足が前に転がるように足を進ませてくれる仕組みです。

このガイドソールテクノロジーが最も強いモデルがメタライドです。

弓形になっているためシューズを水平に置いた時の接地部分が少ないことと、つま先とかかとのドロップ差がないというのが大きな特徴です。

これらのコンセプトや構造から、メタライドはかかと着地の初心者ランナーがなるべく楽に長く走ることにのみ特化した用途と言えます。

グライドライド2

グライドライド2の対象者はフルマラソン4時間〜5時間レベルで、メタライドより少し上です。

重量はメタライドと同じくらいですが、違うのは、ドロップ差が5mmある点です。

5mmのドロップ差は決して大きくはありませんが、全くないメタライドとはやはり感覚が異なります。

勝手に転がされるような感覚のあるメタライドに対し、グライドライドは転がるような感覚です。

わかりにくい例えかもしれませんが、「転がされる」と「転がる」という違いです。

メタライドは初心者にのみおすすめでしたが、グライドライドは中上級者にとっても長く走るのには有効です。

エボライド2

エボライド2の対象者はフルマラソン3時間〜4時間レベルです。

メタライドやグライドライド2と比べるとかなり重量は軽く、ゲルは入っていません。

ドロップ差はグライドライド2と同じく5mmです。

ライドシリーズの中では重量がかなり軽い分、中上級者にも使えるモデルですが、定価が税抜1万円という安さもシリーズ3作の中で圧倒的です。

また、アシックスの最上級モデルである「メタレーサー」をレース用に用いるのであれば、作りも似ているため、練習用に相性が良いモデルです。

セービングシリーズまとめ

セービングシリーズの各種モデルと向いている人・用途のまとめです。

メタライド

なるべく楽に長く走りたいかかと着地の初心者ランナー

グライドライド2

なるべく楽に長く走りたい中級者ランナー

エボライド2

メタレーサーをレース用に使うランナーの練習用

セービング(ライド)シリーズについて重さやスペックなど、より詳しくは「アシックス ランニングシューズ ライドシリーズ3部作特徴まとめ」の記事を参照してください。

RETURN(リターン)

ENERGY(エナジー)は、走る時のエネルギーに焦点を当てたシリーズです。

その中でRETURN(リターン)シリーズは、着地時や蹴り出し時のエネルギーに着目し、地面から受けるエネルギーを最大化させることに焦点をあてて開発されたモデルです。

「NOVABLAST(ノヴァブラスト)」「DYNABLAST(ダイナブラスト)」「ROADBLAST(ロードブラスト)」「VERSABLAST(ヴァーサブラスト)」の4つのモデルがありますが、シューズ名の最後にブラストとつくようにブラストビヨンドシリーズとも呼ばれています。

以下、このエナジーリターン(ブラストビヨンド)シリーズ4モデルについての特徴を説明いたします。

ノヴァブラスト

ノヴァブラストのアウトソールはこのように特徴的な形状をしています。

これはブラストビヨンドシリーズ全てに共通している形状ですが、これがミッドソールの「FLYTEFOAM BLAST(フライトフォームブラスト)」と並ぶ、このシリーズの反発性の秘密です。

中央部のくぼみが弾む感覚を与えてくれます。

踏み込んだ瞬間に変形し、復元しようとする力で反発を与えてくれるイメージです。

カーボンプレートの強い反発とは違って、足に優しい「弾む」反発といった感じです。

最後に使用シーンですが、反発性はあるとは言え、速く走るためのシューズではなく、ラクに長く走るための反発性のため、ジョグが最適です。

ダイナブラスト

ダイナブラストはノヴァブラストよりトレーニングに適したモデルです。

アウトソールの形状はノヴァブラストと全く同じです。

また、ミッドソールにフライトフォームブラストという素材が使われている点も同じですが、ダイナブラストの方がノヴァブラストより薄いです。

履き心地はノヴァブラストに近いですが、ダイナブラストの方が軽量かつミッドソールが薄く沈み込みが少ないため、スピードを出しやすいタイプです。

とは言え、がっつりしたスピード練習に履くようなシューズではなく、やや速めのジョグとかテンポ走に向いているようなシューズです。

ロードブラスト

ロードブラストはランニングだけでなく、ジムやフィットネスでも使え、カジュアルユースもできるというコンセプトのシューズです。

ミッドソールにはアンプリフォームが基本に使われ、フライトフォームブラストはかかと部分のみ使用されています。

アンプリフォームは軽量感はありますが、特に反発性・クッション性に優れるわけではなく、おそらくコスト削減のために使われています。

そのためランニング「にも」使えるモデルではありますが、ジムやフィットネスに使うレベルのシューズです。

ブラストビヨンドシリーズの入門編として使うのはありですが、本格的なランニングに向いたシューズではありません。

ヴァーサブラスト

ヴァーサブラストもロードブラストと同じく、ジムやフィットネス、カジュアルユースもできるというコンセプトのシューズです。

シリーズ最軽量のモデルですが、ミッドソールにはおそらくランニング用ではないスポンジソールが使われており、ランニング用にはおすすめできません。

価格は安いのとアウトソールは他のブラストビヨンドシリーズと同じため、カジュアルユースでトランポリン感覚を味わいたい人にならおすすめできるシューズです。

リターンシリーズまとめ

リターン(ブラストビヨンド)シリーズの各種モデルと向いている人・用途のまとめです。

ノヴァブラスト

ロングジョグ

ダイナブラスト

速めのジョグや軽いテンポ走

ロードブラスト

ランニングよりジムやフィットネス

ヴァーサブラスト

カジュアルユース

リターン(ブラストビヨンド)シリーズについて重さやスペックなど、より詳しくは「アシックス ランニングシューズ ブラストビヨンドシリーズ4部作特徴まとめ」の記事を参照してください。

STABILITY(スタビリティー)

PROTECT(プロテクト)は初心者・初級者に向けたシリーズですが、その中でSTABILITY(スタビリティー)は安定した接地感に着目したシリーズです。

以下、このSTABILITY(スタビリティー)シリーズに該当する「GEL-KAYANO(ゲルカヤノ)」「GT-2000」「GT-1000」についての特徴を説明いたします。

ゲルカヤノ27

ゲルカヤノシリーズと言えばアシックスの中でも最も有名なランニングシューズと言っても過言ではありません。

これからランニングを始めるという初心者が最初に買うシューズとしてナイキのズームストラクチャー・ペガサスシリーズとともにおすすめされるシューズです。

特にかかと部のゲルの量とクッション性はアシックスのランニングシューズの中でも抜群です。

さらにオーバープロネーション対策としてダイナミックデュオマックスも搭載されています。

これは外側より内側のクッションを硬くすることでかかとが内側に倒れ込むのを防ぐ仕組みです。

ヒールカウンターもかなりしっかりしており、かかとのホールド感が欲しい人にも向いています。

ゲルカヤノは決して柔らかいクッションではありませんがクッション性は抜群で、安定性はアシックス最高レベルのシューズです。

GT-2000 9

GT-2000のクッション性はゲルカヤノほどありませんが、ゲルカヤノより軽量でスピードは出しやすいです。

ゲルカヤノと同じくオーバープロネーション対策のダイナミックデュオマックスが搭載されています。

シューズのねじれ対策のトラスティックも入ってますが、ゲルカヤノほどは大きくありません。

また、アウトソールはスムーズに体重移動できるようなガイダンスラインがあり、スムーズな足運びをサポートします。

GT-2000はゲルカヤノのサポート性を弱めてスピードを出しやすくしたようなシューズです。

GT-1000 10

GT-2000はゲルカヤノよりサポートが弱めでスピードを出しやすいタイプですが、GT-1000はGT-2000よりサポート性が弱めです。

オーバープロネーション対策としてデュオマックス機能はありますが、ゲルカヤノやGT-2000のダイナミックデュオマックスほどサポート機能はありません。

かかとにゲルが入っている点はGT-2000と一緒ですが、前足部にも内蔵されているGT-2000と違ってGT-1000は入っていません。

さらにGT-2000にあったアウトソールのトラスティックはなく、同じようなガイダンスラインはありますが全体的にフラットです。

GT-1000はサポート性の機能はスタビリティーシリーズの中では最も少ないですが、その分だけスピードは出しやすく価格も安いシューズです。

スタビリティーシリーズまとめ

スタビリティーシリーズの各種モデルと向いている人・用途のまとめです。

ゲルカヤノ27

オーバープロネーション気味の初級者、またはこれからランニングを始める初心者用

GT-2000

オーバープロネーション気味であるが、ゲルカヤノよりもう一段上のスピードを出したい初級者・中級者用

GT-1000

ややオーバープロネーションではあるものの、そこそこのスピードで走りたい中級者用

スタビリティーシリーズについて重さやスペックなど、より詳しくは「アシックス ランニングシューズ スタビリティーシリーズ3部作特徴まとめ」の記事を参照してください。

CUSHION(クッション)

PROTECT(プロテクト)は初心者・初級者に向けたシリーズですが、その中でCUSHION(クッション)は柔らかい接地感をコンセプトにしたシリーズです。

以下、このCUSHION(クッション)シリーズの「GEL-NIMBUS(ゲルニンバス)」「GEL-CUMULUS(ゲルキュムラス)」の特徴を説明いたします。

ゲルニンバス23

アシックスの初心用シューズとしてはゲルカヤノが圧倒的に有名ですが、ゲルニンバスも入門シューズとして双璧をなすシューズです。

ゲルカヤノがオーバープロネーションのランナー向けなら、ゲルニンバスはニュートラルかアンダープロネーション向けです。

ニンバスは「雲」を意味していますが、雲のようなフワフワ感を感じられるシューズです。

クッションだけでなくアッパーも柔らかさにこだわって作られています。

ゲルカヤノはオーバープロネーション対策もあって硬さがありますが、より柔らかい方が良い初心者にはゲルニンバスの方がおすすめです。

ゲルキュムラス21

キュムラスもニンバスと同じく「雲」を表すように、コンセプトも似ています。

雲のような柔らかいクッション性のあるシューズで、ゲルニンバスと同じくニュートラルかアンダープロネーション向けです。

ゲルニンバスに比べるとゲルキュムラスの方がライトかつクッション感はやや弱めです。

クッションシリーズまとめ

クッションシリーズの各種モデルと向いている人・用途のまとめです。

ゲルニンバス23

オーバープロネーションではなく、より柔らかいクッション性を求める初心者

ゲルキュムラス21

オーバープロネーションではなく、柔らかいクッション性とある程度の軽量さを求める初心者

まとめ

以上、アシックスのランニングシューズをシリーズごとに紹介しましたが、人気のナイキにはない良さもたくさんあります。

それぞれの特徴をシューズ選びの参考にしていただけたらと思います。

また、他メーカーのランニングシューズについてもまとめてますのでよろしければ下記の記事も参照してください。

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ホカオネオネ ランニングシューズ一覧!おすすめと選び方まとめ

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