アシックスのハイパースピード3は、2023年7月13日に発売されたコスパ系ランニングシューズです。
その価格は税込9,790円と、前作から据え置きです。
昨今、値上げが当然となっているランニングシューズの中で、アップデートしながらも価格据え置きとなるのは珍しいケースです。
アップデートされた内容は、ほぼアッパーのみとなりますが、どう変わったかを中心に以下説明いたします。
ハイパースピード3 重さ
ASICS公式
重さは27cmで約195gと、前作より10g程度も軽くなりました。
ハイパースピード3 アッパー
ASICS公式
アッパーはエンジニアードメッシュです。
見た目は硬そうですが柔らかく、この部分の変更だけで10gも軽くなったとは思えないほどです。
前作もそうでしたが、こんな具合に2層になっています。
また、シュータンの上側(上の画像の赤枠部分)にバンドのようなものがつきました。
ここに結んだ紐を束ねてしまうことができるようです。
ハイパースピード3 ミッドソール
ASICS公式
ミッドソールは変わらずフライトフォームです。
柔らかめのミッドソールが主流になってきた今、フライトフォームは硬く感じます。
ソールは32mmとホームページに記載されていますが、これはたぶんアウトソールも含んで最も厚い部分を示していると思われます。
その数字よりはかなり薄く感じられます。
前作のハイパースピード2は前足部が17mm、かかと部が24mmという記載があったので、今作も変わらないとすると、インソールとアウトソールで8mmほどあることになります。
ハイパースピード3 アウトソール
ASICS公式
アウトソールはAHARです。
AHAR(エーハー)は、AHAR PLUS(エーハープラス)やアシックスグリップにグリップ力では劣るものの、耐久性が高いのが特徴です。
ハイパースピード3 走行感
ASICS公式
軽くて反発性もクッション性もそこそこでクセがありません。
前作同様に、部活生や短距離選手の練習用にも使えるシューズです。
同タイプのシューズにライトレーサー4がありますが、ライトレーサー4と比較すると以下の通りです。
まず、アッパーはハイパースピード3の方が柔らかめ、ライトレーサー4は硬めです。
次にハイパースピード3の方がガイドソールテクノロジーによるライド感があります。
クッション性は同程度ですが、ミッドソールが通常のフライトフォームであるハイパースピード3よりフライトフォームプロペルのライトレーサー4の方がやや柔らかく感じます。
ただ、ライトレーサー4はねじれ防止のために中足部にシャンク(プレート)がアウトソールから見える位置に入っているため、接地感は硬めです。
シャンクがあることとアッパーの硬さから、ライトレーサー4の方が短距離向き、ハイパースピード3の方が長距離向きです。
シューズのサイズ感は、ハイパースピード3がメタスピードプラス・マジックスピード2と同じラスト(木型)であるのに対してライトレーサー4は少し小さめです。
軽量感や価格の安さ、クセの少なさは同じ程度なので、コスパの高いトレーニング用としては、どちらもおすすめのシューズです。
特にメタスピードスカイ+やエッジ+、S4、マジックスピード2をレース用に使っている方なら、ラストの同じハイパースピード3をトレーニング用に使うのはとてもおすすめです。
ハイパースピード3 まとめ
ASICS公式
ハイパースピード3のスペックのまとめです。
・重さ:27cm 195g
・ミッドソール:フライトフォーム
・アウトソール:AHAR(エーハー)ソール
ハイパースピード3の特徴のまとめです。
・クセのないトレーニング用
・ラスト(木型)がメタスピードプラスシリーズと同じ
・より軽量になりながら価格据え置きで高コスパ
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その他のアシックスのランニングシューズについては「アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。