アディダス アディゼロシリーズ スペック・特徴まとめ

アディゼロシリーズは、シリアスランナー向けランニングシューズとして人気の高いアディダスのランニングシューズのシリーズです。

そのアディゼロシリーズの各モデルのスペックや特徴をまとめましたので、履き分けや購入の目安にしていただければ幸いです。

アディゼロ アディオスプロ

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アディオスプロは、一言で言うなら5本指カーボンを搭載したアディゼロシリーズ最強モデルです。

ナイキのヴェイパーフライやアルファフライはフルレングスでスプーン状にカーボンプレートを入れるのが特徴ですが、アディオスプロは足の指に沿って5本のカーボンが入っています。

この骨状のカーボンは「EnergyRods (エナジーロッド)」と呼ばれており、軽量で⾼反発なミッドソール素材「LightstrikePRO(ライトストライク プロ)」と合わさって高い推進性があるシューズです。

ナイキのアルファフライやヴェイパーフライほどの反発力はありませんが、安定性はアディオスプロの方が高く、扱いやすいシューズです。

また、アウトソールは滑りそうな見た目に反して、濡れた路面でも全く滑らないシューズです。

2021年2月現在、キビウォット・カンディ選手が2020年12月6日に出した57分32秒の男子ハーフマラソン世界記録、ペレス・ジェプチルチル選手が2020年10月17日に出した女子単独レースでのハーフマラソン世界最高記録1時間5分16秒は、いずれもこのシューズで達成されたものです。

アディゼロ アディオスプロ スペック

・重さ:27cm225g
・ソールの厚さ:39mm(ヒール39mm/前足部31.5mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+EnergyRods (エナジーロッド)


アディゼロ アディオスプロ2.0

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アディオスプロ2.0は、前作から大きく進化しました。

アディオスプロの代名詞とも言える5本指カーボン「エナジーロッド」は前作のまま受け継がれていますが、アッパー素材・ミッドソールの厚さ・アウトソールの素材はいずれも変更されています。

アッパーはセラーメッシュからセラーメッシュ2.0になり、前作より柔らかくなりました。

ミッドソールは使われている素材「ライトストライクプロ」に変更はありませんが、かかとの厚みは増し、前足部は薄くなり、かかとと前足部のドロップ差が広がることで推進力が上がりました。

アウトソールは最も大きく変わった点で、グリップ性と耐久性を疑問視する声が多かった前作の問題点が修正されました。

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基本部分には軽量でグリップ性の高い「ライトウェイトテキスタイルラバー」、つま先部分にはグリップ性と耐久性の高い「コンチネンタルラバー」が搭載されました。

また、中足部は軽量化のためか空洞部分があり、エナジーロッドが見えるようになりました。

シューズの重さも前作より27cm比較で15gほども軽くなり、ほぼほぼ前作より悪くなった部分はないとも言える進化を遂げました。

なお、アディゼロ アディオスプロ2.0について、詳しくは「アディオスプロ2.0 スペック・特徴レビュー!前作との違いは?」の記事でまとめてますので、よろしければご覧ください。

アディゼロ アディオスプロ2.0 スペック

・重さ:27cm210g
・ソールの厚さ:39.5mm(ヒール39.5mm/前足部29.5mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+EnergyRods (エナジーロッド)

アディゼロ プロ

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アディゼロプロは、一言で言うならアディゼロ ジャパン5に反発性を加えたモデルです。

ミッドソールは軽量な「Lightstrike(ライトストライク)」を基本とし、かかとに「Boost(ブースト)」素材を組み込み、クッション性とグリップ力を高めています。

また、ミッドソールの上にはカーボンプレートが内臓され、前へ進む推進力につながっています。

本来のシューズの位置付けとしてはエリートランナー用のレーシングモデルといったところですが、実際にアディゼロプロをレース用としているエリートランナーは皆無です。

実際、安定性が高く扱いやすいシューズではありますが、反発力ならアディオスプロの方が圧倒的に上です。

厚底というほどミッドソールも厚くはないものの、それほど軽量でもありません。

ミッドソールの素材もアディオスプロのLightstrikePRO(ライトストライク プロ)と違ってLightstrike(ライトストライク)のため、反発性はそこまでありません。

フラットに入ったカーボンプレート、かかとに配置されたブーストフォームから推測すると、フラットもしくは後足部で接地して進んでいくようなシューズです。

かかとで接地しても安定感はあり、クッション性もあるように思います。

そのため、エリートランナーよりむしろ、かかと着地の初心者ランナーのレース用としておすすめです。

アディゼロ プロは、アディゼロジャパン5の延長線上にあります。

しかし、アディゼロプロの延長線上にアディオスプロはないというのが私の印象です。

アディゼロ プロ スペック

・重さ:27cm230g
・ソールの厚さ:28.5mm(ヒール28.5mm/前足部20mm)
・ミッドソール:Lightstrike (ライトストライク)+Boost(ブースト)+カーボンプレート

アディゼロ ジャパン5

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アディゼロジャパンシリーズは、一言で言うならオールインワン型の万能モデルです。

また、アディゼロシリーズの標準モデルとも言えます。

アディゼロジャパン5のミッドソールは「Lightstrike(ライトストライク)」と「Boost(ブースト)」です。

「Lightstrike(ライトストライク)」はフルレングスで搭載されています。

「Boost(ブースト)」はかかと部の下に厚めに、前足部には薄めに入っています。

前作アディゼロジャパン4は「Boost(ブースト)」が主役だったので、大きな変更です。

「Lightstrike(ライトストライク)」の方が軽量で安定性はあります。

「Boost(ブースト)」の方が柔らかくクッション性はあります。

アッパーは上位モデルと同じくセラーメッシュに変更され軽量化されました。

しかし、セラーメッシュは柔らかくはない素材のため、意外と合わない人もいるので注意が必要です。

アウトソールにはコンチネンタルラバーが前足部・後足部に配置され、耐久性を高めています。

以上のことを総括すると、アディゼロジャパンシリーズはオールインワンモデルですが、5になって上級者寄り・スピード寄りに変更されたように思えます。

前作が好きだった方には変更はマイナスかもしれませんが、これだけの機能がありながら価格は安いので、トレーニング用にコスパの高いモデルです。

アディゼロジャパン5 スペック

・重さ:27cm224g
・ソールの厚さ:21.5mm(ヒール21.5mm/前足部12mm)
・ミッドソール:Lightstrike (ライトストライク)+Boost(ブースト)

アディゼロ ジャパン6

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アディゼロジャパン6は、前作から大きくスペックは変更されましたが、前作と同じくオールラウンドに使える万能型モデルです。

厚底と言うほどソールは厚くありませんが、前作から5mm以上厚くなっているため、前作の薄底感が好きだった方には残念な変更と思えるかもしれません。

しかし、重さも前作とそれほど変わらず、走行感としては厚底より薄底の感覚に近いと言えます。

前作に使われていたブーストフォームはなくなり、ライトストライクとライトストライクプロの組み合わせとなりました。

ライトストライクプロはアディオスプロにも使われているアディゼロシリーズ最上級のミッドソールで、反発性の高い素材です。

これを前足部に配置することで前作より反発性を上げています。

ミッドソール下部は前作にも使われていたライトストライクですが、ライトストライクは軽量でクッション性はあるものの、反発性は高くはなく、硬めの素材です。

前作はライトストライクの下に使われていたブーストのおかげで薄底のわりにクッション感がありましたが、今作では接地面がライトストライクになったため、厚くなったソールのわりに薄底感が残っていると推察されます。

また、スペックは前作より盛られているにもかかわらず、本体価格は1,000円安くなっています。

なお、アディゼロジャパン6について、詳しくは「アディゼロ ジャパン6 スペック・特徴レビュー!ジャパン5との違いは?」の記事でまとめてますので、よろしければ参照してください。

アディゼロ ジャパン6 スペック

・重さ:27cm230g
・ソールの厚さ:27mm(ヒール27mm/前足部19mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+Lightstrike(ライトストライク)

アディゼロ タクミセン7

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アディゼロ タクミセン7は、一言で言うならエリートランナー向けの軽量レーシングモデルです。

重さは27cmで170gです。

前作よりかなり軽くなりました。

軽くなった要因の一つはアッパーで、前作より軽量なメッシュになりました。

もう一つの要因はかかと部分の厚みが薄くなったことです。

そのためホールド感は前作の方が良かった感があります。

個人的に軽量な7の方が良いですが、ホールド感を重視している人は注意が必要です。

ミッドソールは「Lightstrike(ライトストライク)」と「Boost(ブースト)」です。

しかし、アディゼロジャパン5がかかとに「Boost(ブースト)」を配しているのに対し、タクミセン7では前足部がメインです。

かかとから着地しても沈み込みはないため、問題はありません。

しかし、「Boost(ブースト)」の反発性を最大限に生かすにはフォアフット着地がベストです。

ミッドソール自体は薄めなので、よほど力のあるランナーでないとフルマラソンでは使いにくいシューズです。

しかし、アディダスでは薄底レーシングの最上級モデルですが、アシックスのソーティーマジックと比べれば厚みはあります。

用途を10kmくらいまでのスピードレースかスピード練習に絞れば上級者でなくても使いこなせるシューズです。

アディゼロ タクミセン7 スペック

・重さ:27cm170g
・ソールの厚さ:25.5mm(ヒール25.5mm/前足部16.5mm)
・ミッドソール:Lightstrike (ライトストライク)+Boost(ブースト)

アディゼロ ベコジ2.0

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アディゼロ ベコジ2.0は、アディゼロシリーズ最軽量モデルで、重さは27cmで168gです。

ベコジという名称はエチオピアのベコジ村に由来しています。

ベコジ2.0は重量だけなら170gのタクミセン7をも凌ぎます。

ミッドソールはBounce(バウンス)です。

これは上位モデルに使われている「Lightstrike(ライトストライク)」並の反発性・クッション性はあるとされますが、重さがあります。

それなのにベコジ2が軽量なのはミッドソールが17mmという薄さによるものです。

これは薄底と言われているタクミセン7が25.5mmあることを考えてもかなりの薄底です。

当然クッション性もないですが、反発性も高くありません。

そのため、レース用には向いていません。

ベコジ2.0の良いところは価格の安さと軽量さで、足裏を鍛えたい時に練習用として履くのがベストです。

アディゼロ ベコジ2.0 スペック

・重さ:27cm168g
・ソールの厚さ:17mm(ヒール17mm/前足部12mm)
・ミッドソール:Bounce(バウンス)

アディゼロ RC3

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アディゼロ RC3は、アディゼロジャパン5とアディゼロ ベコジ2の中間タイプのシューズです。

ミッドソールはLightstrike (ライトストライク)のみでブーストフォームは使われていません。

ブーストは反発性がありますが、一方で沈み込むような感じがあり、ライトストライクより重量もあります。

ブーストの沈み込む感覚が苦手な方にはアディゼロジャパン5よりRC3の方が良いと思います。

アウトソールはコンチネンタルラバーが全面に配置されているため、耐久性が高く練習用におすすめです。

また価格も安く、用途としてはベコジ2と似たところもありますが、ベコジ2よりクッション性があり、距離問わず使いやすいためトレーニング用におすすめです。

アディゼロ RC3 スペック

・重さ:27cm210g
・ソールの厚さ:21.5mm(ヒール21.5mm/前足部12mm)
・ミッドソール:Lightstrike (ライトストライク)

アディゼロ ボストン9

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アディゼロ ボストン9は、一言で言うならアディゼロジャパン5に柔らかさを足したシューズです。

厚底ではありませんが、ブーストフォームが後足部には厚めに搭載されており、しっかりしたクッション性と柔らかさを感じます。

それでいて重さもそれほどないため、フルマラソンなど長距離を走るのにおすすめです。

スピードを出す点においては他のアディゼロシリーズよりは劣りますが、軽量なため、決してスピードを出しづらいモデルではありません。

ただし、ブーストフォームの厚いかかとから着地してしまうとクッションが勝ってしまうため、スピードを上げたい場合は中足部あたりで着地した方が良いです。

アウトソールには格子状にコンチネンタルラバーが全面に配置されているため、耐久性も高くトレーニング用にもおすすめです。

アディゼロ ボストン9 スペック

・重さ:27cm235g
・ソールの厚さ:26mm(ヒール26mm/前足部16mm)
・ミッドソール:Lightstrike (ライトストライク)+Boost(ブースト)

アディゼロ ボストン10

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ボストン10は前作から大きくモデルチェンジしました。

ブーストフォームはなくなり、ミッドソールはライトストライクプロ(上)とライトストライク(下)の2層構造となりました。

ライトストライクプロはアディオスプロにも使われているアディゼロシリーズ最上級のミッドソール素材です。

ソールも厚みを増し、公式レースで使える規定ギリギリの厚さになってシューズの重量も増しました。

さらに一番の特徴はエナジーロッドの搭載で、これはアディオスプロにも搭載されている5本指のバーです。

アディオスプロに使われているエナジーロッドはカーボン製で、ボストン10のエナジーロッドはグラスファイバー製という違いはあるものの、似たような剛性を持つ素材で、シューズに反発性を与えてくれます。

アディオスプロと形状も似ていることから、使用用途としてはアディオスプロをレース用に使うための練習用シューズです。

これだけ重量があるとレースには使いにくく、またこのシューズを履きこなせるのであればアディオスプロも履きこなす感覚が身につけられると思うからです。

これだけスペックを盛りながらも定価は本体価格で14,000円と抑えられているところも良いところです。

なお、アディゼロボストン10について、詳しくは「アディゼロ ボストン10スペック・特徴レビュー!ボストン9との違いは?」の記事でまとめてますので、よろしければご覧ください。

アディゼロ ボストン10 スペック

・重さ:27cm270g
・ソールの厚さ:39.8mm(ヒール39.8mm/前足部31mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+Lightstrike(ライトストライク)+EnergyRods (エナジーロッド)+ナイロンヒールプレート

まとめ

以上、アディダスのアディゼロシリーズについてのまとめでしたが他メーカーのランニングシューズについてもまとめてますので、よろしければ以下の記事も参照してください。

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