アディダス アディゼロ アディオスプロ3 スペック・特徴レビュー!
スポンサーリンク

アディダスのアディゼロ アディオスプロ3は、2022年7月1日に発売されたアディゼロシリーズの最高峰モデルです。

前作のアディオスプロ2は、発売時はアディオスプロ2.0という表記でしたが、現在はアディオスプロ2という表記に変わっています。

そのアディオスプロ2と比較しながら、どう変わったかを説明いたします。

アディオスプロ3 重さ

26cmの実測で201gです。

公式サイトでは27cm215gの記載があったため、もう少し重量があるかと思いましたが、思ったより軽量でした。

(公式サイトでは前作が210g、今作が215g)

スポンサーリンク

アディオスプロ3 アッパー

アッパーはニュースーパーライトメッシュです。

名称からしてより軽くなったと思いますが、前作のセラーメッシュ2.0より柔らかめです。

なお、初代アディオスプロはセラーメッシュで、セラーメッシュ2.0より硬かったため、段々と柔らかくなってきています。

スポンサーリンク

アディオスプロ3 ミッドソール

ミッドソールはライトストライクプロです。

こちらはアディゼロシリーズで最も反発性とクッション性に富んだ柔らかい素材です。

厚さはかかと部が39.5mmで前作アディオスプロ2から変わらず、前足部は33mmと3.5mmも厚くなりました。

かかと部に厚さを表す「39」が刻まれています。

前作では10mmあったドロップ差は6.5mmに縮まり、走行感も大きく変わりました。

さらに上から見ても少し横にはみ出すくらいに幅広になりました。

また、ミッドソールに内蔵されているカーボンバー「エナジーロッド」は、前作では中足部から前足部のみでしたが、今回はフルレングスで搭載されました。

このフルレングスのカーボンバーのことをエナジーロッド2.0と呼んでいます。

アディオスプロ3 アウトソール

前足部にコンチネンタルラバー、中足部と後足部にライトウェイトテキスタイルラバーという組み合わせは前作と一緒ですが、ラバー部分が広がりました。

コンチネンタルラバーは強力なグリップ性が特徴で、ライトウェイトテキスタイルラバーは高いグリップ性がありながら、軽量な素材です。

ラバー面積を増やすと耐久性とグリップ性は上がりますが、重量も上がります。

それを抑えるため、地面に触れない部分は切り込みや空洞化されたデザインとなっています。

アディオスプロ3 走行感

アディダス オンラインショップ

厚みを増した前足部のクッション性・反発性は前作より大きく上がりました。

また、エナジーロッドがフルレングスに伸びたこと、ミッドソールが幅広になったことによって安定感も上がりました。

これだけの変更があれば重量もアップしそうですが、前作とそれほど変わらないのは、ところどころ空洞があり、削られている部分もあるためです。

この空洞部分は走る際の違和感になるかと思うかもしれませんが、実際にはそこで着地することはないためか、全く空洞部分の存在を忘れるくらいです。

かかと部は39.5mmと極厚ですが、かかとで着地してもぐらつきはありません。

ライトストライクプロは柔らかく反発性もありますが、ぐらつくほどの不安定さは感じられません。

前作では気になる人もいたようですが、今作の方が安定感を増しました。

また、グリップ性は抜群です。

前足部のコンチネンタルラバーはキュっと貼り付くような吸着感、中足部のライトウェイトテキスタイルラバーはざらっとした摩擦感があって全く滑る感じがありません。

かかとで着地しても不安定感はありませんが、本来の良さを引き出すには、このライトウェイトテキスタイルラバーの部分で着地すべきです。

特に母指球のあたりでは強い弾力性を感じます。

反発性自体はナイキのヴェイパーフライと比べると弱いと思いますが、グリップが良く不安定さもないため、アディオスプロ3の方が扱いやすいと感じます。

クッション性もヴェイパーフライより上です。

そのため、より速いスピードが要求されるハーフ以下の距離より、フルマラソンなどの長距離向けです。

まとめ

アディオスプロ3のスペックのまとめです。

アディオスプロ3 スペック

・重さ:27cm215g(実測値26cm201g)
・ソールの厚さ:39.5mm(ヒール39.5mm/前足部33mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+EnergyRods 2.0(エナジーロッド2.0)

アディオスプロ3 特徴

・グリップ性抜群
・ミッドフット着地がベスト
・反発性も高いが、クッション性も高く長距離向き

また、ナイキのヴェイパーフライネクスト%2、アシックスのメタスピードスカイ+と比較すると以下のような感じです。

反発性比較

ヴェイパーフライネクスト%2>アディオスプロ3>メタスピードスカイ+

軽量性比較

ヴェイパーフライネクスト%2>メタスピードスカイ+>アディオスプロ3

安定性比較

メタスピードスカイ+>アディオスプロ3>ヴェイパーフライネクスト%2

グリップ性比較

アディオスプロ3>メタスピードスカイ+>ヴェイパーフライネクスト%2

クッション性比較

アディオスプロ3>ヴェイパーフライネクスト%2>メタスピードスカイ+

その他のアディゼロシリーズに関しては、「アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事でまとめてますのでよろしければ参照してください。

スポンサーリンク