ニューバランス フューエルセル5280 V2 スペック・特徴レビュー！

ニューバランスのフューエルセル5280 V2は、2023年1月13日に発売された、超軽量の薄底カーボンプレート入りシューズ「フューエルセル5280｣の2代目モデルです。

「5280」は、1マイルをフィートに換算すると5280フィートとなることから名付けられた名称です。

1マイルのような短い距離での高速レースを想定した、ハイレベルのランナーがハイスピードで走ることに特化したシューズです。

価格は26,400円（税込）と、前作の24,200円より2,200円高くなりました。

フューエルセル5280 V2 重さ

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27cmで約142gと、前作とほぼ同じで超軽量です。

カーボンプレート入りのシューズとしては考えられないくらいに軽量です。

フューエルセル5280 V2 アッパー

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前作はハイポニットという、伸縮性が高く、かなり締め付けの強いニットでした。

シュータンやかかと周りも一体型のタイプだったため、履くのに少し苦労するところもありましたが、今作ではエンジニアードメッシュになり、少しゆったりしました。

そのため、前作の締め付け感が好きだった方にはマイナスですが、決してフィット感が悪いわけではありません。

フューエルセル5280 V2 ミッドソール

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ミッドソールはもちろんフューエルセルです。

厚さは25mm以内と、トラック800m以上の公認レースに使える薄さですが、カーボンプレートもミッドソールの間に入っています。

フューエルセル5280 V2 アウトソール

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かかと部分はフューエルセルが剥き出しでラバーもついていないため、耐久性は低いです。

前足部から中足部にかけてはダイナライドというチップがついています。

これによってスパイクのようなグリップ感があります。

フューエルセル5280 V2 サイズ感

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ウィズ（足幅）はDサイズのみです。

そのため、少し幅は狭めですが、他メーカーの通常サイズ（2E）が入るのであれば大丈夫だと思います。

また、前作の方が締め付ける感じは強かったため、前作よりはゆったりしたように感じます。

フューエルセル5280 V2 走行感

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アウトソールがフラットでないため、まっすぐに立てないような不安定さがあります。

フラットに着地しようとすると、土踏まずの部分が地面に当たり、自然と前に重心を移動できるような設計がされています。

ホカオネオネのロッカー機能やアシックスのライドシリーズのライド感は後ろから前への重心移動をスムーズにする感覚ですが、それとは違い、真ん中から前、外から内です。

中足部の外側から前足部の内側の母指球のあたりへ自然と重心が抜けるような感じがします。

画像の→の流れです。

かかとから着地してしまうとフューエルセルの柔らかさに重心をもっていかれてしまうため、かかと着地はNGです。

前足部か中足部で着地するのがおすすめです。

これだけ軽量かつ薄底のシューズなので、クッション性はないと思われがちですが、この薄さのわりにはクッション性も感じます。

フューエルセル5280 V2は薄底で反発感のあるシューズという分野において圧倒的と言えるシューズです。

アシックスのソーティーマジックRP6も薄底レーシングシューズとしては優秀ですが、反発感やクッション性はフューエルセル5280 V2の方が上です。

しかし、薄さのわりにクッション性はあるとしても、フルマラソンで履くにはよほどの走力があるか体重が軽いランナーでないと難しいでしょう。

軽量なためピッチは確かに上げやすいですが、反発性も高く足への負担も高いためです。

また、後半疲れてきてかかと着地になってしまうと、このシューズの特性を生かせないばかりか、ただ不安定なシューズとなってしまうだけに、最低でもキロ4分は切って走れるスピードが必要です。

用途としては800m〜10,000mのトラックレースか、5kmや10kmなど比較的短めのロードレースが向いているでしょう。

なお、ダイナライドのグリップ感は、トラックよりもロードの方が生きると思います。

まとめ

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まずはスペックのまとめです。

次にフューエルセル5280 V2の特徴および向いているランナーのタイプです。

その他のフューエルセルのランニングシューズについては「ニューバランス ランニングシューズ徹底レビュー！ スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。