ニューバランス ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ

ニューバランスのランニングシューズにはFuelCell(フューエルセル)・HANZO(ハンゾー)・FRESH FOAM(フレッシュフォーム)の3シリーズがあります。(※2022年10月現在ハンゾーシリーズはほぼ廃盤状態)

それぞれのシリーズの特徴を簡単にまとめると以下のような感じです。

FuelCell(フューエルセル)

弾むような反発

HANZO(ハンゾー)

薄底で軽量

FRESH FOAM(フレッシュフォーム)

柔らかいクッション

フューエルセル

ニューバランスの中でも最も万人受けもするし、エリートランナーにも人気があるのがフューエルセルシリーズです。

フューエルセルシリーズは、フューエルセルという反発性素材をミッドソールに使ったシリーズです。

このミッドソールは非常に柔らかく、それでいて反発性に富んだ素材です。

また、つま先は反り上がっていたり、レース用はカーボンプレートが入っていたりと最近のランニングシューズの流行を取り入れたシリーズです。

フューエルセル 5280

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フューエルセル5280 スペック

・重さ:27cm140g
・アッパー:ハイポニット
・ミッドソール:フューエルセル+カーボンプレート
・アウトソール:ダイナライド

「5280」は、1マイルをフィートに換算すると5280フィートとなることから名付けられた名称です。

1マイルのような短い距離での高速レースを想定した、ハイレベルのランナーがハイスピードで走ることに特化したシューズです。

スパイクのようにロードを走れるというコンセプトから作られただけあって非常に軽くグリップの良いシューズです。

重さは27cmでわずか140gです。

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アッパーはハイポニットというニット素材で、通気性が非常に良く軽量で締め付けは強めです。

幅も細身のDサイズのみ(レディースはB)の展開で、一般的なEや2E、幅広の4Eサイズはなくキツめです。

ミッドソールはフューエルセルで、ナイキのズームX並みに柔らかいクッションです。

厚底とも薄底とも言えない程度の厚みですが、重さから想定するよりクッションがあるのは、このミッドソール素材のおかげです。

また、カーボンプレートが入っていることもあり、反発性も高いです。

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アウトソールも非常に特徴的で、ダイナライドというチップが前足部から中足部についており、これがスパイクのピンのように地面を引っ掻く推進力を与えてくれます。

以上はフューエルセル5280の良い点でしたが、以下はデメリットです。

まずは耐久性のなさです。

アウトソールのダイナライドの消耗もありますが、かかと部分はフューエルセルが剥き出しのため、耐久性はありません。

次に安定感のなさです。

かかとが柔らかいのもありますが、ソールがフラットではなく真ん中が浮くような形状になっているため不安定です。

その不安定さにより速く走れるという点はナイキのアルファフライにも似ていますが、不安定さではフューエルセル5280の方が上です。

かかと着地は絶対にNGです。

少なくともキロ4分は切るスピードでないと、エネルギーは上ブレ・横ブレしてしまいそうな不安定さです。

世界選手権の女子1,500m金メダリストのジェニー・シンプソン選手や1,500m・3,000mの現日本記録保持者(2021年4月現在)の田中希実選手がこのシューズを履いていることで知られています。

彼女らのようなトップレベルの選手であれば履きこなせるかもしれませんが、なかなか市民ランナーに使いこなすのは難しいシューズです。

使いこなせるにしても、距離は長くてもハーフまでという超エリート向けシューズです。

フューエルセル5280について、より詳しくは「フューエルセル5280徹底レビュー!スペック・特徴・履き心地まとめ」の記事を参照してください。

フューエルセル RCエリート

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フューエルセル RCエリート スペック

・重さ:27cm197g
・アッパー:2レイヤーメッシュ
・ミッドソール:フューエルセル+カーボンプレート
・アウトソール:ダイナライド

フューエルセル5280が中距離向けのエリートシューズなら、RCエリートはフルマラソン向けのエリートシューズです。

アッパーは2レイヤーメッシュで通気性は良く、5280のハイポニットのような締め付け感はありません。

こちらもカーボンプレートは入っていますが、ミッドソールのフューエルセルの柔らかさの方が強く感じられます。

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アウトソールは5280と同じくダイナライドがついており、地面を掴みやすいソールです。

かかと部分はラバーがついているため耐久性は5280より高いですが、かかとで着地してしまうとクッションに持っていかれてしまいます。

そのため、着地位置はフォアフットかミッドフットが良いと思います。

ウイズ(足幅)は5280と同じくD(レディースはB)しかないため細身ですが、5280のような締め付け感はないため、普通サイズの人でも履けると思います。

フューエルセル RCエリートV2

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フューエルセル RCエリートV2

・重さ:27cm215g
・アッパー:ニット
・ミッドソール:フューエルセル+カーボンプレート
・アウトソール:ラバー

前作からは大幅にスペックが変更されました。

最も大きな変更点はミッドソールの厚さです。

かかとが39mm、つま先が31mmと前作よりかかとで5mm、つま先で7mmも厚さが増しました。

これにより重さも増えましたがクッションも反発性も大きく向上しました。

また、アッパーはメッシュからニットに、アウトソールはダイナソールがなくなりラバーとなりました。

アッパーはニットになったことでホールド感を増した感じはありますが、5280のような締めつけ感はありません。

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アウトソールはダイナソールでなくなったことでグリップ感は落ちたかもしれませんが、このシューズの反発感を生かすのにダイナソールのグリップは必要ないでしょう。

さらにワイズについては2Eが追加され、Dか2Eが選べるようになりました。(レディースはBのみ)

ただし、他メーカーでは2Eが通常サイズというのが一般的な認識かもしれませんが、このシューズの2Eだと少し幅広に感じるかもしれません。

フューエルセル RCエリートV2について、より詳しくは「ニューバランス フューエルセルRCエリートV2 スペック・特徴」の記事を参照してください。

フューエルセル スーパーコンプペーサー


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フューエルセル スーパーコンプペーサー

・重さ:27cm195g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フューエルセル+カーボンプレート(エナジーアーク)
・アウトソール:ラバー

フルマラソン向けの厚底RCエリートに対して、スーパーコンプペーサーは5~10kmのロードレース向けの中厚底シューズです。

大きな特徴はエナジーアークと呼ばれる、弓状に入ったカーボンプレートの形状です。

ミッドソールのフューエルセルは柔らかくもちっとした感触が特徴ですが、スーパーコンプペーサーのミッドソールはエナジーアークのせいもあってか硬く感じます。

そのため、安定性が高く、かかと着地でも問題ありません。

フューエルセル スーパーコンプペーサーについて、より詳しくは「フューエルセル スーパーコンプペーサー スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

フューエルセル スーパーコンプトレーナー

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フューエルセル スーパーコンプトレーナー

・重さ:27.5cm310g
・アッパー:レースニット
・ミッドソール:フューエルセル+カーボンプレート(エナジーアーク)
・アウトソール:ライトウェイトソリッドラバー

スーパーコンプトレーナーは47mmという極厚のミッドソールを持つ超厚底トレーニングシューズです。

中厚底のレーシングシューズであるスーパーコンプペーサーと同じく弓形のカーボンプレート「エナジーアーク」が入っています。

反発性に関してはこれだけの厚みとエナジーアークがあることによりかなり高く、クッション性も非常に良いです。

また、この厚さのわりに安定感もあります。

しかし、300gを超える重さがあるため、ゆっくり走ると重さを感じてしまうだけで、ある程度の速さで走る必要があります。

スピードに乗れば乗るほど重さを感じなくなるため、400mのインターバルなどの極端に速いペースにも対応は可能です。

また、ミッドソールの厚さは40mmを超えているため、公認レースに使用することはできませんが、重量を考えると非公認のレースであれ使用することはおすすめできません。

用途として最も向いているのはスピード練習、それもトラックより負担のかかるロードでのスピード練習です。

スーパーコンプトレーナーについて、より詳しくは「フューエルセル スーパーコンプトレーナー スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

フューエルセル TC

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フューエルセル TC

・重さ:27cm265g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フューエルセル+カーボンプレート
・アウトソール:ブラウンラバー

TCはカーボンプレート入りのトレーニング用シューズです。

5280やRCエリートと同じくワイズ(足幅)はD(レディースはB)しかありませんが、Eや2Eの人でも充分履けるサイズ感で、普段Dの人が履いたらむしろ幅広に感じるのではないかと思います。

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アウトソールは前足部にブラウンラバーが採用されています。

ブラウンラバーは5280やRCエリートに使われているダイナライドのようなグリップ力はありませんが、硬さがあり耐久性は高そうです。

中足部から後足部はフューエルセルが剥き出しになっており、かなり柔らかいです。

しかし、後足部の両サイドには硬い素材が使われており、かかとで着地しても安定感があります。

ここが、かかとで着地するとフューエルセルの柔らかさに持っていかれてしまうRCエリートや5280との大きな違いです。

また、カーボンプレート入りのシューズとしてはかなり履き心地は柔らかめです。

シューズの重量や位置付けでいうとナイキのズームフライ3に似ていますが、それと比較すると柔らかい分、反発力や推進力は落ちる気はします。

しかし、足当たりが柔らかい分、フューエルセルTCの方が履き心地は良く、長距離には向いている感じです。

RCエリートをレース用とするのであれば、TCをトレーニング用にするのがおすすめですし、初心者・初級者レベルであればレース用にも使えるシューズです。

※フューエルセルTCはすでに廃盤になっていると思われます。

フューエルセル レベルV2

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フューエルセル レベルV2 スペック

・27cm:210g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フューエルセル
・アウトソール:ライトウェイトソリッドラバー

レベルV2は軽量かつクッション性もあり、スピードもそこそこ出しやすい万能タイプのシューズです。

前作のレベルより14%反発力がアップしたとされていますが、確かにカーボンプレートが入っていないのになかなかの反発力があります。

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アウトソールは水色の部分がライトウェイトソリッドラバーで、黒色の部分がNデュランスという少し硬めのラバーです。

白い部分はフューエルセル剥き出しですが、その周囲にラバーがついているため、どこで着地しても安定感があります。

クッション感という点では後述するプロペルV2やプリズムには敵いませんが、これだけスピードを出しやすく軽量なシューズの中ではかなりクッション性があります。

そのため、スピード練習からロング走、ジョグまで幅広く使えます。

使い勝手はフューエルセルで一番良いモデルです。

なお、ワイズはDの他、2Eもありますが、2EサイズがあるのはLGカラーのみのようです。

フューエルセル レベルV3

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フューエルセルレベルV3は、非常に柔らかく、沈みこんで反発するシューズです。

ミッドソールも前作より1.5mm厚くなりました。

そのぶん、やや不安定感はありますが、うまく使うと前への推進力につながります。

カーボンプレートの入っていないシューズとしては最上級レベルの反発感があります。

プレートが入ってないことで、トレーニングとしてはあらゆる目的で使いやすいです。

速めのペース走からインターバル、ロング走からジョグまで使えます。

オールラウンドタイプのシューズはもう少し硬さや重さがある場合が多いのですが、これだけ柔らかくて軽くてオールラウンドに使えるシューズはなかなかありません。

フューエルセル レベルV3 スペック

・重さ:27cm209g
・アッパー:レースニット
・ミッドソール:フューエルセル
・アウトソール:ブローンラバー

フューエルセル レベルV3について、より詳しくは「ニューバランス フューエルセル レベルV3 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

フューエルセル プロペルV2

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フューエルセル プロペルV2

・27cm:264g
・アッパー:エンジニアードメッシュ+トレースファイバー
・ミッドソール:フューエルセル
・アウトソール:ライトウェイトソリッドラバー

プロペルV2はフューエルセルの中でも最もクッションの高いシューズです。

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後述するプリズムと並ぶ初心者向けモデルですが、プロペルV2の方が柔らかさがあります。

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アウトソールはフューエルセルシリーズで最もしっかりラバーが配置されており、耐久性もあります。

重量はあり、スピードを出しやすいタイプではないので用途はジョグに限られますが、柔らかい接地感が好みの方にはおすすめのモデルです。

なお、ワイズはDのみ(レディースはBのみ)です。

※フューエルセル プロペルシリーズはすでに廃盤になっていると思われます。

フューエルセル プロペルV3

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フューエルセル プロペルV3

・27cm:258g
・アッパー:エンジニアードメッシュ+トレースファイバー
・ミッドソール:フューエルセル
・アウトソール:ライトウェイトソリッドラバー

プロペルシリーズは、プリズムシリーズをしのぎフューエルセルで最もクッション性の高いモデルです。

前作とミッドソール・アウトソールは変更なく、そのクッション性は変わりません。

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アッパーの変更で軽量化されましたが、履き心地はあまり変わりません。

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スピードを出しやすいシューズではないのでジョグ専用で、柔らかい接地感が好きな方におすすめです。

ワイズはDのみ(レディースはBのみ)です。

※フューエルセル プロペルシリーズはすでに廃盤になっていると思われます。

フューエルセル プリズム

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フューエルセル プリズム

・27cm:231g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フューエルセル+メディアルポスト
・アウトソール:ライトウェイトソリッドラバー

プリズムは初心者向けによくおすすめされるモデルです。

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プロペルV2と比べるとプリズムの方が軽量で安定感はあります。

そのためスピードも出しやすく、初心者でなくても使い勝手の良いシューズです。

スピードの出しやすさではレベルV2>プリズム>プロペルV2で、クッション性は逆にプロペルV2>プリズム>レベルV2といった位置づけです。

プリズムは、弾むけど柔らか過ぎないバランスの良いシューズです。

また、プリズムにはメディアルポストという構造があります。

かかと部の内側のミッドソールの硬度を高めることで、足が内側に倒れ込むことを防く効果があります。

いわゆるオーバープロネーション防止効果です。

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アウトソールはプロペルV2ほどのラバー面積はないのですが、ヒールや前足部などメインの着地箇所にはラバーが配置され、耐久性を上げています。

どの部分で着地しても変わらないクッション性と反発性を感じられるのも、このモデルの特徴です。

なお、ワイズはDのみ(レディースはBのみ)です。

※フューエルセル プリズムシリーズはすでに廃盤になっていると思われます。

フューエルセル プリズムV2

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フューエルセル プリズムV2

・重さ:27cm231g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フューエルセル+メディアルポスト
・アウトソール:ラバー

前作からはマイナーチェンジです。

主な変更点は以下の通りです。

フューエルセル プリズムV2の前作からの変更点

・メディアルポストが高くなった
・アウトソールのラバー面積増
・2ウィズ展開となった

オーバープロネーション防止のためのメディアルポストがより高い位置まで入り、内側が硬くなりました。

これにより、前作より足首が内側に倒れ込みにくい仕様となりました。

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アウトソールはラバー面積が増え、RCエリートV2とそっくりになりました。

これによって特に前足部の耐久性は上がりました。

また、前作はDサイズのみのウィズ展開でしたが、カラーによっては2Eサイズも選べるようになり、足幅の広い人にも対応できるようになりました。

シューズの用途としては、前作と同じく初心者から上級者まで幅広く使えるジョグ用です。

なお、フューエルセル プリズムV2について、より詳しくは「フューエルセル プリズムV2 スペック・特徴!前作との違いは?」の記事を参照してください。

※フューエルセル プリズムシリーズはすでに廃盤になっていると思われます。

[補足]ウィズ(ワイズ・足幅)について

フューエルセルシリーズはほとんどのモデルでDのみ(レディースはBのみ)です。

他のメーカーでDはナローとかスリムと言われる狭めなサイズ感で、Eとか2Eが普通サイズ、4Eがワイドというのが通常です。

では足幅が狭い人しか履けないかというとそうとも言えず、ナイキでは通常サイズを履いている私も普通に履けます。

Dとはいえ、少し甲が高いのかDサイズだからちょうど良いと思って履くと、逆に幅広に思えてしまう可能性があります。

5280に関してはアッパー素材の影響もあるのか本当に狭めな印象がありますが、その他のモデルは他のメーカーで普通モデルを履いている人は普通に履けるのではないでしょうか。

[補足]型番について

ニューバランスは型番の表記の仕方がわかりにくいです。

他のメーカーでは2代目モデルはシューズ名の後ろに「2」をつけて呼ぶのが通常ですが、ニューバランスでは「V2」と呼びます。

VはヴァージョンのVだと思われますが、実は公式ページの型番には「V」が入っていないため、よりややこしくなってます。

具体例をレベルV2で挙げると以下のような型番表記となります。

  1. FuelCell REBEL M LG2
  2. FuelCell REBEL M LB2
  3. FuelCell REBEL M LK2
  4. FuelCell REBEL M LR2
  5. FuelCell REBEL W NG2
  6. FuelCell REBEL W LG2
  7. FuelCell REBEL W LM2
  8. FuelCell REBEL W LP2
  9. FuelCell REBEL W LR2

FuelCell REBELまでの表記は同じですが、その次に表記されるのは「M」か「W」で、これはメンズかウィメンズの略です。

その次の2桁のアルファベットはカラーで示していて、最後の数字がヴァージョンです。

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つまり、このモデル(1のFuelCell REBEL M LG2)であればメンズのレベルV2のLGカラーとなります。

LGカラーはウィメンズにもあります。

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しかし、それはこちらのシューズで、全くカラーの違うモデルです。

カラーの例はレベルV2で、TCは同じ型番で同じ色だったりします。

フューエルセル全てに当てはまるわけではないのが余計にややこしいところです。

なお、例に挙げたレベルV2のLGカラーはメンズ・ウィメンズともにウィズが選べます。

メンズはDか2E、ウィメンズはBかDが選べますが、ワイズの違いは型番ではわかりません。

なお、他のカラーはスリムタイプのメンズD・ウィメンズBしかなく、フューエルセルとしてはスリムしかない方がスタンダードです。

ハンゾー

ハンゾーシリーズは薄底で軽量なのが特徴ですが、薄底を履く人が激減したこともあってか廃盤になったものと思われます。

公式サイトではもう販売されていませんが、Amazon・楽天・Yahooショッピングなどではまだ購入することが可能です。

いずれもかなり安くなっていますので、薄底のトレーニング用が欲しいと思っている人は参考にしてみてください。

HANZO(ハンゾー)W

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WはWiner(ウイナー)の略です。

Wが発売される前は後述するSが最上級のモデルでした。

Sはサブ2.5をターゲットにした超ハイレベルモデルだったため、Sを使う人はあまりいなかったものと思われます。

そのためSを廃盤とし、少しレベルを落としてサブ3くらいをターゲットにしたWが新たに発売されました。

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HANZO(ハンゾー) Wは27cmで158gとかなり軽量です。

アッパーはスーパーブリーザブルメッシュという、かなり通気性の良いメッシュが使われています。

ミッドソールはREVLITE X(レブライトX)というソールで、これは従来のREVLITE(レブライト)から重量をそのままに反発性・クッション性を28%アップしたとされています。

とは言え、もともとREVLITE(レブライト)という素材は反発性がそこまで高いわけではないため、REVLITE X(レブライトX)も反発性の高い素材というより軽量さに優れる素材というイメージです。

反発性ではREVLITE X(レブライトX)よりフューエルセルの方が上です。

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次にアウトソールですが、DYNARIDE(ダイナライド)というグリップの効くソールが前面についています。

また、カーボンプレートも入っていないため、ソールは非常に屈曲します。

走り方としては、ミッドフットで着地し、ソールをしっかり屈曲させて前足部でグリップを効かせて地面を蹴るような感じがシューズの特性を生かせます。

また、走法としてはピッチ走法が向いています。

重量も軽くソールも薄いため、体重の軽いエリートランナー向けのレーシングシューズです。

HANZO(ハンゾー)R

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Rはracer(レーサー)の略です。

ターゲットはサブ3レベルで、見た目もWにそっくりです。

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Rはこれが3代目のモデル(V3)です。

重さは27cmで186gと軽量ですが、Wと比べると30g近く重くなります。

アッパーのスーパーブリーザブルメッシュとミッドソールのREVLITE X(レブライトX)はWと同じスペックです。

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アウトソールの形状はWと異なります。

グリップの良いDYNARIDE(ダイナライド)はWと同じく前面にありますが、後足部のラバーは耐久性やクッション性がWより高そうです。

そのため、完全レース用のWに対し、Rは薄底のスピードトレーニング用にも使えるモデルです。

なお、反発性とクッション性の上がったREVLITE X(レブライトX)が搭載されたのはV3のモデルで、V2までは通常のREVLITE (レブライト)でした。

HANZO(ハンゾー)T

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TはTrainer(トレーナー)の略で、トレーニング用を意識した作りです。

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Tはこれが4代目のモデル(V4)です。

重さは27cmで214gほどと、トレーニング用としては軽量です。

しかもミッドソールはWやRと同じくREVLITE X(レブライトX)が搭載されています。

V3は通常のREVLITE(レブライト)なのでミッドソールの変更はV4のアップデートポイントです。

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アウトソールはRと似ていますが、かかと部分はより強化され、耐久性が高そうです。

上位モデルと大きく違うのはアッパーで、通気性と軽量性を重視したWやRと違って耐久性の高いアッパーです。

クッション性や反発性はそこまで高いシューズではありませんが、幅広いトレーニングに対応できるモデルです。

HANZO(ハンゾー)U

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UはUltra racer(ウルトラレーサー)の略でフルマラソンからウルトラマラソンを意識した長距離モデルです。

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ミッドソールはREVLITE(レブライト)で、上位モデルと違ってREVLITE X(レブライトX)ではありませんが、厚みもありクッション性はあります。

しかし、その分もちろん重量もあり、27cmで270gほどです。

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アウトソールはフラットでグリップ性より安定性や耐久性を重視した感じです。

ハンゾーUは特別クッション性にも反発性にも優れているわけでもなく、重量もありコスパが良いわけでもないため、正直おすすめできるポイントはありません。

長距離を走るモデルを探しているのであれば、同じニューバランスの中でも、フューエルセルシリーズのプリズムやプロペルの方が圧倒的におすすめです。

HANZO(ハンゾー)S

SはSpecial racer(スペシャルレーサー)のSで、ハンゾーシリーズの最上級モデルとしてサブ2.5のエリートランナー向けに作られていましたが、2代目(V2)までで廃盤となりました。

神野大地選手もSではなくRを履いていたくらいなので、Sを履く人はなかなかいなかったと思われます。

Sの後継モデルとしては前述のWが発売され、サブ3ランナーレベルまで対象を広げた感じです。

HANZO(ハンゾー)C

CはChallenger(チャレンジャー)のCです。

サブ4レベル向けのシューズとして2代目(V2)まで発売されましたが廃盤になったようです。

使用シーンとしてはTで代用可能ではないかと思います。

HANZO(ハンゾー)V

VはおそらくVictory(ビクトリー)のVです。

キッズ向けモデルのため詳細は省きますが、後述するJの上位版と思われます。

HANZO(ハンゾー)J

JはおそらくJunior(ジュニア)のJです。

名前の通りキッズ向けモデルのため、詳細説明は割愛します。

[補足]型番について

ニューバランスは型番の表記の仕方がわかりにくいです。(これはフューエルセルシリーズでも同じです)

他のメーカーでは2代目モデルはシューズ名の後ろに「2」をつけて呼ぶのが通常ですが、ニューバランスでは「V2」と呼びます。

VはヴァージョンのVだと思われますが、実は公式ページの型番には「V」が入っていないため、よりややこしくなってます。

具体例を「T」のV4で挙げると以下のような型番表記となります。

  1. NB HANZO T M A4
  2. NB HANZO T M B4
  3. NB HANZO T W A4

1のMはメンズのMですが、実はTはV4からメンズでなくユニセックスです。

WやRも最新版はユニセックスとなっているので、Uも次のヴァージョンが出るならユニセックスとなるでしょう。

表記としてユニセックスは「=メンズ」と思ってください。

1と2の違う点は4の前についているのがAかBかという点です。

これはカラーの違いを表しています。

最後に3ですが、Wはウィメンズを表しています。

3のカラーも1と同じAですが、MのカラーAとWのカラーAは色が違います。

しかし、「W」や「R」のカラーWはユニセックスでもウィメンズでも同じだったりと色々ややこしいのです。

さらに「HANZO W」にはこんな型番があります。

NB HANZO W W W1

最初のWはウイナーのW、次のWはウィメンズのW、最後のWはカラーのWと、非常にわかりにくいですが、この法則を覚えておくと違いがわかりやすくなります。

フレッシュフォーム

フレッシュフォームは「柔らかいクッション」をコンセプトにしたシリーズです。

柔らかさだけで言えばフューエルセルの方があると思いますが、反発性も併せ持ち不安定なフューエルセルとは違い、フレッシュフォームはクッション性に振り切ったようなシリーズです。

また、通常のフレッシュフォームよりクッション性・軽量性が向上したフレッシュフォームXが開発され、日本ではまだそれほどのシェアはありませんが、海外では人気のシリーズとなっています。

以下で紹介するシューズは、すべてフレッシュフォームXが搭載されたモデルです。

Fresh Foam X More v4(フレッシュフォーム モア v4)

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シリーズ史上最も厚く、最も柔らかいフレッシュフォームXを搭載するモデルです。

これが4代目となるV4ですが、前作は日本未発売のため、あまり知名度がありません。

ミッドソールは39mmということらしいですが、どう見ても厚いです。

その厚さのためクッション性はもちろん高いですが、安定感はあります。

気になる重さは300gほどなので、そこまで重くはありません。

タイプとしてはホカのボンダイ8に近いです。

ナイキのズームXインヴィンシブルランとも近いですが、外側まで柔らかいズームXと違い、フレッシュフォームモアは足あたりは柔らかいながらも外側は硬く、そこで安定性を高めているような感じです。

当然スピードを上げて走るのには適していませんが、履いていて気持ちの良いシューズなのでリカバリーランなどにおすすめです。

フレッシュフォーム モア v4について、より詳しくは「ニューバランス フレッシュフォームモアv4 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

Fresh Foam X 1080 v12(フレッシュフォーム 1080 v12)

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1080はプレミアムで最上級なクッションを売りにするモデルです。

モアが発売されたことによってプレミアム感は薄れましたが、その分ある程度スピードを上げて走りやすいモデルです。

モアはホカとナイキで例えるなら、それぞれボンダイとズームXインヴィンシブルランですが、1080を例えるならクリフトンとペガサスです。

つまりフレッシュフォームシリーズの中で1080は最もスタンダードでバランスのとれたモデルです。

初心者ならオールラウンド、中上級者ならジョグ用におすすめのシューズです。

Fresh Foam X 880 v12(フレッシュフォーム 880 v12)

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1080のミッドソールを2mmほど薄くし、さらに下側を硬くした2層構造とすることでスピードを出しやすくしたのが880です。

基本はクッション性が勝っているのでスピード練習などには使いにくいですが、1080より速めのジョグにおすすめです。

Fresh Foam X 860 v13(フレッシュフォーム 860 v13)

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880に安定性を加えたスタビリティーモデルが860です。

880はニュートラルですが、860はオーバープロネーション(内側に倒れ込むこと)防止のため、シューズのかかと部の内側の強度を高めたメディアルポストを搭載しています。

ニュートラルなプロネーションなら880、オーバープロネーションなら860という選び方で良いと思います。

まとめ

以上、ニューバランスのランニングシューズのまとめでした。

また、他メーカーのランニングシューズについてもまとめてますので、よろしければ下記の記事も参照してください。

アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

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