ズームペガサス38
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ナイキの超ロングセラー「ペガサス」の38代目エアズームペガサス38を購入しました。

前作のエアズームペガサス37からはマイナーチェンジですが、個人的には大幅に前作より改良されたと感じています。

そこで、前作から変更された点を中心に、今作「エアズームペガサス38」の徹底レビューをいたします。

なお、前作からの主な変更点は以下の6つです。

ペガサス37から38の変更点

・アッパー素材
・トーボックスの高さ
・ミッドソールの厚さ
・シュータンの厚さ
・履き口周りの厚さ
・シューホール素材

順に説明します。

エアズームペガサス38 重さ

重量は26.5cmで263gです。

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こちらは前作のエアズームペガサス37ですが、全く同じ重量でした。

10gくらい重くなっても不思議はない変更がされているだけに驚きです。

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ちなみにこちらはペガサス36で、同じ26.5cmで252gです。

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エアズームペガサス38 アッパー

アッパーはサンドイッチメッシュです。

これはホカオネオネのクリフトン7などにも採用されている足当たりの柔らかい素材です。

ナイキで採用されたのは初めてではないでしょうか。

前作(左)と比較してみます。

ペガサス37は内側がエンジニアードメッシュ、外側がトランスルーセントでした。

このパターンはライバルフライ2も一緒で、最近のナイキのトレーニングシューズの主流でした。

サンドイッチメッシュの方が通気性と柔軟性は高く、撥水性と耐久性は低そうです。

また、ミッドソールは厚くなっているのに前作からシューズの重量が変わらないことから、サンドイッチメッシュは軽量であることが予想されます。

トーボックス(つま先部分の空間)はやや高くなっています。

横幅は変わらない印象ですが、メッシュが柔らかいため、前作では少しきつく感じた人でも履けそうです。

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エアズームペガサス38 ミッドソール

ミッドソール素材はリアクトで、前作と同じです。

ズームエアが前足部に搭載されている点も同じです。

違うのは厚さです。

前足部もかかと部も3mm厚くなりました。

画像ではわかりにくいですが、並べてみるとペガサス38の方が高くなったのがわかります。

エアズームペガサス38 アウトソール

フラットで内・外に分かれたラバーソールです。

外側で着地して内側にスムーズに重心移動できるようなガイドラインです。

前作とデザインは変わっていません。

気のせいかもしれませんが、ラバーは若干硬くなったように思えます。

エアズームペガサス38 シュータン・履き口

シュータン部分までサンドイッチメッシュが伸び、足当たりが柔らかめです。

前作(左)は薄いシュータンだったため、甲に当たる感覚はかなり異なります。

シューレースを通す画像の赤枠部分も革から布に変わりました。

前作はシュータン自体も薄めの上にここが硬かったため、きつめにひもを締めると甲の足当たりが気になるところもありました。

耐久性は落ちるかもしれませんが、徹底的に柔らかさを追求しているように思えます。

また、履き口回りも若干厚みを増し、柔らかさを全体で感じられます。

エアズームペガサス38 使用レビュー

まずは足入れ感です。

かかと、くるぶし、甲、足裏のどれをとっても前作より柔らかさを感じます。

クッション自体が柔らかいわけではありませんが、足に触れる部分がとにかく柔らかい印象です。

特にアッパーのサンドイッチメッシュの柔らかさは抜群です。

トーボックスは高くなった分、足先に余裕がありホールド感は弱まりました。

個人的には前作の方がぴったり感がありましたが、ワイドな幅の人には今作の方が合いそうです。

ただ、これは足入れした際の感想で、実際に走ってみるとトーボックスの高さは全く気になりませんでした。

厚くなったミッドソールは、反発性よりクッション性を増したように思えます。

特にかかとのクッション性は秀逸です。

しかし、速く走るなら前足部で着地した方がズームエアの反発を生かせます。

シューズの構造的にはアルファフライやズームテンポに似ていますが、それらについているズームエアポッドほどの反発性はないため、レースでアルファフライを使いたい人のフォアフット練習用です。

重量も同じくらいのズームテンポほどスピードは出せませんが、スピード練習だけでなくジョグにも向いている万能タイプのシューズです。

個人的にペガサスシリーズは36までほぼジョグに使用していました。

しかし、37はジョグ専用タイプとしてはスペックが盛られ過ぎてしまったため、使いどころが難しくなってしまいました。

ペガサス38は以前のペガサス36に近い、速めのジョグ中心の使い方に合いそうです。

37から38はマイナーチェンジではありますが、あらゆる部分で柔らかさが増したという点で私にとっては大幅な改良と言えるアップデートでした。

ただし、37よりスピードは出しづらくなっているため、スピード練習やレースをメインに使用しようとしている方は37の方が良いでしょう。

まとめ

まずは基本スペックのまとめです。

ズームペガサス38の基本スペック

重さ:26.5cm263g
アッパー:サンドイッチメッシュ
ミッドソール:リアクト
ズームエア:前足部

その他の特徴や個人的感想です。

ズームペガサス38の特徴

・前足部は反発性が強く、後足部はクッション性が非常に高い
・機能性の高いオールラウンダー
・前作より全体的に柔らかく、前々作に近い、履いていて気持ちの良い柔らかさがある

なお、前作「ズームペガサス37」のレビューは「ナイキズームペガサス37徹底レビュー!」の記事を参照してください。

その他のナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。

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