アシックスのハイパースピードは、2021年4月16日(金)に発売されたアシックスのトレーニング用シューズです。
ちょうど1週間前に発売されたマジックスピードとの違いを中心にそのスペックや特徴を解説いたします。
ハイパースピード フォルム
素材は違えどフォルム自体はマジックスピードと全く同じと思われます。
つま先が上がったようなフォルムも同じで、これによって足の負担を少なくしつつ自然と前に進むことができます。
この技術をガイドソールテクノロジーと言いますが、この感覚もマジックスピードと全く同じです。
「メタライド」「グライドライド」「エボライド」の3モデルはこの機能がより強く、「ライドシリーズ」とかエネルギーをセーブすることに着目した点から「エナジーセービングシリーズ」と呼ばれています。
ハイパースピード 重さ
ASICS公式
27cmで210gです。
マジックスピードは224gなので、ハイパースピードの方がやや軽量です。
ハイパースピード アッパー
ASICS公式
ハイパースピードのアッパーはモノフィラメントメッシュですが、マジックスピードのモノフィラメントメッシュとは異なります。
ハイパースピードのメッシュの方が通気の穴が大きく、硬さもあって耐久性は高そうです。
ハイパースピード ミッドソール
ASICS公式
ミッドソールはEVAフォームです。
EVAとはエチレンビニルアセテートの略ですが、ランニングシューズに良く使われる素材の名称であり、アシックス独自のものではありません。
それに対してマジックスピードに使われているのはアシックス独自素材であるフライトフォームに反発性を加えたフライトフォームブラストです。
フライトフォームブラストは反発性はあるもののEVAより重さもあるため、ハイパースピードの方が軽いことが推察できます。
また、マジックスピードには前足部にカーボンプレートが入っていますが、ハイパースピードには入っていません。
これらのことからもわかるように、反発性はマジックスピードより劣ります。
クッション性もマジックスピードに軍配が上がりますが、意外とこのEVAフォームもクッション性はあります。
ハイパースピード アウトソール
ASICS公式
アウトソールはマジックスピードと同じデザインです。
着地からの重心移動を促すようなガイドソールとなっています。
ソリッドラバーアウターソールというソールですが、雨だと若干滑る感じがあります。
ハイパースピード 価格
ASICS公式
税込み17,600円のマジックスピードに対し、ハイパースピードは税込み9,790円とかなり低価格です。
その分、機能は絞られますが、日々のトレーニング用には充分です。
まとめ
ASICS公式
以上、マジックスピードとの比較でしたが、用途としてはライトレーサーやナイキのライバルフライに近く、部活生の日々のトレーニング用というコンセプトにマッチするモデルです。
使い方としてはメタスピードスカイをレース用、マジックスピードをスピード練習用、ハイパースピードをその他のトレーニング用という感じが最もおすすめです。
・定価:税込み9,790円
・重さ:27cm210g
・ミッドソール:EVA
・アッパー:モノフィラメントエンジニアードメッシュ
・ガイドソールテクノロジー搭載
なお、マジックスピードやメタスピードスカイについては以下の記事でまとめてますので、よろしければご覧ください。
アシックス マジックスピード比較レビュー!その特徴とスペックとは?
アシックス メタスピードスカイ使用レビュー!その特徴とスペックとは?
その他のアシックスのランニングシューズについては「アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。