アシックス メタスピードスカイ使用レビュー!その特徴とスペックとは?

アシックスは2021年3月30日に新厚底シューズ「METASPEED(メタスピード)」シリーズの発売を発表しました。

びわ湖毎日マラソンで川内優輝選手が履いてPBを出したシューズです。

シリーズにはストライド型ランナー向けの「METASPEED SKY(メタスピードスカイ)」とピッチ型ランナー向けの「METASPEED EDGE(メタスピードエッジ)」の2モデルが展開されます。

どちらも価格は税込み27,500円です。

メタスピードスカイは3月31日からアシックスオンラインストアで先行販売されて4月9日より一般販売、メタスピードエッジは6月4日より販売が開始されます。

また、それらをベースにしたトレーニング用モデル「MAGIC SPEED(マジック スピード)」と「HYPER SPEED(ハイパー スピード)」もそれぞれ4月9日・4月16日に販売されますので、現時点でわかっている点と推測できる点もまとめてみました。

METASPEED SKY(メタスピードスカイ) 特徴とスペック

27cmで199gです。

ヴェイパーフライ ネクスト%より少しミッドソールは薄いですが、このソールの厚さでかなりの軽量感です。(男性用でかかと33mm、つま先28mm)

このシューズの一番の特徴は新しいミッドソールで、「フライトフォームブラストターボ」です。

長いのでFFブラストターボと略されているようですが、このFFブラストターボの反発性が非常に高く、それでいて軽量です。

これまでフライトフォームには通常のフライトフォーム、それより反発性を増したフライトフォームプロペル、さらに反発性を増したフライトフォームブラストの3種類がありました。

しかしFF→FFプロペル→FFブラストと反発性は増すものの、重さも比例して増えてしまうという欠点がありました。

そのため、これまで最上級モデルとされていたメタレーサーには軽量性重視で反発性は低い通常のフライトフォームが搭載されていました。

FFブラストターボは軽量で反発性が高いというのが大きなポイントです。

FFブラストターボの重さについては公式サイトには触れられていませんが、これだけの厚さで軽量なので、少なくともFFブラストより軽いのは間違いありません。

なお、メタレーサーにもメタスピードスカイにもカーボンプレートが入っていますが、メタスピードスカイの説明には「軽量なカーボンプレート」と書かれているため、カーボンプレート自体も軽量化している可能性はあります。

次に走行感ですが、ナイキのヴェイパーフライ・アルファフライに使われているズームXより柔らかさはなく反発性は若干落ちます。

しかし、その分、沈み込みが少ないため、走りが安定しそうです。

ヴェイパーフライやアルファフライは、かかと着地や足首の柔らかいランナーには向かない可能性もありますが、メタスピードスカイはそういうランナーほど履いてほしいシューズです。

とは言え、ヴェイパーフライやアルファフライは、その不安定さを推進力にすると爆発的な威力を発揮しますので、それらが合っているランナーはナイキの方が良いでしょう。

ナイキの厚底シューズにないのはライド感です。

中足部あたりで着地するとよくわかるのですが、カクッと自然に前に倒れるように進む感覚があります。

また、もう一つのこのシューズの特徴はアウトソールです。

アシックスグリップというグリップ性の高いソールが使われています。

これはソーティーマジックRP5やターサーRPなどの反発系薄底モデルに搭載されているもので、新しいものではありませんが、厚底シューズに搭載されるのは珍しいです。

実際ナイキの厚底はフラットソールで地面を掴む感じは得られません。

薄底シューズのように地面をしっかり捉えながら反発をもらいたいと考えるランナーにはメタスピードスカイが向いているのではないかと思います。


METASPEED EDGE(メタスピードエッジ) 特徴とスペック

27cmで188gと発表されていましたが、公式サイトを見ると約160gと記載されています。

基本的なスペックはメタスピードスカイと同じですが、メタスピードエッジの方がミッドソールが薄い分、重さが軽くピッチを回しやすい設計になっています。

ミッドソールの厚さは男性用でかかとが29mm、つま先が21mmで、メタスピードスカイよりかかとが4mm、つま先が7mm薄くなっています。

こちらはシューズの重量でナイキより軽くなるため、重さに敏感なピッチ走法のランナーには向いているかもしれません。

なお、メタスピードスカイとの見分け方はソールの厚さで判断するしかないようです。

6月4日の発売となるので、発売されたらまた詳細を書きたいと思います。(発売前に試走する機会がありました。詳しくは以下の記事をご覧ください。)

アシックス メタスピードエッジ使用レビュー!そのスペックと特徴とは?

MAGIC SPEED(マジックスピード) 特徴とスペック

こちらは4月9日発売で税込み17,600円です。

ミッドソールはFFフォームブラストで、FFフォームブラストターボではありません。

カーボンプレートは前足部にのみ入っています。

これらの仕様から反発性は重視しながらも重さはあるシューズであることが予想されます。

位置付けとしてはメタスピードスカイの練習用シューズと思って良いでしょう。

ナイキで例えるなら、ヴェイパーフライ ネスクト%の練習用シューズであるズームフライ3にスペックも位置付けも似ている気がします。

マジックスピードについて詳しくは「アシックス マジックスピード比較レビュー!その特徴とスペックとは?」でまとめましたので、よろしければ参照してください。

HYPER SPEED(ハイパースピード) 特徴とスペック

こちらは4月16日発売ですが、マジックスピードよりもよくわかっていません。

おそらくカーボンプレートは入っておらず、ミッドソール素材も普通のフライトフォームなのではないかと推察されます。

というのも、価格が税込み9,790円と圧倒的にこの4モデルの中で安いためです。

軽量さを重視しているようなので、メタスピードエッジの練習用シューズの位置付けと思われます。

後に「アシックス ハイパースピード比較レビュー!マジックスピードとの違いは?」の記事でまとめましたので、よろしければ参照してください。

まとめ

アシックスのランニングシューズはTRAIL(トレイル)を除くと大別してPROTECT(プロテクト)・ENERGY(エナジー)・SPEED(スピード)の3種類があります。

さらに以下のようにそれぞれ2系統に分かれるため、合計6系統あります。

SPEED(スピード)

・RACING(スピードの追求)
・FAST(軽快な走りを)

ENERGY(エナジー)

・SAVING(もっとラクにもっと長く)
・RETURN(いつもの道をはずませよう)

PROTECT(プロテクト)

・STABILITY(安定した接地感)
・CUSHION(柔らかい接地感)

既存の分類の中に入るのであれば、今回紹介した4足ともレーシングに入るのではないかと思いますが、まだよくわかっていません。

色々と不明な点も多いので、情報が入り次第追記していきたいと思います。

なお、メタスピード発売以前のアシックスのランニングシューズ情報は「アシックス ランニングシューズ一覧!おすすめと選び方まとめ」にてまとめていますので、よろしければ参照してください。

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