アディダス アディゼロボストン11スペック・特徴レビュー!
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アディゼロボストン11は「全速力。365日の5本指グラスファイバー。」というコンセプトを掲げるトレーニングモデルで、前作ボストン10からはマイナーチェンジです。

以下、前作からどう変わったかを中心に説明いたします。

アディゼロボストン11 重さ

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27cmで270gです。

前作よりは少し軽くなったようです。

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アディゼロボストン11 アッパー

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前作のセラーメッシュ2.0から2レイヤースーパーライトメッシュに変更になりました。

一見するとセラーメッシュと似たような素材ですが、前作からやや硬くなりました。

スーパーライトというからには相当軽い素材だとは思いますが、前作も薄く軽いメッシュだったので、そこまでの重さの違いはなさそうです。

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アディゼロボストン11 ミッドソール

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ミッドソールは2層構造で、上がライトストライクプロ、下がライトストライクEVAです。

これは前作から変更ありません。

ライトストライクプロはアディオスプロにも使われているアディダスの最上級ミッドソールで、高い反発性とクッション性のある柔らかい素材です。

ライトストライクEVAは=ライトストライクです。

ライトストライクはライトストライクプロより硬く、反発性は劣りますが、クッション性・軽量性は引けを取らない素材です。

ミッドソールの厚さはヒールが39.5mm、前足部で31mmです。

前作のヒールの厚さは公式サイトを見ても39.5mmと書いている場合と39.8mmと書いてある場合があるのでどちらが正しいかはわかりませんが、いずれにしろ同じと思われます。

どこをどう計るかで0.3mmは誤差だと思われることと、そもそも通常は0.5mm刻みのサイズでしか公表してないのではないかと思われるためです。

また、「全速力。365日の5本指グラスファイバー。」というコンセプトも前作と同様で、5本指のグラスファイバープレートが前足部に入っています。

アディオスプロ3に入っている5本指のカーボンプレートよりグラスファイバープレートの方が柔らかいのが特徴ですが、屈曲するような柔らかさはありません。

さらにかかと部には安定感を高めるため、ナイロンプレートが入っております。

39.5mmとかなりの厚さがあるボストン11ですが、かかと着地でも安定感があるのは、このナイロンプレートが入っていることと、柔らかいライトストライクプロだけでなく比較的硬めのライトストライクも併用しているためです。

足に直接当たる部分はライトストライクプロの柔らかさがあり、ライトストライクとナイロンプレートの硬さにより、かかとの安定性を高めています。

アディゼロボストン11 アウトソール

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アウトソールにはコンチネンタルラバーが全面に配置されていることで耐久性を高めています。

コンチネンタルラバーはタイヤにも使われるようなグリップ性と耐久性の高いラバーです。

また、中足部には空洞部分があり、エナジーロッドが見えています。

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これはデザイン的なところもありますが、軽量化のためでもあるようです。

なお、これらは前作から変更ありません。

アディゼロボストン11 かかと周り

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前作から最も大きく変わった点はここです。

ヒールカウンターがしっかり入っていた前作(左)と違ってかなり薄くなりました。

また、かかとに当たる部分がちょっと特徴的です。

尖った部分を折り曲げると

こうなります。

折ったままでも問題ありませんが、かかとの当たりやすい人は上げた状態の方がいいかもしれません。

アディゼロボストン11 走行感

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ボストン11はスピード練習からロング走まで使えるものの、練習特化型のシューズです。

また、スピード練習の中でも、インターバルやレペティションなどの極端に速いペースより、ペース走やビルドアップなど比較的長めの距離のスピード練習の方がおすすめです。

シューズの重さが結構あることと、他のカーボン入りシューズと比較すると反発性は低めであることがその理由ですが、上手くペースにはまればスピードを持続させやすいシューズです。

ここまでは前作と同じレビューですが、前作との比較で言うと今作の方がやや軽くなったこと、アッパーが硬くなったことから、ややスピード寄りとなりました。

マイナス点としては、アッパーが硬くなった分だけ疲れやすくもなるため、ジョグに使用していた人にとっては悪い変更であることです。

まとめ

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アディゼロ ボストン11のスペックや特徴をまとめると以下の通りです。

アディゼロ ボストン11 スペック

・重さ:27cm270g
・ソールの厚さ:39.5mm(ヒール39.5mm/前足部31mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+Lightstrike(ライトストライク)+EnergyRods (エナジーロッド)+ナイロンヒールプレート

アディゼロ ボストン11 特徴

・アディオスプロ3の練習用
・持続性のあるスピードを生み出しやすい
・足裏は柔らかく感じるが、接地感は硬め

ボストン11は定価で税込17,600円(本体価格16,000円)と、前作の税込15,400円(本体価格14,000円)から高くなりました。

さらにボストン11の発売により、ボストン10はセールされていることも多いため、このレベルのマイナーチェンジであれば前作の方がおすすめです。

その他のアディゼロシリーズに関しては、「アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事でまとめてますのでよろしければ参照してください。

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