アシックスのエボライドスピード2は、2024年2月15日に14,300円にて発売されました。
前作からはマイナーチェンジで、価格は1,100円上がりましたが、昨今の値上がりの続くランニングシューズの中ではかなり安い部類です。
ここでは前作からの変更点を中心に、そのスペックや特徴を説明いたします。
エボライドスピード2 重さ
ASICS公式
前作と同じく26cmで約224gです。
エボライドスピード2 アッパー
ASICS公式
アッパーはエンジニアードメッシュです。
実は、前作からの唯一の変更点はアッパーです。
前作もエンジニアードメッシュでしたが、かなり柔らかいメッシュだった前作と違って今作は硬めです。
エボライドスピード2 ミッドソール
ASICS公式
ミッドソールは前作と同じくフライトフォームブラストです。
現在の主流はフライトフォームブラストプラスの方ですが、プラスの方がソールは柔らかめで沈み込みます。
また、プレートは入っていません。
エボライドシリーズは、反発ではなく転がるような推進力を売りにしているため、あえてのフライトフォームブラスト・ノンプレートというスペックにしていると思われます。
エボライドスピード2 アウトソール
ASICS公式
アウトソールのラバー面積はかなり広いですが、使われているのはAHAR(エーハー)ラバーです。
前作からの変更もありません。
AHAR+(エーハープラス)の方が最近では主流です。
AHARラバーの方がグリップ性は劣るものの、低硬度で軽量性に優れているというメリットはあります。
エボライドスピード2 走行感
ASICS公式
そり上がったつま先からも想像できるように、足を自然と回転させてくれるようなライド感の強いシューズです。
その代わり反発感はあまり強くありません。
沈み込みも少なく接地感も硬めで、ストライド走法よりピッチ走法が向いています。
それに加えてアッパーが前作より硬くなったため、フィット感・ホールド感が増し、スピードを出しやすくなった感があります。
前作はアッパーが柔らかく、履いた感触は良いのですが、シューズのコンセプト的には合わない気がしていました。
前作をジョグ用に使っている人からすると、この変更はマイナスかもしれませんが、スピード練習に使うなら良い変更になったと思います。
シューズのレベル感としてはノヴァブラスト4と同等で、ノヴァブラスト4は反発を使いたい方やストライド走法のランナー向け、エボライドスピード2は推進力で走りたい方やピッチ走法のランナー向けです。
エボライドスピード2 まとめ
ASICS公式
まずは基本スペックのまとめです。
・重さ:26cm224g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラスト
・アウトソール:AHAR(エーハー)
その他の特徴や個人的感想です。
・反発性は低いが、転がるような推進力(ライド感)が強い
・スピードトレーニング向け
・ストライド走法よりピッチ走法向け
その他のアシックスのランニングシューズについては「アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。