ゲルカヤノはアシックスで最もロングセラーの初心者向けランニングシューズのシリーズです。
その29代目のモデルとなるゲルカヤノ29が2022年8月10日に発売されましたが、そのスペックや特徴について、主に前作と比較してどう変わったかを中心に説明いたします。
ゲルカヤノ29 重さ
ASICS公式
27cmで300gです。
前作より約10g軽量化されました。
ゲルカヤノ29 アッパー
ASICS公式
アッパーはエンジニアードニットです。
前作のエンジニアードジャガードメッシュから変更されました。
ゲルカヤノ29 ミッドソール
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ミッドソールはフライトフォームブラストプラス(上)とフライトフォーム(下)の2層になりました。
前々作の27は上がフライトフォームプロペル、前作28はフライトフォームブラストで、下はいずれも通常のフライトフォームでした。
なお、フライトフォームよりフライトフォームプロペルの方が柔らかく弾力性がありますが、重さもあります。
フライトフォームブラストはプロペルより柔らかく弾力性もありますが、さらに重さもあります。
フライトフォームブラストは柔らかさや弾力性はブラストと同じくらいですが、軽量な素材です。(※これらの感覚は公式のものでなくあくまでも自分調べです)
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かかと部にゲルが搭載されている点は変わりません。
また、ゲルカヤノと言えばダイナミックデュオマックスという機能が有名で、内側を硬くすることで過度に足首が内側に倒れ込まないようにする機能です。
つまり、オーバープロネーション防止機能ですが、このダイナミックデュオマックスがゲルカヤノ29ではなくなり、代わりにライトトラスという新機能が搭載されました。
ライトトラスはGT2000 10にも搭載された機能ですが、ダイナミックデュオマックスと同じくオーバープロネーション防止の機能を持ちつつ、トラスティック(ねじれ防止のためのプレート)の役割も果たす機能です。
ゲルカヤノ29 アウトソール
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アウトソールは大きな変更はありません。
前作ではアウトソール側からトラスティックが見えていたのですが、ライトトラスが搭載されたことにより、ゲルカヤノ29ではトラスティックもなくなりました。
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こちらは前作のゲルカヤノ28ですが、真ん中に見えるのがトラスティックです。
ゲルカヤノ29 走行感
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ゲルカヤノシリーズは安定感がウリの初心者向けシューズです。
安定感を重視しているだけあって、以前のモデルは硬さもありましたが、前作のゲルカヤノ28から柔らかくなりました。
それが今作のゲルカヤノ29ではさらに柔らかくなった印象です。
ミッドソールのフライトフォームブラストプラスのおかげで足当たりの柔らかさを感じますが、ミッドソール下部のフライトフォームやライトトラスのおかげで不安定な柔らかさはありません。
ダイナミックデュオマックスとトラスティックはなくなりましたが、それに代わるライトトラスにより、サポート性も維持されています。
重量は前作より10gほど軽量化されてはいますが、スピードはそれほど出しやすいシューズではありません。
反発性やライド感は薄めです。
クッション性はかなり高く、特にゲルのあるかかと着地でのクッション性と安定感は抜群です。
ジョグしかしない初心者であれば、これ1足で充分と思えるシューズです。
まとめ
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まずは基本スペックのまとめです。
・重さ:27cm 300g
・ミッドソール:フライトフォームブラストプラス+フライトフォーム+ゲル
・ライトトラス搭載(オーバープロネーション+ねじれ防止)
ゲルカヤノ29の特徴のまとめです。
・前作よりさらに柔らかい足当たり
・サポート性は以前と変わらず高い
・反発感とライド感はあまりない
同様のサポート性は求めつつも、より軽量さを求めるなら「GT2000 10」、もう少しサポート性から離れてスピード感や反発性が欲しい人には 「ノヴァブラスト2」がおすすめです。
その他のアシックスのランニングシューズについては「アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。