アシックスのターサーシリーズと言えば、ソーティーに次ぐ薄底モデルというイメージがある方も多いと思います。
ソーティーに関しては今も変わらずに薄底レーシングモデルとして君臨していますが、ターサーに関しては少々厚底ブームの影響を受けているシリーズです。
厚底がブームになる前は、市民ランナーのトップレベルのランナーにターサージールが愛されていました。
しかし、ターサージールが廃盤になったことにより発売されたターサーエッジは、「厚底」とは言えないものの、薄底を求めていたランナーからは失望されるような厚さになりました。
そんな声を取り上げるかのように発売されたのがターサーRPです。
こちらは以前のターサージールの後継と言えるようなタイプなので、よりターサージールに近いタイプを求める方にはターサーRPがおすすめです。
今回はターサーエッジ3のお話ですが、前モデルのターサーエッジ2より2mm厚底化されたため、ターサーRPとはより違いがわかりやすいモデルとなりました。
特に前作との比較を中心にスペックや特徴を説明いたします。
ターサーエッジ3 重さ
ASICS公式
26.5cmで205gです。
前作より20gほど重くなりました。
ターサーエッジ3 アッパー
ASICS公式
前作は硬めのアダプトメッシュ2.0でしたが、今作は柔らかいメッシュに変更となりました。
ターサーエッジ3 ミッドソール
ASICS公式
ミッドソールは2mm厚くなりました。
また、前作はより反発性の強いフライトフォームプロペルでしたが、今作はより軽量なフライトフォームに変更されました。
ターサーエッジ3 アウトソール
ASICS公式
前作はチップタイプのデュオソールが特徴的で、グリップ性は良かったものの耐久性は低いタイプでしたが、今作は以下の3種類のラバーが特徴的です。
まず、つま先は強力グリップのアシックスグリップです。
次に外側には耐久性の高いラバーが使われています。
そしてメインに使われているのがテトラポッド型の「3D TETRA SOLE」という新しいソールです。
これは通常のソールよりグリップ性は高い上に耐久性も兼ねそろえたソールです。
グリップ性自体は前作のチップタイプのデュオソールより落ちるかもしれませんが、耐久性はかなり高くなったと思います。
また、前作と同じく前足部から中足部にはプロパルションプレートという硬いプレートが入っており、前への推進力やねじれ防止などの効果をもたらしてくれます。
ターサーエッジ3 走行感
ASICS公式
ミッドソールは2mm厚くなっただけあり、クッション性は高くなりました。
しかし、反発性や軽量性は落ちたため、前作を使っていた人には同じ用途にはおすすめできません。
どちらかと言うとターサーRPやソーティーより、ライトレーサーやヒートレーサー寄りのシューズとなりました。
ライトレーサーは練習用シューズとして短距離・長距離を問わずかなり人気の高いシリーズですが、ライトレーサー3にグリップ性を増し、軽量化したという表現が一番しっくりくるようなシューズです。
前作まではレース用の軽量性や耐久性のシューズでしたが、耐久性が大きく上がったこともあって練習用にガシガシ使いやすくなりました。
まとめ
ターサーエッジ3の基本スペックのまとめです。
・重さ:26.5cm205g
・ミッドソール:フライトフォーム
・アウトソール:3D TETRA SOLE(メイン)
ターサーエッジ3の特徴のまとめです。
・ターサーRPや前作とは別物
・ライトレーサー3に耐久性を足し軽量化した感じ
・レーシングモデルだが、レースよりトレーニング用
その他のアシックスのランニングシューズについては「アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。