
ズームテンポネクスト%の発売に伴い、ズームペガサスターボシリーズは廃盤になることになりました。
てっきりズームフライの方がズームテンポの後継に近いイメージを持っていたため、廃盤になるならズームフライの方かと思っていたのでペガサスターボの廃盤はちょっと意外でした。
ペガサスターボ2はロング走の練習用として、これ以上ないというシューズでしたが、今後はこのシューズの代わりにどのシューズを使うべきかについて考察いたします。
なお、候補として考えているのは以下の5種類のシューズです。
・ズームテンポ ネクスト%
・ズームフライ3
・ズームライバルフライ2
・ズームヴェイパーフライ4%
・ズームXヴェイパーフライ ネクスト%
ペガサスターボ2の後継候補①ズームテンポ ネクスト%

このシューズが発売されたことで廃盤となったこともあって、後継シューズと言えばこのシューズが一番手なのでしょう。
しかし、ズームテンポは高い反発性がある反面、重量があります。
ペガサスターボ2をスピード練習用に使っていた人なら後継シューズとなりうるかもしれませんが、ロング走用に使用していた私にとっては重量が気になります。
スピードはペガサスターボ2より確かに出せますが、20kmを超えてくると厳しいというのが私の印象です。
ただ、シューズの構造はアルファフライと似ているので、アルファフライをフルのレース本番で履きこなすための練習用として使うなら「あり」だと思います。
このシューズの詳細スペックや使用レビューは「ナイキ エアズームテンポネクスト%使用レビュー!」の記事をご覧ください。
ペガサスターボ2の後継候補②ズームフライ3

ズームテンポの発売で廃盤になると思っていましたが、新色が発売されました。
こちらも使い方はズームテンポと近く、反発性がありスピード練習には使える反面、重量があるためロング走には難しいという印象があります。
しかし、ズームテンポとは親和性がなく、ヴェイパーフライネクスト%と親和性が高いため、アルファフライ発売後もヴェイパーフライを勝負レース用とする方には練習用としてズームフライ3が向いていると思います。
また、以前はこのシューズを上級者用と考えていましたが、安定性が高いが故に、むしろ初心者に履きやすいシューズと思うようになりました。
このシューズの詳細スペックや使用レビューは「ナイキズームフライ3レビュー!初代・フライニットからの進化とは?」の記事をご覧ください。
ペガサスターボ2の後継候補③ズームライバルフライ2

ミッドソールやズームエアの有無などの違いはありますが、重量はほぼ一緒です。
ライバルフライ2のミッドソールはクシュロンLTです。
これはさすがにペガサスターボ2のズームXと比べれば反発性は劣りますが、その分ズームエアで反発性を補う構造になっています。
しかし、反発性・クッション性ともペガサスターボ2の方が明らかに上で、後継シューズと呼ぶにはスペックは明らかに劣ると言わざるを得ないシューズです。
価格がお手頃なのは良い点ですので、あまりペースの速くないロング走なら悪くないという程度です。
このシューズの詳細スペックや使用レビューは「ナイキ ズームライバルフライ2 レビュー!」の記事をご覧ください。
ペガサスターボ2の後継候補④ズームヴェイパーフライ4%

すでにこちらも廃盤となっていますが、ロング走には非常に良いというよりスピード練習にもレースにも万能に使えるシューズだと思います。
マイナスポイントは160kmとされるシューズの寿命で、それを考えるとロング走の練習用には不向きです。
しかし、実際に私は700kmほど使っていますが、まだクッションも反発も残っています。

すでにアウトソールはこんな状態ですが健在です。
むしろクッション性・反発性が新品のヴェイパーフライ4%より減ったことで、よりペガサスターボ2の感触に近づいている感じがします。
このシューズの詳細スペックや使用レビューは「ナイキ ヴェイパーフライ4%フライニット徹底レビュー!」の記事をご覧ください。
ペガサスターボ2の後継候補⑤ズームXヴェイパーフライ ネクスト%

結局のところ後継一番手はこのシューズなのかもしれません。
4%よりネクスト%が良い点は、耐久性があるところです。
個人的には4%の方が履き心地は好きですが、ネクスト%の方が大衆受けすると思います。
レース用と練習用でこのシューズを2足持っているか、レース用にはアルファフライを使用していくという人にとってはヴェイパーフライネクスト%をロング走に使用するのがベストな選択肢ではないでしょうか?
このシューズの詳細スペックや使用レビューは「ナイキヴェイパーフライネクスト%徹底レビュー!」の記事をご覧ください。
まとめ
以上、ペガサスターボ2を主にロング走に使用している前提で後継シューズを考えてきましたが、どんなケースで使用するのが良いか、まとめると以下のような感じです。
アルファフライ ネクスト%の練習用として使用
ヴェイパーフライ ネクスト%の練習用として使用
それほどペースを上げない場合に使用
寿命(走行距離160km)を超えた場合に使用
もう1足あるか、アルファフライを勝負レース用にする場合に使用
ペガサスターボ2は非常に優秀なシューズであるために、なかなかぴったり使用シーンにハマる後継シューズがないと思います。
廃盤になったことで、残ったサイズがセールで売られている場合も多いので、今が買い時かもしれません。