ナイキのエアズームペガサス40は、2023年4月13日に発売された、ペガサスの40代目モデルです。
前作のペガサス39からは税抜価格で1,000円上がって14,000円、税込15,400円です。
そのスペックや特徴について、詳しく説明いたします。
エアズームペガサス40 重さ
26.5cmで265gです。
前作のペガサス39が250gだったので、結構重くなりました。
エアズームペガサス40 アッパー
アッパーはエンジニアードメッシュです。
前作から変わった点は、ほぼアッパーのみです。
前作（右）と、見た目はそれほど変わりません。
しかし、シュータンも厚みを増し、肌触りも圧倒的に柔らかくなりました。
これは38→39の時とは真逆の変更で、38のように軽量さを犠牲にして、足当たりをよくしました。
また、この中足部もバンドに変更になりました。
前作はフライワイヤーになっていましたが、イマイチうまく締まらない感じがありました。
エアズームペガサス40 ミッドソール
ミッドソール素材はリアクトで、前後にズームエアが入っています。
前作と全く変更がありません。
エアズームペガサス40 アウトソール
外側で着地して内側にスムーズに重心移動できるようなガイドラインが施されています。
ここも前作から全く変更ありません。
グリップがあまり良くないナイキのソールの中ではかなりグリップの良いソールです。
また、ラバー面積も広く、耐久性は申し分ありません。
エアズームペガサス40 かかと部
かかと部分も微妙に変更があります。
こちらは前作の39ですが、外側に向いていたのが内側に包むように変更されました。
そのため、前作はやや抜け感があったのですが、今作はそれが解消されました。
エアズームペガサス40 使用レビュー
ほぼアッパーのみの変更とは思えないほど履き心地は前作と異なります。
個人的には前々作のサンドイッチメッシュアッパーの方が柔らかくてより好きですが、今作も好みの柔らかさです。
また、かかとも包みこんでくれるようになったため、全体的に前作より柔らかく感じ、ホールド感も上がりました。
前述した中足部の変更（フライワイヤー→バンド）により、シューレースをきつく締めやすくもなり、きつめに締めても柔らかさを感じるため、フィット感も上がりました。
走行感は、前作は薄底っぽく感じるところがあり、前足部はクッションがイマイチ感じられませんでした。
前作からミッドソールの変更はないため同じなのかもしれませんが、前作の方が地面を掴むような薄底感があり、今作の方がシューズのクッション性とズームエアの反発性を感じます。
前作もかかと部のクッション性は高く、前足部の屈曲性も高いため、かかとで着地してシューズを屈曲させて蹴る走りが向いていました。
今作も同様の走りがベストだとは思いますが、前足部で着地してもクッション性とズームエアの反発性が感じられます。
よりスピードを上げて走りたいのであれば15g軽い前作の方が良いです。
しかし、ジョグ中心に使用するのであれば今作の方がおすすめです。
エアズームペガサス40 まとめ
まずは基本スペックのまとめです。
重さ:26.5cm265g
アッパー:エンジニアードメッシュ
ミッドソール:リアクト
ズームエア:前足部・後足部
その他の特徴や個人的感想です。
・前作よりも万人向けモデル
・足当たりが柔らかい（前作より柔らかく前々作よりは硬め）
・屈曲性があり、自分の足で走る感覚があるが、前作よりは弱い
ワイドもあります。
エクストラワイドもあるので購入時は注意してください。
その他のナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー！スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。
なお、前作ペガサス39はかなり値下がりしているので、購入するなら今のうちです。
