ナイキエアズームボメロ15徹底レビュー!

ナイキのエアズームボメロは、ズームペガサスやズームストラクチャーなどのロングセラーシリーズと並んで初心者用におすすめされているランニングシューズです。

ペガサスは初心者なら練習からレースまで使える比較的軽めのトレーニングシューズ、ストラクチャーならこれからランニングを始める人に向けたサポートタイプのシューズといったコンセプトで作られていると思われます。

どちらも比較的マイナーチェンジが多く、大きな変更があっても、そのコンセプト自体はあまり変わらないイメージです。

それに対してボメロは初心者向けのシューズでありながらも大きな変更を繰り返すイメージです。

今作はボメロ15ですが、13→14→15と原形をとどめないほど全く異なるシューズにそれぞれ生まれ変わっています。

以下、主に前作のボメロ14と比較しながらシューズのスペックや特徴を解説いたします。

ズームボメロ15 重さ

26.5cmで275gです。

こちらは前作のズームボメロ14です。

265gだったので10g重くなりました。


ズームボメロ15 アッパー

2層のエンジニアードメッシュです。

ズームボメロ14(右)と比べて割とオーソドックスなメッシュです。

2層になっていることもあり、通気性は特に良いタイプではありません。

ズームボメロ15 ミッドソール

大きく変更されたズームボメロ15の中でも最も大きな変更点がミッドソールです。

シュータンの裏側にこんな図があります。

なんとアルファフライやヴェイパーフライなどに使われているズームXが主に後足部に搭載されています。

かかと部に「ズームX」の表記があります。

メインのミッドソールには「SR-02」というジョイライドランなどのランニングシューズに使われている素材が使われています。

SR-02はズームランニングシューズでは馴染みのないミッドソールです。

反発性はズームXほどはないものの、クッション性はズームXに近いです。

また、ズームエアは前足部です。

前作はフルレングスで搭載されていましたが、前だけになった代わりに倍増されました。

この変更はペガサス36から37と同じです。

ズームボメロ14(右)と比べると、厚さ自体は同レベルです。

なお、ズームボメロ14はリアクト+フルレングスズームエアでした。

ズームボメロ15 アウトソール

フラットな形状ですが、溝が多くグリップが非常に効くように思えます。

「HIGH ABRASION RUBBER」という表記がありますが、直訳すると高摩耗ゴムです。

これまでのアウトソールに使われている一般的なゴムと比べて表面がザラザラしていて摩擦が強そうです。

前作ズームボメロ 14(右)と比べて、内外で仕様が分かれる感じだけは似ています。

前作は真ん中に大きな切れ込みがありましたが、ボメロ15にはそれがありません。

ズームボメロ15 履き口・サイズ感

履き口のところも大きく変わりました。

最近のナイキではかかとが尖るようになる傾向がありますが、ボメロ15では逆に丸みを帯びました。

サイズ感としては、若干ですが横幅がワイドになった感じがします。

ズームボメロ15 レビュー

前作より圧倒的に高いのはホールド感です。

履き口の部分が包み込むように柔らかく足を固定してくれます。

走りの感触はペガサス37に似ています。

それはどちらも前足部に2倍ズームエアを搭載しているという構造の近さによるものです。

ミッドソールはペガサス37がリアクト 、ボメロ15がSR-02とズームXですが、ミッドソールにおいてはボメロ15の方が柔らかさとクッション性を感じます。

ズームXは反発性も高いのが特徴ですが、ズームエアの方が反発性があるため、反発を生かした走りをしたいならズームXの入っていない前足部着地の方がおすすめです。

後足部にのみズームXが入っているシューズはボメロ15が初めてですが、反発性というよりクッション性と軽さを求めて入れたのではないかと思います。

なお、あえてかかと着地を試みてもズームX感はよくわかりません。

シューズの重量はありますが、前足部着地で走ると自然にスピードを出すことはできます。

実際の重さより軽く感じさせるクッションと反発性はあります。

しかし、疲れてくると重さはやはり気になってしまうため、用途としてはジョグの方がおすすめです。

とはいえ、ジョグで使うシューズとしては高機能です。

ペガサス37もそうですが、高機能であるが故に中・上級者には使いづらさがあります。

初心者が1足で多くの用途を使い回すためには良いかもしれません。

個人的にはジョグと普段履きの用途をボメロに期待していたため、この用途であれば前作のボメロ14の方が良かったです。

ズームボメロ14については「ナイキズームボメロ14徹底レビュー!」の記事を参照してください。

のちに1,000mTTでシューズ性能比較もやっています。詳しくは「[ズームボメロ15編]1,000mTTでシューズ性能を比較してみた!」の記事をご覧ください。

また、ボメロ14 →15と同様の変更が36→37に行われたペガサス37については「ナイキズームペガサス37徹底レビュー!」の記事を参照してください。

まとめ

まずは基本スペックのまとめです。

ズームボメロ15の基本スペック

重さ:26.5cm 275g
アッパー:エンジニアードメッシュ
ミッドソール:SR-02・ズームX
ズームエア:前足部

その他の特徴や個人的意見です。

ズームボメロ15の特徴

・重量はあるがスピードは出しやすい
・実際の重さより軽く感じさせるクッションと反発性がある
・初心者にはオールインワンだが、中上級者には使いどころが難しい

その他のナイキのズームランニングシューズについてのレビューは「ナイキズームランニングシューズ徹底レビュー!最新モデルを随時更新」の記事を、ミッドソールについてのレビューは「ナイキミッドソール徹底レビュー〜ファイロンからズームXまで〜」の記事を参照してください。(SR-02については不明な点が多く、まだ記載していません)

スポンサーリンク