![ナイキ ズームXストリークフライ徹底レビュー!](https://sub-3-running.com/wp-content/uploads/2022/05/EF57D731-069E-4C4C-A3A2-EFB4253BBFBE.jpeg)
ナイキのズームXストリークフライは、5kmや10kmのロードレース用に作られたレーシングモデルです。
名称からして、廃盤となったズームストリークの後継モデルという位置づけと思われます。
ズームストリークは薄底といっていい厚さのモデルですが、ストリークフライは厚底とまでは言えないものの薄底でもない、中厚底クラスのシューズです。
ズームXストリークフライ 重さ
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26.5cmで171gです。
ヴェイパーフライネクスト%2と比較しても厚さがないぶん軽いです。
![ヴァイパーフライネクスト%2](https://sub-3-running.com/wp-content/uploads/2021/04/76745A7C-A473-4355-A80F-B6F27B873456.jpeg)
こちらはヴェイパーフライネクスト%2で、26.5cm191gです。
![](https://sub-3-running.com/wp-content/uploads/2019/03/3877D85B-724E-403D-841F-3DB0DB833F05.jpeg)
こちらはズームストリーク7ですが、それと比較しても軽いです。
ズームXストリークフライ アッパー
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アッパーはエンジニアードメッシュ+トランスルーセントです。
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アップにしてもわかりにくいですが、メッシュの内側に初代のヴェイパーフライネクスト%のアッパーに使われていたヴェイパーウィーヴのような半透明なツルツルした素材が使われています。
ズームXストリークフライ ミッドソール
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ミッドソールは全面ズームXです。
カーボンプレートより硬さがないpebax製のプレートが入っていますが、入っているのは中足部だけです。
![](https://sub-3-running.com/wp-content/uploads/2022/05/2CF9DC99-6B3C-48C0-A78D-8948F7015DB0.jpeg)
そのため、ヴェイパーフライやアルファフライと違ってここまで屈曲性があります。
ズームXストリークフライ アウトソール
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アウトソールの耐久性は高くはなさそうです。
屈曲性をもたせるために横にしか溝がありません。
ズームXストリークフライ かかと周り
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かかと周りはヴェイパーフライネクスト%2にそっくりです。
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かかとに当たるクッション、かかとの薄さ・シュータンの薄さまでそっくりです。
ズームXストリークフライ サイズ感
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足長はヴェイパーフライやアルファフライなど他のレーシングシューズと変わりありませんが、幅はややワイドです。
ズームXストリークフライ 使用レビュー
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足入れしてまず感じるのはその柔らかさです。
柔らかさの中に硬さもあるヴェイパーフライと違い、柔らかさしか感じないようなシューズです。
もちろんその柔らかさはズームXによるものです。
ズームXは反発性とクッション性を併せ持つ素材ですが、ストリークフライのズームXは「反発性」というより「弾力性」が高いというイメージです。
ヴェイパーフライのように自然ともらえるような反発感はありません。
ゆっくり走ってしまうとクッション性は感じますが推進力は感じられません。
逆にウインドスプリント(ながし)などでスピードを上げ、しっかりシューズを屈曲させて蹴って走るような走り方をすると、その弾力性による助力が感じられます。
私自身は厚底カーボンシューズに慣れてしまったためか、短い距離でさえ蹴らない走り方になってしまっているため、1,000mインターバルのようなスピード練習ではそこまで助力は感じられませんでした。
5km・10kmのレーシングシューズという位置づけですが、薄底シューズの走り方に合っている方にはその用途がおすすめです。
逆に私のように厚底カーボンシューズに慣れている方には、5kmや10kmのロードレースは厚底カーボンシューズの方が向いていると思います。
また、私にとってはロードレースよりもトラックの練習用に向いていると感じました。
トラック練習用として向いていると思う理由は以下の3つです。
・カーブを曲がりやすい
・公認のトラックレースには使えない
・ズームXドラゴンフライに感覚が似ている
まずはカーブを曲がりやすいという点です。
これは厚底カーボンにはない利点です。
その屈曲性の高さから、カーボンシューズより左右に動きやすいです。
また、私はたまに厚底カーボンシューズでカーブを曲がる際に体重のかかる左足のつま先の小指側が痛くなったりするのですが、ストリークフライではその心配もなさそうです。
次にトラックの公認レースには使えない点です。
ミッドソールは25mm以上の厚さがあるため、トラックの公認レースには使えません。
そのため、練習用に向いているという意味です。
最後にズームXドラゴンフライに感覚が似ているという点です。
ズームXドラゴンフライは長距離用のスパイクですが、ストリークフライの履き心地は、このズームXドラゴンフライにかなり似ています。(ズームXドラゴンフライについての詳細は「ナイキ ズームXドラゴンフライ徹底レビュー!」の記事を参照してください)
つまり、ロードレース中心のランナーがトラック練習に履くのもいいですが、トラックレースでドラゴンフライを履くようなタイプのランナーがトラックで練習するのに最も向いているシューズと言えます。
また、私自身はロードレースなら厚底カーボンの方がいいと感じましたが、ドラゴンフライが合っていると感じているランナーなら5km・10kmのロードレースにも向いていると言えるでしょう。
なお、現行シューズの中で、廃盤となったペガサスターボ2に最も近い感触のシューズです。
まとめ
まずは基本スペックのまとめです。
重さ:26.5cm 171g
アッパー:エンジニアードメッシュ+トランスルーセント
ミッドソール:ズームX+pebaxプレート
ズームエア:なし
その他の特徴や個人的感想です。
・反発性というより弾力性が強い
・ロードレースよりトラック練習向き
・ズームXドラゴンフライの練習用
その他のナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。
ストリークフライレビュー
ありがとうございます。
Twitterでは賛否両論の意見が多かった
ので本当に助かります。
私も厚底シューズに慣れてしまったので、
ストリークフライとアディダス匠7
で足を今年は作ろうと思います。
ストリークフライのレビューありがとうございます。
買うか悩んでいて、このレビューを見ました。
細かいところまで教えてくれたので助かりました。
ストリークフライ購入させてもらいます。