ズームフライ3は2019年7月4日、話題のシューズ「ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」と一緒に発売となりました。

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ズームフライ3という商品名ですが、実はズームフライ2という名前の商品はありません。2に該当する前作は、ズームフライ フライニット(以下、ZFFK)です。(spファストというモデルもありましたが、これは数に含まれていないようです)

また、ズームフライシリーズには、ヴェイパーフライシリーズと同様にズームエアが入っていません。

ヴェイパーフライにはズームXが入っているため、ズームランニングシューズという位置づけだと思われます。

しかし、ズームフライが何故「ズーム」なのかは正直よくわからないところですが、それは置いておいて、ZFFKとの違いを中心に、ズームフライ3(以下、ZF3)のレポートをしていきます。

重さの違い

ズームフライ3
26.5cm 256g

重量は26.5cmで256gとやや重めです。

こちらはZFFKで26.5cm239gです。

こちらは初代ZFで233gです。

つまり、233g→239g→256gと代を経るにつれて重くなっています。

ズームフライはレーシングシューズという位置付けのシューズですが、256gはそれにしては重めです。

ちなみに初代ZFとZFFKはシルエットはそっくりながらスペックは全く異なるシューズでした。

初代ZFはナイロンプレートにルナロンソール、ZFFKはカーボンファイバープレートにリアクトソールで、重量は若干ZFFKの方が重いながらも初代の方が重さを感じました。

ZF3はZFFKと同じくカーボンファイバープレートにリアクトソールですが、シルエットはガラッと変わりました。

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アッパーの違い

アッパーはフライニットではなくなり、ネクスト%にも採用されたヴェイパーウィーヴという新素材が使われています。

フライニットより通気性が良いのに雨や汗を吸水しないというのが特徴です。フライニットが雨や汗をよく吸って重くなるという問題を解決するために開発された素材ですが、ネクスト%よりアッパーが厚めです。

これはヴェイパーウィーヴ自体の厚みではなく、ヴェイパーウィーヴの下にもう1枚インナーがあるという意味での厚さです。

ヴェイパーウィーヴ自体はネクスト%と同じくペラペラです。そのためネクスト%は耐久性が気になりますが、ZF3でインナーを入れているのは重量よりも耐久性を重視したためでしょう。その分、通気性は落ちるのでは?という気もしますけどね。

上から見ると全く別モノのシューズということがよくわかります。アッパーの素材の違いはこうして見るだけでも違うのはわかると思いますが、サイズ感も違うように思えます。

どちらも26.5cmですが、左のZF3の方が大きく見えます。実際足を通した感じも右のZFFKの方がきつく感じますが、フライニットは伸縮性が高いため、ぴったりの方が良かったと思います。

フライニットではなくなることでワンサイズ上をおすすめされてたりしますが、作り自体がZFFKよりゆったり目なため、私は同じサイズの方がいいと思います。

なお、ヴェイパーウィーヴの吸水実験も行っています。よろしければこちらの記事をご確認ください。

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ミッドソールの違い

次にミッドソールの違いです。

前述した通り、リアクトフォームにカーボンファイバープレートが入っている点はZFFKと同じですが、厚さが増しているのは画像からもよくわかると思います。

踵部で1mm、前足部で4mm厚みが増していて、ZFFKでは11mmあったオフセット(前足部と踵部の差)が、8mmに縮まりました。

これによって、よりフォアフット・ミッドフット向きのシューズになったと言えます。

このオフセットの変更はヴェイパーフライ4%→ネクスト%の変更と一緒です。

厚くなった部分はフォームが増量されているのですが、ネクスト%がズームXなのに対し、ZF3はリアクトで、リアクトの方が重いため重量が重くなっているのだと思われます。

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アウトソールの違い

ZFFKから大きく変わりました。

ZFFKはほぼフラットな設計でグリップが弱く雨の日の横滑りが心配でしたが、ZF3では前足部が分かれて溝ができ、踵部分も真ん中が少し凹み両脇が硬め(黒い部分)になっていて、前作のグリップの弱さは改善されたと思います。

こちらはネクスト%との比較ですが、デザインこそ違えど、シルエットとコンセプトは同じようです。

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ズームフライ3レビュー

それでは肝心の履き心地ですが、前作と比べると格段に上がったクッション性を立っているだけでも感じます。

オフセットが変更になった分、立っているだけで前に進ませようとするほどの傾斜は感じなくなりましたが、圧倒的に前作より強いクッション性と反発力があり、その重さを感じさせません。

そのため、自分で思っていたよりスピードは出るのですが、やはり疲れてくると重さを感じてしまいます。これは私にとってはヴェイパーフライ(ネクストも含め)にはなく、ズームフライにはある感覚で、その重さ故に仕方ないと思っています。

また、リアクトも柔らかさを感じますが、ネクストのズームXよりは硬さを感じます。

重量はZFFKよりもあるわけですが、通気性の向上を考えると、レース後半の汗や雨などで湿ったシューズ同士の比較ならZF3の方が軽いかもしれません。

結論として、ZF3は前作ZFFKより重くはなったもののそれを補って余りあるポテンシャルのあるシューズであり、ネクスト%と履き心地も似ていて耐久性も高いため、本番はネクスト・練習はZF3という使い方も有効で、レース用としても使えるシューズです。

ZFFKやヴェイパーフライ4%が合うならきっとこのシューズも合うと思います。ネクストを買おうか迷っている方はこのシューズを試してみるのもおすすめです。

ネクスト%についてのレビューはこちら、その他ナイキのズームランニングシューズについてのレビューはこちら、ミッドソールについてのレビューはこちらの記事を参照してください。

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