アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

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アシックスのランニングシューズは、日本ブランドならではの足へのフィット感や機能性を重視した設計が魅力です。

レーシングシューズからジョグ用シューズまで、それぞれのシューズのスペックや特徴をまとめましたので、アシックスのランニングシューズを選ぶ際の参考にしてください。

目次

メタスピードスカイTOKYO

走行感はスカイパリから大きく変わりました。

スカイパリで初めて使われたFFターボプラスは、FFターボに比べて柔らかくなった印象がありますが、それでもナイキのズームXやアディダスのライトストライクプロの方が圧倒的に柔らかさを感じました。

ところがFFリープはズームXやライトストライクプロに似た柔らかさを感じます。

そのため、スカイパリと比べて沈み込みが強くなりました。

しかし、足に触れる上側の部分はFFターボプラスであるため、足入れした感じの柔らかさやクッション感についてはエッジTOKYOより感じられません。

前足部に体重を乗せた時の沈み込みはエッジTOKYOより明らかに強く、エッジTOKYOよりワンテンポ遅れて反発が返ってくるぶん強く跳ねます。

前作のメタスピードスカイパリより明らかに扱いは難しく、その代わり、しっかり前足部をつぶして走れるなら間違いなく速く走れます。

メタスピードパリシリーズよりもエッジとの差を感じやすいです。

これまでのようにストライド型ならスカイ、ピッチ型ならエッジという感覚でもないので、できれば足入れしてから選んでみることをおすすめします。

エッジTOKYOと比べるとスカイTOKYOの方が安定感がなく、かかと着地では扱いづらいシューズです。

メタスピードスカイTOKYOについて、より詳しくは「アシックス メタスピードスカイTOKYO 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

メタスピードスカイTOKYOのスペック・特徴

・重さ:27cm170g(実測値26cm162g)
・ミッドソール:フライトフォームリープ+フライトフォームブラストターボプラス+カーボンプレート(フラット形状)
・アッパー:モーションラップ3.0
・アウトソール:アシックスグリップ
・足に当たる感触は硬めなのに沈み込みが強く、反発が強い
・前作までと違い、エッジよりクッション性を感じにくい
・エッジTOKYOと比べるとスカイTOKYOの方が安定感がなく、かかと着地では扱いづらい

メタスピードエッジTOKYO

走行感はエッジパリから大きく変わりました。

エッジパリで初めて使われたFFターボプラスは、FFターボに比べて柔らかくなった印象がありますが、それでもナイキのズームXやアディダスのライトストライクプロの方が圧倒的に柔らかさを感じました。

ところがFFリープはズームXやライトストライクプロに似た柔らかさを感じます。

特にエッジTOKYOは足に当たる側がFFリープ、下側がやや硬めのFFターボプラスかつ地面に近い位置にカーボンプレートが入っているため、足に当たる感触は柔らかいのに沈み込みがそれほどなく、反発が返ってくるのが速いです。

それに加えて前足部のトゥボックス部分が狭いため、ぴったりしたフィット感があり、足を動かしたいスピードにしっかりシューズがついてくる感覚があります。(スカイTOKYOだとワンテンポ遅れます)

ただし、ライド感と安定感はエッジパリより弱まったため、ヴェイパーフライやアディオスプロにはないエッジパリの感覚が好きだった方にはマイナス点です。

なお、メタスピードパリシリーズよりもスカイとの差を感じやすいです。

これまでのようにストライド型ならスカイ、ピッチ型ならエッジという感覚でもないので、できれば足入れしてから選んでみることをおすすめします。

スカイTOKYOと比べるとエッジTOKYOの方が安定感があり、かかと着地でも扱いやすいシューズです。

メタスピードエッジTOKYOについて、より詳しくは「アシックス メタスピードエッジTOKYO 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

メタスピードエッジTOKYOのスペック・特徴

・重さ:27cm175g(実測値26cm151g)
・ミッドソール:フライトフォームリープ+フライトフォームブラストターボプラス+カーボンプレート(V字形状)
・アッパー:モーションラップ3.0
・アウトソール:アシックスグリップ
・足に当たる感触は柔らかいのに沈み込みがそれほどなく、反発が返ってくるのが速い
・エッジパリと比べて前足部のトゥボックス部分が狭いため、ぴったりしたフィット感がある(甲が高い人にはきついかも)
・エッジパリより安定感がなくなったが、スカイTOKYOより安定感があり扱いやすい

メタスピードレイ

メタスピードエッジTOKYOとメタスピードスカイTOKYOのFFリープとは密度が違うのか、メタスピードレイのソールの方が柔らかく感じます。

エッジTOKYO・スカイTOKYOはFFターボプラスも併用されていますが、FFリープの部分だけとっても柔らかさは明らかに違います。

しかし、足に当たる感じは非常に柔らかいのに、前足部では地面がしっかり感じられ、柔らかさのわりに沈み込みは少ないです。

これだけだとまるで良い部分だけみたいですが、沈み込みが少ないぶん、反発性もそこまで感じられません。

むしろスカイTOKYOどころかエッジTOKYOより反発性は低く、エッジTOKYOどころかスカイTOKYOよりライド感(転がる感じ)も低いです。

エッジTOKYOやスカイTOKYOより明らかに上だと思われるのはクッション性で、他メーカーを含めた厚底のレーシングシューズの中でも群を抜くほどのクッション性です。

反発性がそれほど感じられないのは前側にしかカーボンプレートが入ってないせいで、やや屈曲するためと思われます。

また、かかとで着地すると地面が感じられないほど柔らかいクッション性を感じるのに、意外とブレる感じがありません。

そのため、フルマラソンで使用するのであれば、後半疲れてかかと着地になった時ほどむしろ良さそうです。

しかし、レース全体として見た場合、スピードを出しやすいのはむしろエッジTOKYOやスカイTOKYOの方だと思います。

それらを上回るメタスピードレイのメリットはシューズの軽量さですが、エッジTOKYOやスカイTOKYOでも充分に軽いので、少しでも軽い方がよかったり、できるだけ速いピッチで走りたいという人にはレイの方がおすすめです。

メタスピードレイについて、より詳しくは「アシックス メタスピードレイ 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

メタスピードレイのスペック・特徴

・重さ:27cm129g(実測値26cm119g)
・ミッドソール:フライトフォームリープ+カーボンプレート(前足部)
・アッパー:MATRYX
・アウトソール:アシックスグリップ
・足に当たる感じは非常に柔らかいのに、前足部では地面がしっかり感じられ、柔らかさのわりに沈み込みは少ない
・反発性はエッジTOKYOやスカイTOKYOより低く、その代わりクッション性は最強レベル
・かかとで着地しても意外と安定感がある

S4+YOGIRI(エスフォープラスヨギリ)

ASICS公式

S4は、サブ4の壁を突破したいというランナーに向けたレーシングシューズです。

重さは27cmで240gです。

上部のミッドソールは現在のアシックスで最上級のミッドソールであるフライトフォームブラストターボプラス(FFターボ+)です。

下層がフライトフォームの2層構造であるところと、間にカーボンプレートが入っている点は前作と同じです。

前作は足当たりは柔らかいながらも接地感は硬めといった印象がありましたが、今作ではかなりの柔らかさを感じます。

ナイキのミッドソールであるズームXほどの沈み込み感はありませんが、前足部を踏み潰すとやや沈み込む感覚があります。

ミッドソールがかなり厚くなったマジックスピード4と比べてもその感覚はこのシューズの方が強く感じます。

前足部の沈み込み感だけで言うとメタピードスカイパリと同等くらいに思えます。

一方で後足部から着地した場合、ミッドソールはほぼ通常のフライトフォームなので硬い感じがするかと想像してましたが、意外と柔らかく感じます。

しかし、後足部は沈み込み感がほとんどなく、やはりさすがの安定感も感じます。

走法としてはピッチよりストライド向きで、その点からもメタスピードスカイパリの練習用としても良さそうです。

全体的に前作よりスペック的にも実際に履いた感じも良いと思いますが、前作でも感じたように、「サブ4向け」であるとは思えません。

さらに上の「サブ3.5向け」と言われた方がしっくりくるシューズです。

S4+ YOGIRIについて、より詳しくは「アシックス S4+ YOGIRI スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

S4+ YOGIRIのスペック・特徴

・重さ:27cm 240g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストターボプラス+フライトフォーム+カーボンプレート
・アウトソール:アシックスグリップ
・サブ4よりサブ3.5向け
・メタスピードスカイパリの練習用
・ピッチよりストライド向き

マジックスピード4

ASICS公式

重さは27cmで245gです。

ミッドソールの厚さが一気に40mmを超える大幅なモデルチェンジとなりました。

マジックスピードシリーズは早い反発が特徴とも言えましたが、今作では強い反発に変わった印象です。

また、かかと部で着地すると接地感の強かった前作と比べ、今作ではクッション感が抜群にあります。

前足部は厚さのわりに接地感があり、前作よりも反発性を感じます。

フォアフットで反発を得るような走り方でなく、中足部から後足部で着地して前足部へ自然な体重移動をするだけで、その反発性は得られます。

前作より重くなり、地足感は減少したので前作までの感じが好きだった人には改悪と思えるかもしれませんが、シューズのスペック自体が高くなったのは間違いありません。

マジックスピード4について、より詳しくは「アシックス マジックスピード4 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

マジックスピード4のスペック・特徴

・重さ:27cm245g
・ミッドソール:フライトフォームブラストプラス+フライトフォームブラストターボ+カーボンプレート
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・アウトソール:アシックスグリップ
・厚さのわりに沈み込み少なく、前足部に体重を乗せると強い反発感が得られる

ハイパースピード5

ASICS公式

重さは26.5cmで204gです。

前作とほぼ変わらないため、前作同様に薄底感があり、クセがなく扱いやすいシューズです。

しかし、インソールが柔らかくなったからか前作より足当たりが柔らかく感じます。

ライトレーサーと比較されることが多く、ライトレーサーと同じく短距離選手にも人気のシューズですが、ハイパースピードの方が長距離向きです。

ライトレーサーの方がグリップが強く、蹴って走る感じが向いているのに対し、ハイパースピードはライド感があり、転がすように走るのが向いています。

クッション性は高くありませんが、サブ3〜サブ4レベルの力量のランナーであれば、スピード練習からジョグまでなんでも使えるシューズです。

ハイパースピード5について、より詳しくは「アシックス ハイパースピード5 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ハイパースピード5のスペック・特徴

・重さ:26.5cm204g
・ミッドソール:フライトフォーム
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ガイドソールテクノロジー搭載
・クセのないトレーニング用
・ライトレーサーと同じコスパ系だが、ハイパースピードの方がクッション性とライド感は高い
・ミッドソールは変わらず硬めのフライトフォームだが、インソールの変更で足当たりの柔らかさUP

ハイパーレーサー

ASICS公式

26.5cm180gです。

走行感としてはかなり硬めで、ロードで走るのには向いていません。

しかし、前足部は意外に柔らかく、かなり屈曲します。

レース用であれば、もう少し屈曲せずに元に戻ろうとするような反発を感じさせる方が速く走れると思うのですが、いい具合に屈曲してしまうために地面からの反発があまりもらえません。

そのため、トラック専用シューズですがトラックレースにも向いているとは思えません。

地足感が強くクセがなく、薄底のわりに耐久性に優れる設計になっていることもあり、どう考えてもトラックの練習向けシューズです。

薄底の練習用として人気の高いハイパースピードが4になって薄底感が落ちたため、ハイパースピード3までの薄底感が好きだった人にはハイパーレーサーの方が好みかもしれません。

ハイパーレーサーについて、より詳しくは「アシックス ハイパーレーサー スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ハイパーレーサーのスペック・特徴

・重さ:26.5cm180g
・ミッドソール:フライトフォーム
・アウトソール:AHAR+(エーハープラス)
・レーサーではなくトレーナー
・レーシング機能としてはソーティーマジックの方が上
・用途はトラックでの練習用1択で、短距離選手の練習用により向いている

エボライド スピード3

ASICS公式

エボライドスピードは硬めという先入観がありましたが、足入れ感は柔らかく、走ってみても気持ちの良い柔らかさを感じます。

前作エボライドスピード2より柔らかく感じます。

ソールは0.5mm薄くなりましたが、FFブラスト+に素材が変更されたせいかもしれません。

それでいて前作と同じように沈む感じは一切ありません。

そのため、地面から返ってくる反発は非常に早く、ロッカー機能も効いていてライド感も強いため、ピッチを上げて走るのに向いています。

反発性は高くないので、蹴る走り方やシューズに任せて乗り込むような走り方は向いていません。

また、クッション性はなくはありませんが、そう高くはないため、カーボンが苦手な方にもフルマラソン用にはおすすめしづらいです。

用途としては速めのジョグやスピード練習がおすすめで、軽量でクセがないので非常に使いやすいです。

エボライドスピード3について、より詳しくは「アシックス エボライドスピード3 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

エボライドスピード3のスペック・特徴

・重さ:26cm 204g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストプラス
・反発性は低いが反発の返りが早い
・ピッチ走法向き
・速めのジョグかスピード練習向け

ソーティーマジックRP6

ASICS公式

26.5cmで145gと超軽量です。

しかも、より軽量とされるLTシリーズのLT2より軽量化されました。

「RP」はrepulsion(リパルジョン)の略で反発性を意味します。

シューズを屈曲させないためのシャンク(プレート)がしっかり入っていたり、つま先部分のグリップ力を上げるためにアシックスグリップという高グリップ素材が使われているのがLTシリーズと異なる点です。

今後、これを上回る軽量モデルがLTシリーズから発売される可能性はありますが、軽量さを理由にRP6でなくLT2を買うという選択肢は無くなりました。(LTシリーズは廃盤になったと思われます)

軽量化された一番の要因はアッパーで、前作のジャガードメッシュからエンジニアードメッシュに変更になりました。

また、ヒールカップが前作から柔らかくなり、ここも軽量化されたポイントです。

そのため、ホールド感は前作の方が良いですが、内側に補強材が入っているため、全くホールド感がないわけではありません。

ミッドソール・アウトソールの変更はありません。

かなりの力がないと使いこなせないと思いますが、少なくとも前作RP5やLT2を使えていたランナーにはかなりおすすめです。

ソーティーマジックRP6について、より詳しくは「アシックス ソーティーマジックRP6 レビュー!」の記事を参照してください。

ソーティーマジックRP6のスペック・特徴

・重さ:26.5cm145g
・ミッドソール:フライトフォーム+フライトフォームプロペル
・地面をしっかり蹴って走りたいエリートランナー向け
・LT2とRP5のいいとこ取り

ターサーRP3

ASICS公式

26.5cmで185gです。

前作より15g程度重くなりましたが、ミッドソールが2mm厚くなり、フライトフォームブラストに変更されたことがその大きな要因です。

それにより接地感は柔らかくなり、これまた新しく搭載されたプロパルショントラスティック(立体的になったプレート)も影響して反発性がかなり増しました。

アウトソールは前作ではデュオソールだった部分が3Dテトラソールとなったため、若干グリップ性は落ちましたが耐久性は向上しました。

走行感は薄底という感じですが、薄底があまり得意でないという人にも練習用に是非履いてほしいシューズです。

主にトラックの練習用に向いていて、耐久性が高くなったので遠慮なくガシガシ使えます。

ソーティーマジックだと薄すぎるけど厚底は履きたくないというランナーなら、フルマラソンにも使えるでしょう。

今までのターサーらしさは確かに薄れてしまいましたが、間違いなく前作より機能性はアップしていると断言できる1足です。

ターサーRP3について、より詳しくは「アシックス ターサーRP3 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ターサーRP3のスペック・特徴

・重さ:26.5cm185g
・ミッドソール:フライトフォームブラスト
・トラックのスピード練習からフルのレースまで使える

ターサージャパン

ASICS公式

ターサージャパンは、2000年の発売からほとんど変わることなく販売されているメイドインジャパンのモデルです。

「ターサー」という名称、伝統的なSpEVA(スピーバ)というミッドソールなどから想像するより硬さを感じさせず、意外とクッション性を感じられるシューズです。

かかと部に内蔵されたゲルがその要因の一つです。

一方で前足部はソールが薄いため、かかと部あたりで着地して自然な体重移動から前足部のデュオソールでしっかり地面を蹴って走る感じがおすすめです。

カーボンプレートはもちろん入っておらず、アウトソールにもはっきりとした屈曲溝があるわりには屈曲性はそこまで高くありません。

また、一昔前のアシックスモデルというだけあって、最新モデルと比べても履き口や幅が広めといった感じです。

ターサージャパンについて、より詳しくは「アシックス ターサージャパン スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ターサージャパンのスペック・特徴

・重さ:26.5cm210g
・ミッドソール:SpEVA(スピーバ)
・20年以上ほとんど変わらないスペック

ライトレーサー6

ASICS公式

価格は税込10,450円と、前作より550円値上がりし、1万円を超えてはしまいましたが、それでも充分な安さが魅力のコスパ系シューズです。

大きな特徴もないシューズですが、クセがないためにあらゆる用途に使いやすいシューズです。

ほどほどのクッションですが、沈み込みは全く感じられず、地面を捉えて走れる感覚が得られます。

そのため、どちらかと言うと、長距離選手より短距離選手に人気があります。

しかし、前作に比べてアッパーが柔らかくなったこととアウトソールの変更は、短距離選手にとってはマイナスが大きく長距離選手にとってはプラス面が大きいように思います。

いずれにしろレースで使うのに高いパフォーマンスが期待できるシューズではないため、トラックで地足を鍛えるトレーニングやウォーミングアップ&クーリングダウン用としての用途が適切です。

ライトレーサー6のスペック・特徴

・重さ:27cm200g
・ミッドソール:フライトフォームプロペル
・クセがなく汎用性の高いトレーニングシューズ
・ほどほどのクッションで沈み込みはなく、自分の足で走ってる感が高い
・短距離選手にはよりおすすめだが、過去モデルの方がより短距離向け

グライドライドマックス

ASICS公式

26cmで255gです。

前作(グライドライド3)より軽くなったはずですが、むしろ重くなったようにも思います。

44mmもの厚みがあり、ヒールカウンターやシュータンも厚みがあり、しっかりしているため、安心感はあります。

しかし、グライドライド特有の転がるようなライド感はかなり薄れたように思います。

これは前作3でも2に比べて落ちたと思いましたが、もはやマックスではライド感を感じません。

重さもありますが、FFブラストMAXのクッションがそう感じさせる面もありそうです。

FFブラストMAXは柔らかくクッション性はありますが、反発性がなく、着地の衝撃を吸収する方にその柔らかさを使っているように思います。

クッションの感じもフカフカ感はゲルニンバスより薄いため、単にクッション性を求めたいのならゲルニンバスの方がおすすめです。

グライドライドマックスについて、より詳しくは「アシックス グライドライドマックス スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

グライドライドマックスのスペック・特徴

・重さ:26cm255g
・ミッドソール:フライトフォームブラストマックス+フライトフォームブラストプラスエコ
・グライドライドシリーズにあったライド感は激減し、ほとんど感じない
・クッション性は高いがふかふか感はない

ノヴァブラスト5

ASICS公式

26cmで230gです。

ミッドソールの感触は明らかに柔らかくなり、沈んでから跳ねるような前々作ノヴァブラスト3のようなタイプに戻りました。

前作ノヴァブラスト4は硬めのクッションになり、沈んで反発するより早い反発でポンポン進ませるようなシューズでした。

どちらが良いかは好みの問題ですが、個人的には今作のタイプの方がノヴァブラストに求める機能性を満たしているので好きです。

前作ノヴァブラスト4のようにやや硬めで沈み込みが少なく、反発のレスポンスの早さを求めるならスーパーブラスト2の方が優れています。

前々作ノヴァブラスト3と比べると前足部のくぼみから受ける反発感は減少しているように思えますが、そのぶん圧倒的にシューズのミッドソールから受ける反発感が増している感じです。

また、かなり軽量化されていることもありスピードも出しやすいです。

インターバルやレペのように一気にスピードを上げるようなスピード練習には向いていませんが、LTペースのペース走なら十分走れます。

クッション性もかなり良いので、ゆっくりペースのジョグでも気持ちよく、速めのジョグはなおさら向いています。

ノヴァブラスト5について、より詳しくは「アシックス ノヴァブラスト5 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ノヴァブラスト5のスペック・特徴

・重さ:26cm 230g
・ミッドソール:フライトフォームブラストマックス
・シュータンの足当たりが絶妙に良い
・前作より前々作に近い感覚の柔らかさとバウンス感がある
・クッション感も高く、ゆっくりジョグからLTペース走まで幅広く使える

スーパーブラスト2

ASICS公式

26.5cmで244gです。

ミッドソールはメタスピードパリシリーズと同じフライトフォームブラストターボプラスをメインに、下部にフライトフォームブラストプラスエコとなりました。

アウトソールもアシックスでグリップ最強のアシックスグリップとなり、ミッドソールもアウトソールもレーシングスペック並みにグレードアップしました。

履き心地としては前作から大きくは変わっていないように感じます。

沈み込みはほとんどなく、接地感は硬めで早い反発がもらえるタイプのシューズです。

スーパーブラスト2について、より詳しくは「アシックス スーパーブラスト2 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

スーパーブラスト2のスペック・特徴

・重さ:26.5cm 244g
・アッパー:エンジニアードウーヴン
・ミッドソール:フライトフォームブラストターボプラス+フライトフォームブラストプラスエコ
・アウトソール:ASICS GRIP(アシックスグリップ)
・イメージより履き心地は硬め
・ピッチ走法向け
・S4よりサブ4向け

メガブラスト

ASICS公式

26.5cmで224gです。

履き心地はスーパーブラスト2と似ています。

これだけの厚みとスペックから推測するとフカフカのクッションを想像する人が多いと思いますが、硬めの履き心地だったスーパーブラスト2をやや柔らかくした程度です。

柔らかさや気持ちよさを重視するなら圧倒的にノヴァブラスト5の方がおすすめです。

沈み込みはスーパーブラスト2よりはありますが、それほど大きくはなく、ノヴァブラスト5よりありません。

絶妙にこの2つの間のシューズを出してきたという印象です。

スーパーブラスト2と比べると約20gほども重量が軽いため、スピードはさらに出しやすいです。

サブスリーレベルのランナーであれば、ノンプレートでここまでスピードを出しやすい厚底シューズは他メーカーを含めても他に類がなく、あらゆる練習に使えるシューズです。

また、プレートシューズが苦手な方であればフルマラソンのレース用としても充分に使用可能です。

しかし、レース用に使うのであれば同クラスのシューズにはマジックスピード4やS4+ YOGIRIがあります。

それらと比較すると、プレートが入っているぶん反発の強いマジックスピード4やS4+ YOGIRIの方がスピードを出しやすいため、プレートが苦手でなければこれらの方がおすすめです。

また、同日発売のソニックブラストと比較すると、単にメガブラストの方がスピードを出しやすいというわけでもなく、ソニックブラストの方がプレートがあるぶん返ってくる反発が速いため、ピッチ走法にはおすすめで、メガブラストの方がストライド走法におすすめです。

メガブラストについて、より詳しくは「アシックス メガブラスト スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

メガブラストのスペック・特徴

・重さ:26.5cm 224g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストターボスクエア
・アウトソール:ASICS GRIP(アシックスグリップ)
・イメージより履き心地は硬め(スーパーブラスト2とノヴァブラスト5の中間でスーパーブラスト寄り)
・ノンプレートの厚底シューズとしては他に類を見ないスピードの出しやすさ
・プレートが苦手な方のフルマラソンのレース用におすすめ

ソニックブラスト

ASICS公式

26.5cmで256gです。

ほどよいクッション性と反発性を感じます。

柔らかさも反発性もそこそこで、極端な特徴はありませんが、すべてのパラメータが高めという感じです。

他のブラストシリーズと比べると、柔らかさはノヴァブラスト5に次いで2番目、反発の強さはメガブラスト、スーパーブラスト2に次いで3番目といったところですが、反発の返ってくる速さは1番に思えます。

これはおそらく前足部のつぶれる感じがないのとアストロプレートによるもので、この反発の速さはマジックスピードに似ています。

それもマジックスピード4よりもマジックスピード3の方が似ています。

ただ、マジックスピードは3も4も硬めでパチンと返ってくる強さも感じますが、ソニックブラストにはそれほどの強さはなく、優しい反発感です。

用途としてはメタスピードシリーズをレース用とする人の練習用で、スピード練習から距離走まであらゆる用途に使えます。

また、同日発売のメガブラストと比較すると、単にメガブラストの方がスピードを出しやすいというわけでもなく、ソニックブラストの方がプレートがあるぶん返ってくる反発が速いため、ピッチ走法にはおすすめで、メガブラストの方がストライド走法におすすめです。

ソニックブラストについて、より詳しくは「アシックス ソニックブラスト スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ソニックブラストのスペック・特徴

・重さ:26.5cm 256g
・ミッドソール:フライトフォームブラストターボスクエア+フライトフォームブラストマックス+アストロプレート
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・アウトソール:ASICS GRIP(アシックスグリップ)
・マジックスピードの反発性をやや弱めてクッション性を足した感じ
・ブラストシリーズ特有のトランポリン感は感じられない
・メタスピードシリーズの練習用

ゲルカヤノ32

ASICS公式

27cmで300gです。

ミッドソールはフライトフォームブラストプラスエコから「エコ」がなくなり、フライトフォームブラストプラスになりました。

エコが導入された際、通常の「FFブラストプラス」も「FFブラストプラスエコ」も機能的には同じとアシックスの公式サイトで説明されていましたが、「エコ」の方が柔らかいように私は思います。

そのためか前足部が2mm増したものの、前作の方が柔らかいように思えます。

特にゲルニンバスシリーズに慣れている方にはゲルカヤノは硬く感じるのではないでしょうか。

履いてみての気持ちよさは、柔らかいゲルニンバスや、反発性のあるノヴァブラストの方が上です。

ゲルカヤノの良さはわかりにくいですが安定感です。

4Dガイダンスは長く走る時ほど真価を発揮するシステムで、速く走る機能も高くないことから、ゆっくり長く走るのに向いているシューズです。

内側に膝が倒れ込まないような、オーバープロネーション対策がされているため、膝に痛みを抱えている人や初心者にはゲルカヤノの方がおすすめです。

ゆっくり長く走るための用途でも、ニュートラルプロネーションであったり、膝や関節に痛みや不安のない方にはゲルニンバスの方がおすすめです。

ゲルカヤノ32について、より詳しくは「アシックス ゲルカヤノ32 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ゲルカヤノ32のスペック・特徴

・重さ:27cm 300g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストプラス+ピュアゲル
・4Dガイダンスシステム
・オーバープロネーション対策がされているため、初心者や膝の痛くなる人向け
・前作より前足部が2mm厚くなったものの、やや硬めの接地感
・疲れてきた時こそ4Dガイダンスを発揮する

GT-2000 14

ASICS公式

27cmで273gです。

ミッドソールがフライトフォームブラストマックスになったことで、接地感は柔らかさが増しました。

GT-2000シリーズはスタビリティーモデルなので、あまり柔らかいと安定性が心配です。

確かにやや沈み込みはあるものの、大きく沈む感じはなく、GT-2000らしい安定感はあります。

ミッドソールはノヴァブラスト5と同じ、アウトソールもノヴァブラスト5にそっくりの感じになりましたが、ノヴァブラスト5のようなバウンス感は低いです。

これはシューズの重量が40gほど違うことが大きく影響していると思われます。

また、ある程度のバウンス感を得るにはある程度スピードを出す必要があり、ゆっくりジョグではその良さがわかりにくいです。

スタビリティーモデルとしては兄貴分として位置づけされるゲルカヤノ32と比較すると、安定感はゲルカヤノの方が圧倒的に高いものの、ノヴァブラスト5のバウンス感よりはゲルカヤノ32の安定感の方が強く出ている感じです。

例えるならGT-2000 14は、ゲルカヤノ32を70%、ノヴァブラスト5を30%継承して軽量化した感じです。

そのため、中上級者がジョグ用に使うには少し速めのペースがおすすめですが、その用途であればノヴァブラスト5の方が気持ちよく走れますし、初心者がレース用に使うのであれば、より安定性の高い前作「GT-2000 13」の方が良い気がします。

しかし、他メーカーではなかなか存在しない「少し弱めのオーバープロネーション対策」がされているという点がこのシリーズの強みであり、長年人気がある点だと思います。

以上の点から、前作と変わらず、やや膝や関節などが痛い中上級者ランナーのジョグ用や、ゲルカヤノを練習用とする初心者ランナーのレース用などのニッチな需要向けのシューズではあるものの、進化したがゆえに使いどころや使えるランナーがより限定されるようになったようにも思えます。

GT-2000 14について、より詳しくは「アシックス GT-2000 14 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

GT-2000 14のスペック・特徴

・重さ:27cm273g
・アッパー:エンジニアードウーヴンメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストマックス+ピュアゲル
・3Dガイダンスシステム
・バウンス感を得るにはある程度スピードを出す必要がある
・少し弱めのオーバープロネーション対策という、他メーカーにはないニッチなポイントがある
・ゲルカヤノ32を70%、ノヴァブラスト5を30%継承して軽量化した感じ

ゲルニンバス27

ASICS公式

ニンバス(ラテン語で雲の意味)というだけあって、足入れしただけでふわふわ感が得られます。

クッション性は確実で、やや硬くなった前作より柔らかくなったように感じます。

ふかふか感は前々作のゲルニンバス25が一番高かったようにも思いますが、今作も十分に柔らかく、それでいてかかと周りのソールが台形のように下に広がっているため、安定感も抜群です。

ふかふかな感覚は、ピュアゲルが入っている上に分厚いかかと部でも感じられますが、前足部に体重をかけて乗り込んだ時の方が雲のようなクッション感を味わえます。

欠点としては、地面に吸い付くような吸着感みたいな安定性があるため、速く走ることはできないという点です。

そのため、スピードを出したトレーニングには向きませんが、ジョグやLSDなど速さを求めないトレーニングには最適で、個人的には普段履きが最もおすすめです。

ゲルニンバス27について、より詳しくは「アシックス ゲルニンバス27 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ゲルニンバス27の特徴

・重さ:26cm285g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストプラスエコ+ピュアゲル
・アウトソール:ハイブリッド アシックスグリップ
・厚さ:43.5mm
・他メーカー含めても最上位レベルのクッション感
・地面に吸着するような安定感
・ジョグ用にも向いているが、普段履きによりおすすめ

ゲルキュムラス27

ASICS公式

27cmで265gです。

ゲルニンバスのふわふわ感には敵いませんが、充分すぎるクッション性が感じられます。

ゲルキュムラスはマイナーな故にあまり知られていませんが、同じクッションタイプのシューズであるゲルカヤノやGT-2000と比べても柔らかさとクッション性はあります。

加えて特徴的なのがフルイドライドアウターソールの接地感です。

一言で表すと優しい接地感です。

足音をさせないくらい静かな接地をすることが可能ですが、決してグリップも悪くありません。

ただし、耐久性だけは通常のアウトソールラバーより落ちるため、ガシガシ距離を踏むタイプのランナーよりライトユーザーや普段履きに向いていると思います。

ゲルキュムラス27について、より詳しくは「アシックス ゲルキュムラス27 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ゲルキュムラス27のスペック・特徴

・重さ:26cm265g
・アッパー:エンジニアードジャカードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストプラス+ピュアゲル
・アウトソール:フルイドライドアウターソール
・厚さ:38.5mm
・ゲルニンバス27のクッション性を弱めて軽量化したモデル
・フルイドライドアウターソールによる優しい接地感
・ライトユーザーや普段履きにおすすめ

アシックス ランニングシューズ 廃盤モデル・旧モデル レビューまとめ

すでに廃盤になったり、もうほぼ販売してない過去モデルのレビューは以下の記事を参照してください。

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アシックス ランニングシューズ レビュー まとめ

以上、アシックスのランニングシューズをシリーズごとに紹介しましたが、それぞれの特徴をシューズ選びの参考にしていただけたらと思います。

また、他メーカーのランニングシューズについてもまとめてますのでよろしければ下記の記事も参照してください。

アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

ミズノ ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ

ホカ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

ニューバランス ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ

ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

プーマ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

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この記事を書いた人

ランニングシューズマニアの40代サブスリーランナーです。ナイキのズームランニングシューズは基本すべて保有しています。その他、アディダス・アシックス・ミズノ・ニューバランスなど人気ブランドの厚底レーシングシューズも多く所有し、比較レビューしています。また、一般社団法人日本ランニング協会認定「ランニング食学」スペシャリストの資格を持ち、ランナーのための栄養学の観点から、強く速くなるための「食」の理論についてもお伝えしています。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 本当に分かりやすくまとめてあり、めっちゃ参考になりました。ありがとうございました!!

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