アシックスのランニングシューズは、日本ブランドならではの足へのフィット感や機能性を重視した設計が魅力です。
レーシングシューズからジョグ用シューズまで、それぞれのシューズのスペックや特徴をまとめましたので、アシックスのランニングシューズを選ぶ際の参考にしてください。
メタスピードスカイTOKYO

走行感はスカイパリから大きく変わりました。
スカイパリで初めて使われたFFターボプラスは、FFターボに比べて柔らかくなった印象がありますが、それでもナイキのズームXやアディダスのライトストライクプロの方が圧倒的に柔らかさを感じました。
ところがFFリープはズームXやライトストライクプロに似た柔らかさを感じます。
そのため、スカイパリと比べて沈み込みが強くなりました。
しかし、足に触れる上側の部分はFFターボプラスであるため、足入れした感じの柔らかさやクッション感についてはエッジTOKYOより感じられません。
前足部に体重を乗せた時の沈み込みはエッジTOKYOより明らかに強く、エッジTOKYOよりワンテンポ遅れて反発が返ってくるぶん強く跳ねます。
前作のメタスピードスカイパリより明らかに扱いは難しく、その代わり、しっかり前足部をつぶして走れるなら間違いなく速く走れます。
メタスピードパリシリーズよりもエッジとの差を感じやすいです。
これまでのようにストライド型ならスカイ、ピッチ型ならエッジという感覚でもないので、できれば足入れしてから選んでみることをおすすめします。
エッジTOKYOと比べるとスカイTOKYOの方が安定感がなく、かかと着地では扱いづらいシューズです。
メタスピードスカイTOKYOについて、より詳しくは「アシックス メタスピードスカイTOKYO 徹底レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:27cm170g(実測値26cm162g)
・ミッドソール:フライトフォームリープ+フライトフォームブラストターボプラス+カーボンプレート(フラット形状)
・アッパー:モーションラップ3.0
・アウトソール:アシックスグリップ
・足に当たる感触は硬めなのに沈み込みが強く、反発が強い
・前作までと違い、エッジよりクッション性を感じにくい
・エッジTOKYOと比べるとスカイTOKYOの方が安定感がなく、かかと着地では扱いづらい
メタスピードエッジTOKYO

走行感はエッジパリから大きく変わりました。
エッジパリで初めて使われたFFターボプラスは、FFターボに比べて柔らかくなった印象がありますが、それでもナイキのズームXやアディダスのライトストライクプロの方が圧倒的に柔らかさを感じました。
ところがFFリープはズームXやライトストライクプロに似た柔らかさを感じます。
特にエッジTOKYOは足に当たる側がFFリープ、下側がやや硬めのFFターボプラスかつ地面に近い位置にカーボンプレートが入っているため、足に当たる感触は柔らかいのに沈み込みがそれほどなく、反発が返ってくるのが速いです。
それに加えて前足部のトゥボックス部分が狭いため、ぴったりしたフィット感があり、足を動かしたいスピードにしっかりシューズがついてくる感覚があります。(スカイTOKYOだとワンテンポ遅れます)
ただし、ライド感と安定感はエッジパリより弱まったため、ヴェイパーフライやアディオスプロにはないエッジパリの感覚が好きだった方にはマイナス点です。
なお、メタスピードパリシリーズよりもスカイとの差を感じやすいです。
これまでのようにストライド型ならスカイ、ピッチ型ならエッジという感覚でもないので、できれば足入れしてから選んでみることをおすすめします。
スカイTOKYOと比べるとエッジTOKYOの方が安定感があり、かかと着地でも扱いやすいシューズです。
メタスピードエッジTOKYOについて、より詳しくは「アシックス メタスピードエッジTOKYO 徹底レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:27cm175g(実測値26cm151g)
・ミッドソール:フライトフォームリープ+フライトフォームブラストターボプラス+カーボンプレート(V字形状)
・アッパー:モーションラップ3.0
・アウトソール:アシックスグリップ
・足に当たる感触は柔らかいのに沈み込みがそれほどなく、反発が返ってくるのが速い
・エッジパリと比べて前足部のトゥボックス部分が狭いため、ぴったりしたフィット感がある(甲が高い人にはきついかも)
・エッジパリより安定感がなくなったが、スカイTOKYOより安定感があり扱いやすい
メタスピードレイ

メタスピードエッジTOKYOとメタスピードスカイTOKYOのFFリープとは密度が違うのか、メタスピードレイのソールの方が柔らかく感じます。
エッジTOKYO・スカイTOKYOはFFターボプラスも併用されていますが、FFリープの部分だけとっても柔らかさは明らかに違います。
とにかく全体的にぐにゃぐにゃと非常に柔らかいです。
しかし、そのわりに前足部の沈み込みは意外に少ないです。
沈み込みが少ないぶん、反発性もそこまで強く感じられません。
むしろスカイTOKYOどころかエッジTOKYOより反発性は低く、エッジTOKYOどころかスカイTOKYOよりライド感(転がる感じ)も低いです。
反発性がそれほど感じられないのは前側にしかカーボンプレートが入ってないせいだと思われます。
エッジTOKYOやスカイTOKYOより明らかに上だと思われるのはクッション性で、他メーカーを含めた厚底のレーシングシューズの中でも群を抜くほどです。
特にかかとは柔らかく、同時に不安定さもあります。
そのため、フルマラソンで使用するのであれば、不安定さを許容できつつ反発性よりクッション性を求めるランナー向けです。
スピードを出しやすいのはむしろエッジTOKYOやスカイTOKYOの方だと思います。
クッション性以外にエッジTOKYOやスカイTOKYOを上回るメタスピードレイのメリットはシューズの軽量さですが、エッジTOKYOやスカイTOKYOでも充分に軽いので、少しでも軽い方がよかったり、できるだけ速いピッチで走りたいという人にはレイの方がおすすめです。
メタスピードレイについて、より詳しくは「アシックス メタスピードレイ 徹底レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:27cm129g(実測値26cm119g)
・ミッドソール:フライトフォームリープ+カーボンプレート(前足部)
・アッパー:MATRYX
・アウトソール:アシックスグリップ
・FFリープの密度が非常に低く、軽量で全体的にぐにゃぐにゃと非常に柔らかい
・反発性はエッジTOKYOやスカイTOKYOより低く、その代わりクッション性は最強レベル
・前足部の沈み込みは意外に少ないが、かかとは不安定
メタスリーク
ASICS公式
メタスリークは中底ノンプレートの軽量トレーニングモデルです。
27cmでわずか129gの軽量さが一番の特徴です。
クッション性も反発性もそこそこありますが、高いとは言えません。
ただ、硬めで反発が返ってくるのが早く、軽さには非常に優れるため、ピッチを上げやすいです。
助力は少ないため、レース向きのシューズではありません。
短距離選手の練習用としては全般的に使え、長距離選手にはロング走やジョグ以外の用途全般に使えるシューズです。
トラックでもロードでも不整地でも使えます。
メタスリークについて、より詳しくは「アシックス メタスリーク スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:27cm 129g
・アッパー:モーションラップアッパー3.0
・ミッドソール:フライトフォームブラストターボスクエア
・アウトソール:アシックスグリップ
・超軽量でピッチを上げやすいが、反発性は高くないのでレースには不向き
・ロング走やジョグを除き、全般的な練習に向く(特に短距離用)
・トラックでもロードでも不整地でも使えるが、かかと着地の走法は不向き
YOGIRI SPEED(ヨギリ スピード)
ASICS公式
YOGIRI SPEED(ヨギリ スピード)は、サブ4の壁を突破したいというランナーに向けたレーシングシューズです。
足当たりは柔らかく接地感は硬めです。
前足部はメタスピードエッジ東京並みにFFリープが使われているため、もっと沈むかと思いましたが、メタスピードエッジ東京より沈み込みは少なく感じます。
後足部についてはむしろ安定感があり、沈み込みなく硬めです。
前作S4+ YOGIRIと比較すると、やや柔らかくなったかなという程度の印象です。
ミッドソールの配置(上:FFリープ、下:FFブラストプラス、間:カーボンプレート入り)が同じマジックスピード5と比較すると、ヨギリスピードの方が重く、前足部の反発は強く、後足部は安定し、ストライド向きです。
これは、ミッドソール素材の上下の配置が同じとはいえ、同じようなバランスで上下に分かれているマジックスピード5と違い、ヨギリスピードは極端なバランス差でFFリープとFFブラストプラスが使われているためです。

前足部はFFリープの割合が圧倒的に高いです。

逆に後足部はほとんどFFブラストプラスです。
では、マジックスピード5とヨギリスピードのどちらがいいかという点ですが、スペック的には同レベルで甲乙つけがたいです。
かつてのメタスピードスカイ&メタスピードエッジのように、ストライド型かピッチ型かで選ぶと良いのではないかと思います。
もし、どちらか迷うのであれば本体価格で4,000円安いマジックスピード5の方がお得です。
また、「ヨギリ」という名称にはサブ4を目指すランナー向けという意味も込められていると思いますが、一般的なサブ4向けシューズというよりはサブ3.5向けのスペックは充分にあります。
メタスピードエッジ東京ともスペックが似ていることもあり、メタスピードエッジ東京をレース用とする人のスピード練習用としても向いています。
かかとのホールド感に関してはメタスピードシリーズよりヨギリスピードの方がかなり良いです。

完全なレーシング仕様のメタスピードシリーズにはない安心感があります。
YOGIRI SPEED(ヨギリ スピード)について、より詳しくは「アシックス ヨギリ スピード スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:27cm 227g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:FFリープ+FFブラストプラス+カーボンプレート
・アウトソール:アシックスグリップ
・ピッチ走法向きのマジックスピード5に対してストライド走法向き
・サブ4よりサブ3.5向け
・メタスピードエッジ東京の練習用
マジックスピード5
ASICS公式
重さは27cmで196gです。
まず足入れした感じですが、FF leapの柔らかさが感じられるかと思いきや、全体的に硬めです。
アッパーが硬いせいというのもありますが、FF leapの柔らかさもメタスピード東京シリーズほどには感じられません。
そのため、沈み込む感じもほとんどなく、安定感も非常に高いです。
感覚的には前々作マジックスピード3に近く、強い反発ではありませんが地面から返ってくる反発が早く感じます。
シューズの位置づけとしてはサブ3.5とかサブ4とされていますが、スペック的にも感覚的にも初代メタスピードシリーズは軽く超えており、サブ3レベルで十分使えるシューズです。
最近の各社トップレベルのレーシングモデルは柔らかく反発が強い分、安定性に欠けるシューズが多いですが、以前のメタスピード(東京より前のパリやプラス)シリーズのようにやや硬めのシューズの方が好きなシリアスランナーにはかなりおすすめです。
また、メタスピードエッジ東京(またはスカイ東京)をレース用シューズにする人の練習用にもおすすめで、汎用性の非常に高いシューズです。
マジックスピード5について、より詳しくは「アシックス マジックスピード5 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:27cm196g(実測26cm188g)
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームリープ+フライトフォームブラストプラス+カーボンプレート
・アウトソール:アシックスグリップ
・スペックから想定されるより全体的に硬め
・前作より前々作マジックスピード3に感覚が近く、反発が早い
・柔らかいシューズが苦手ならサブ3レベルのランナーでもレース用におすすめ
ハイパースピード6
ASICS公式
ハイパースピードは薄底というイメージがありますが、ミッドソールは前作より厚くなり、かかと部で32mmとなったため、もはや薄底とまでは言いづらいシューズになりました。
それでもフォーム材はフライトフォームのままということもあり、相変わらず薄底感は感じられます。
また、最近の柔らかさと反発感を重視したシューズと違って安定感は抜群に高くクセもありません。
薄底タイプとしてはライトレーサーと比較されることが多く、ライトレーサーと同じく短距離選手にも人気のシューズですが、ハイパースピードの方が長距離向きです。
ライトレーサーの方がグリップが強く、蹴って走る感じが向いているのに対し、ハイパースピードはライド感があり、転がすように走るのが向いています。
クッション性は高くありませんが、サブ3〜サブ4レベルの力量のランナーであれば、スピード練習からジョグまでなんでも使えるシューズです。
ハイパースピード6について、より詳しくは「アシックス ハイパースピード6 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:27cm220g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォーム
・クセのないトレーニング用
・ライトレーサーと同じコスパ系だが、ハイパースピードの方がクッション性とライド感は高い
・薄底と呼べないほどの厚さになったが薄底感は感じられる
ハイパーレーサー
ASICS公式
26.5cm180gです。
走行感としてはかなり硬めで、ロードで走るのには向いていません。
しかし、前足部は意外に柔らかく、かなり屈曲します。
レース用であれば、もう少し屈曲せずに元に戻ろうとするような反発を感じさせる方が速く走れると思うのですが、いい具合に屈曲してしまうために地面からの反発があまりもらえません。
そのため、トラック専用シューズですがトラックレースにも向いているとは思えません。
地足感が強くクセがなく、薄底のわりに耐久性に優れる設計になっていることもあり、どう考えてもトラックの練習向けシューズです。
薄底の練習用として人気の高いハイパースピードが4になって薄底感が落ちたため、ハイパースピード3までの薄底感が好きだった人にはハイパーレーサーの方が好みかもしれません。
ハイパーレーサーについて、より詳しくは「アシックス ハイパーレーサー スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26.5cm180g
・ミッドソール:フライトフォーム
・アウトソール:AHAR+(エーハープラス)
・レーサーではなくトレーナー
・レーシング機能としてはソーティーマジックの方が上
・用途はトラックでの練習用1択で、短距離選手の練習用により向いている
エボライド スピード3
ASICS公式
エボライドスピードは硬めという先入観がありましたが、足入れ感は柔らかく、走ってみても気持ちの良い柔らかさを感じます。
前作エボライドスピード2より柔らかく感じます。
ソールは0.5mm薄くなりましたが、FFブラスト+に素材が変更されたせいかもしれません。
それでいて前作と同じように沈む感じは一切ありません。
そのため、地面から返ってくる反発は非常に早く、ロッカー機能も効いていてライド感も強いため、ピッチを上げて走るのに向いています。
反発性は高くないので、蹴る走り方やシューズに任せて乗り込むような走り方は向いていません。
また、クッション性はなくはありませんが、そう高くはないため、カーボンが苦手な方にもフルマラソン用にはおすすめしづらいです。
用途としては速めのジョグやスピード練習がおすすめで、軽量でクセがないので非常に使いやすいです。
エボライドスピード3について、より詳しくは「アシックス エボライドスピード3 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26cm 204g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストプラス
・反発性は低いが反発の返りが早い
・ピッチ走法向き
・速めのジョグかスピード練習向け
ソーティーマジックRP6
ASICS公式
26.5cmで145gと超軽量です。
しかも、より軽量とされるLTシリーズのLT2より軽量化されました。
「RP」はrepulsion(リパルジョン)の略で反発性を意味します。
シューズを屈曲させないためのシャンク(プレート)がしっかり入っていたり、つま先部分のグリップ力を上げるためにアシックスグリップという高グリップ素材が使われているのがLTシリーズと異なる点です。
今後、これを上回る軽量モデルがLTシリーズから発売される可能性はありますが、軽量さを理由にRP6でなくLT2を買うという選択肢は無くなりました。(LTシリーズは廃盤になったと思われます)
軽量化された一番の要因はアッパーで、前作のジャガードメッシュからエンジニアードメッシュに変更になりました。
また、ヒールカップが前作から柔らかくなり、ここも軽量化されたポイントです。
そのため、ホールド感は前作の方が良いですが、内側に補強材が入っているため、全くホールド感がないわけではありません。
ミッドソール・アウトソールの変更はありません。
かなりの力がないと使いこなせないと思いますが、少なくとも前作RP5やLT2を使えていたランナーにはかなりおすすめです。
ソーティーマジックRP6について、より詳しくは「アシックス ソーティーマジックRP6 レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26.5cm145g
・ミッドソール:フライトフォーム+フライトフォームプロペル
・地面をしっかり蹴って走りたいエリートランナー向け
・LT2とRP5のいいとこ取り
ターサーRP3
ASICS公式
26.5cmで185gです。
前作より15g程度重くなりましたが、ミッドソールが2mm厚くなり、フライトフォームブラストに変更されたことがその大きな要因です。
それにより接地感は柔らかくなり、これまた新しく搭載されたプロパルショントラスティック(立体的になったプレート)も影響して反発性がかなり増しました。
アウトソールは前作ではデュオソールだった部分が3Dテトラソールとなったため、若干グリップ性は落ちましたが耐久性は向上しました。
走行感は薄底という感じですが、薄底があまり得意でないという人にも練習用に是非履いてほしいシューズです。
主にトラックの練習用に向いていて、耐久性が高くなったので遠慮なくガシガシ使えます。
ソーティーマジックだと薄すぎるけど厚底は履きたくないというランナーなら、フルマラソンにも使えるでしょう。
今までのターサーらしさは確かに薄れてしまいましたが、間違いなく前作より機能性はアップしていると断言できる1足です。
ターサーRP3について、より詳しくは「アシックス ターサーRP3 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26.5cm185g
・ミッドソール:フライトフォームブラスト
・トラックのスピード練習からフルのレースまで使える
ターサージャパン
ASICS公式
ターサージャパンは、2000年の発売からほとんど変わることなく販売されているメイドインジャパンのモデルです。
「ターサー」という名称、伝統的なSpEVA(スピーバ)というミッドソールなどから想像するより硬さを感じさせず、意外とクッション性を感じられるシューズです。
かかと部に内蔵されたゲルがその要因の一つです。
一方で前足部はソールが薄いため、かかと部あたりで着地して自然な体重移動から前足部のデュオソールでしっかり地面を蹴って走る感じがおすすめです。
カーボンプレートはもちろん入っておらず、アウトソールにもはっきりとした屈曲溝があるわりには屈曲性はそこまで高くありません。
また、一昔前のアシックスモデルというだけあって、最新モデルと比べても履き口や幅が広めといった感じです。
ターサージャパンについて、より詳しくは「アシックス ターサージャパン スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26.5cm210g
・ミッドソール:SpEVA(スピーバ)
・20年以上ほとんど変わらないスペック
ライトレーサー6
ASICS公式
価格は税込10,450円と、前作より550円値上がりし、1万円を超えてはしまいましたが、それでも充分な安さが魅力のコスパ系シューズです。
大きな特徴もないシューズですが、クセがないためにあらゆる用途に使いやすいシューズです。
ほどほどのクッションですが、沈み込みは全く感じられず、地面を捉えて走れる感覚が得られます。
そのため、どちらかと言うと、長距離選手より短距離選手に人気があります。
しかし、前作に比べてアッパーが柔らかくなったこととアウトソールの変更は、短距離選手にとってはマイナスが大きく長距離選手にとってはプラス面が大きいように思います。
いずれにしろレースで使うのに高いパフォーマンスが期待できるシューズではないため、トラックで地足を鍛えるトレーニングやウォーミングアップ&クーリングダウン用としての用途が適切です。
・重さ:27cm200g
・ミッドソール:フライトフォームプロペル
・クセがなく汎用性の高いトレーニングシューズ
・ほどほどのクッションで沈み込みはなく、自分の足で走ってる感が高い
・短距離選手にはよりおすすめだが、過去モデルの方がより短距離向け
グライドライドマックス2
ASICS公式
26cmで238gです。
数字以上に前作より軽くなった感じがします。
厚さは前作より2mm薄くなりましたが、そのせいなのか圧倒的に今作の方がバランスが良く思えます。
前作のグライドライドマックスは、その前作に当たるグライドライド3に比べてライド感も薄くなったと評価しましたが、今作ではライド感が復活した感じがします。
タイプとしてはクッションモデルではあるものの、フカフカしたクッションではなく程よい柔らかさです。
それに加えてノヴァブラストにも似たバウンス感も感じられるモデルとなりました。
厚さの変更とそれに伴ってEVAプレートが良い感じに効いている感じです。
位置づけが難しいシューズではありますが、ゲルニンバスではクッション性に振りすぎて重いため、もう少し軽快に走りたいという方向けです。
より軽快に走りたい人にはノヴァブラストの方が向いていると思うため、速度帯としては微妙なところではありますが非常に良いシューズになったと思います。
グライドライドマックス2について、より詳しくは「アシックス グライドライドマックス2 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26cm238g
・アッパー:ウーヴン
・ミッドソール:フライトフォームブラストマックス+フライトフォームブラストプラス+EVAプレート
・前作よりライド感UP
・クッション性は高いがふかふか感はない
・ノヴァブラストとゲルニンバスの中間的シューズ
ノヴァブラスト6
ASICS公式
公式サイト情報では27cm 253g、実測値は26cm 237gです。
前作からのミッドソールの変更(前足部にFFターボ スクエア搭載)により、前作より弾む感覚が上がるかと思いきや、逆に落ちたように思えます。
これは前足部のアウトソールの出っ張り感が少なくなったことが影響していると思われます。
前作ノヴァブラスト5に比べてミッドソール素材がアップデートされたことによる反発性のアップはあると思います。
ところが出っ張り感が少なったことから、トランポリン感も軽減したように感じられるのです。
今までのノヴァブラストシリーズを履いたことがなければ普通に良いシューズだとは思います。
しかし、特に3代前のノヴァブラスト3で感じたトランポリンのように押してくれる独特の感覚がなくなってしまったのが残念なところです。
前作と比較して、地面から早く返ってくるような反発性はアップ、でもトランポリン感はダウンというところです。
ノヴァブラスト6について、より詳しくは「アシックス ノヴァブラスト6 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:27cm 253g(実測値26cm 237g)
・ミッドソール:フライトフォームブラストマックス+フライトフォームブラストターボスクエア
・アッパー:エンジニアードウーヴン
・アウトソール:AHAR LO(エーハーロー)+アシックスグリップ
・前作よりトランポリン感は軽減されたものの反発性はアップ
・ジョグなら速め、スピード練習ならやや強度低めくらいの練習用
・前作までの課題だったグリップ性はアップ
スーパーブラスト3
ASICS公式
26.0cmで210gです。
今までのスーパーブラストシリーズは、その名前のイメージとは違い、硬めのクッションで沈み込みが少なく、早い反発が返ってくるようなシューズでした。
しかし、FFリープを上層部に使っていることからも想像できるように、柔らかさと沈み込みのあるシューズに変貌を遂げました。
前作スーパーブラスト2よりもメガブラストに近い感覚です。
正直ここまで似たタイプのシューズが2種類も必要なのかというのと、硬めで沈み込みが少ないシューズが好きな人向けにスーパーブラストがおすすめできたことを考えると微妙なアップデートになったと感じます。
また、公式サイトによると、バウンスのカテゴリーで一番上がメガブラスト、二番目がスーパーブラストとされていますが、バウンス感ではむしろスーパーブラスト3はメガブラストを超えているのではないかと思います。
前作を履いたことがない人が履くのであれば、この厚さでノンプレートで軽量でバウンス感があり、それでいて安定感もある、良いシューズです。
プレートが苦手な人やサブ4くらいのレベルの人がレース用として履くのにも向いていると思いますが、カーボンシューズをレース用に使用するなら、あらゆるスピード練習に使えるスーパートレーナーとしての使い方が最もおすすめです。
特にミッドソールの配置がメタスピードエッジ東京と同じのため、メタスピードエッジ東京をレース用とする人の練習用に向いています。
スーパーブラスト3について、より詳しくは「アシックス スーパーブラスト3 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26.0cm 210g
・アッパー:エンジニアードウーヴン
・ミッドソール:フライトフォームリープ+フライトフォームブラストプラス
・アウトソール:ASICS GRIP(アシックスグリップ)
・メガブラストに類似
・ノンプレートで軽量でバウンス感のあるシューズカテゴリーとして、かなり優秀
・メタスピードエッジ東京の練習用
メガブラスト
ASICS公式
26.5cmで224gです。
履き心地はスーパーブラスト2と似ています。
これだけの厚みとスペックから推測するとフカフカのクッションを想像する人が多いと思いますが、硬めの履き心地だったスーパーブラスト2をやや柔らかくした程度です。
柔らかさや気持ちよさを重視するなら圧倒的にノヴァブラスト5の方がおすすめです。
沈み込みはスーパーブラスト2よりはありますが、それほど大きくはなく、ノヴァブラスト5よりありません。
絶妙にこの2つの間のシューズを出してきたという印象です。
スーパーブラスト2と比べると約20gほども重量が軽いため、スピードはさらに出しやすいです。
サブスリーレベルのランナーであれば、ノンプレートでここまでスピードを出しやすい厚底シューズは他メーカーを含めても他に類がなく、あらゆる練習に使えるシューズです。
また、プレートシューズが苦手な方であればフルマラソンのレース用としても充分に使用可能です。
しかし、レース用に使うのであれば同クラスのシューズにはマジックスピード4やS4+ YOGIRIがあります。
それらと比較すると、プレートが入っているぶん反発の強いマジックスピード4やS4+ YOGIRIの方がスピードを出しやすいため、プレートが苦手でなければこれらの方がおすすめです。
また、同日発売のソニックブラストと比較すると、単にメガブラストの方がスピードを出しやすいというわけでもなく、ソニックブラストの方がプレートがあるぶん返ってくる反発が速いため、ピッチ走法にはおすすめで、メガブラストの方がストライド走法におすすめです。
メガブラストについて、より詳しくは「アシックス メガブラスト スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26.5cm 224g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストターボスクエア
・アウトソール:ASICS GRIP(アシックスグリップ)
・イメージより履き心地は硬め(スーパーブラスト2とノヴァブラスト5の中間でスーパーブラスト寄り)
・ノンプレートの厚底シューズとしては他に類を見ないスピードの出しやすさ
・プレートが苦手な方のフルマラソンのレース用におすすめ
ソニックブラスト2
ASICS公式
26.0cmで212gです。
やや硬めの接地感だった前作より柔らかめの接地感になりました。
とはいえ、メガブラスト・スーパーブラスト3・ノヴァブラスト6より硬めです。
沈み込みもほとんどなく、ほどよいクッション性と反発性を感じます。
前作の方が硬めの接地感だったため、返ってくる反発も早かったように思えます。
他のブラストシリーズのように、前足部のトランポリンポッドが自然と反発を返してくれるタイプではなく、しっかり乗り込んで前足部を潰した上でアストロプレートの入った部分をしっかり屈曲させると強い反発をもらえます。
ノヴァブラストやスーパーブラストに向いた走り方とは明らかに異なります。
早いピッチで前足部を屈曲させて蹴るような走りをするとスピードが出しやすく、テンポ走やインターバルのようなスピード練習に向いています。
軽量なのでロング走でも使いやすいですが、あまりゆっくりなペースだとシューズの機能性を発揮できません。
ソニックブラストシリーズは、ブラストシリーズの中でも一番地味で人気のないシューズだとは思いますが、個人的には好きなシューズです。
シューズの位置づけを他のアシックスのシューズとの比較で表すなら、「マジックスピード5の反発性をやや弱めてクッション性を足した感じ」で、他のブラストシリーズのラインでは考えない方が良さそうです。
ソニックブラスト2について、より詳しくは「アシックス ソニックブラスト2 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26.0cm 212g
・ミッドソール:フライトフォームブラストターボスクエア+フライトフォームブラストマックス+アストロプレート
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・アウトソール:ASICS GRIP(アシックスグリップ)
・マジックスピード5の反発性をやや弱めてクッション性を足した感じ
・ブラストシリーズ特有のトランポリン感は感じられない
・他のブラストシリーズ(ノヴァブラスト・スーパーブラスト・メガブラスト)とは特性が全く違う
ゲルカヤノ33
ASICS公式
27cmで298gです。(実測値は26cm 276g)
オーバープロネーション対策が施されたシューズですが、その対策の「4D GUIDANCE SYSTEM」が廃止され、新たに「FLUID SUPPORT(フルイド サポート)」が導入されました。
4D GUIDANCE SYSTEMが導入される前のゲルカヤノ29以前は、オーバープロネーションを防止するために硬さのあるシューズでした。
その硬さは4D GUIDANCE SYSTEMにより、柔らかいながらも安定する感触に変わりましたが、ゲルカヤノ33を履いてみると、やはり4D GUIDANCE SYSTEMも硬かったんだと思わせるような柔らかさです。
特に足入れした際にシューズに包まれる甲の感覚が柔らかく感じます。
足裏に感じるFFブラストマックスのミッドソールも柔らかく感触が抜群です。
しかし、実際に走ってみると沈み込む感じは全くなく、足裏は柔らかいのに地面の硬さも同時に感じるような不思議な感覚があります。
ゲルニンバスのフカフカさにも似たような柔らかさがあるものの、ゲルニンバスほどの沈み込みがないシューズです。
左右のブレも全く感じさせません。
また、オーバープロネーション対策されたシューズでは内側に異物感が感じられる場合がありますが、このシューズには全くありません。
アウトソールの内外の違いも全く感じませんが、その違いも無意識に内側に倒れさせない仕組みなのかもしれません。
FLUID SUPPORT(フルイド サポート)が効いているためか、シューズの重さも気にならないほど意外とスピードも出せます。
スピード練習をするようなスピードは難しいですが、前作よりも一段上のスピードは出しやすいと言えます。
最近主流のふかふかクッション系シューズと比べると、その良さはわかりにくいですが、疲れてきた時ほど良さがわかるようなシューズです。
ゲルカヤノ33について、より詳しくは「アシックス ゲルカヤノ33 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:公式値 27cm 298g 実測値 26cm 276g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストマックス+フライトフォームブラストプラス+ピュアゲル
・FLUID SUPPORT(フルイド サポート)
・足の甲や足裏は柔らかさを感じるのに地面の硬さも感じられる
・左右に全くブレない安定感があり、膝に負担がかかりにくい
・FLUID SUPPORT(フルイド サポート)の良さはわかりにくいが効いている感じがする
GT-2000 15
ASICS公式
27cmで252gです。
前作からミッドソールがフライトフォームブラストマックスになり、アウトソールがノヴァブラストっぽくなったことでゲルカヤノと少し方向性が異なるシューズになりました。
前作よりミッドソールの密度を下げたことと厚みを増したことで柔らかくなりましたが、スタビリティーらしい硬さも残っていて不安定さまでは感じません。
軽量にもなったことでより速めのスピード帯(軽めのテンポ走くらいまで)にも対応しやすくなりました。
バウンス感を得るなら、むしろ少し速めでないと感じられません。
以前のモデルなら初心者用と評価されることが多かったですが、中上級者のデイリートレーナーとしても非常に使いやすいです。
前作GT-2000 14は、ゲルカヤノ32を70%、ノヴァブラスト5を30%継承した感じと評価しましたが、今作ではよりノヴァブラスト感が高まりました。
同様に例えるならゲルカヤノ33を40%、ノヴァブラスト6を35%、グライドライドマックス2を25%継承した感じです。
ゲルカヤノほどのサポート感もなく、ノヴァブラストほどのバウンス感もなく、グライドライドマックスほどのクッション感もなく、それでいてこういう少し弱めのサポート感のあるモデルは他のメーカーにはあまりなく、いい具合に使いやすいシューズです。
GT-2000 15について、より詳しくは「アシックス GT-2000 15 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:27cm252g
・アッパー:エンジニアードウーヴン
・ミッドソール:フライトフォームブラストマックス+ピュアゲル
・3Dガイダンスシステム
・バウンス感を得るにはある程度スピードを出す必要がある
・少し弱めのオーバープロネーション対策という、他メーカーにはないニッチなポイントがある
・ゲルカヤノ33を40%、ノヴァブラスト6を35%、グライドライドマックス2を25%継承した感じ
ゲルニンバス28
ASICS公式
ニンバス(ラテン語で雲の意味)というだけあって、足入れしただけでふわふわ感が得られます。
ミッドソールの感覚は前作と変わらないように思えます。
しかし、中足部がやや狭くなり、接地面積が減ったため、安定感は落ちました。
前作は、地面に吸い付くような吸着感みたいな安定性がありました。
そのぶん、今作では軽くなったのと足離れが良くなったため、スピードを出しやすくなりました。
前作と比べてどちらが良いかは一長一短ですが、軽くなったことでクッション性が落ちているわけではないため、個人的には今作の方が好みです。
このシューズにスピード性能や軽量性は求めていませんが、同時に安定性も求めていません。
前作は安定性も高かったわけですが、安定性を求めるならゲルニンバスの方がおすすめで、本来の棲み分けをするためにも今回の変更は歓迎です。
なお、スピードを出しやすくはなりましたが、用途としてはジョグがベストで、スピード練習には変わらず不向きです。
ゲルニンバス28について、より詳しくは「アシックス ゲルニンバス28 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26cm251g
・アッパー:エンジニアードニット
・ミッドソール:フライトフォームブラストプラス+ピュアゲル
・アウトソール:ハイブリッド アシックスグリップ
・厚さ:43.5mm
・他メーカー含めても最上位レベルのクッション感
・前作より安定感は落ちたものの大幅軽量化
・ニットが良く伸縮し、プルタブもあって足入れしやすい
ゲルキュムラス28
ASICS公式
27cmで259gです。
ゲルニンバスのふわふわ感には敵いませんが、充分すぎるクッション性が感じられます。
ゲルキュムラスはマイナーな故にあまり知られていませんが、同じクッションタイプのシューズであるゲルカヤノやGT-2000と比べても柔らかさとクッション性はあります。
このあたりはミッドソールがFFブラストプラスだった前作ゲルキュムラス27でも同様でした。
そしてゲルキュムラスで一番特徴的なのがフルイドライドアウターソールの接地感です。
一言で表すと優しい接地感です。
足音をさせないくらい静かな接地をすることが可能ですが、決してグリップも悪くありません。
FFブラストマックスの柔らかさに対して硬めのフルイドライドアウターソールが安定感を加えています。
ただし、耐久性だけは通常のアウトソールラバーより落ちるため、ガシガシ距離を踏むタイプのランナーよりライトユーザーや普段履きに向いていると思います。
ゲルキュムラス28について、より詳しくは「アシックス ゲルキュムラス28 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。
・重さ:26cm259g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストマックス+ピュアゲル
・アウトソール:フルイドライドアウターソール
・厚さ:38.5mm
・ゲルニンバス28のクッション性を弱めて軽量化したモデル
・フルイドライドアウターソールによる優しい接地感
・ライトユーザーや普段履きにおすすめ
アシックス ランニングシューズ 廃盤モデル・旧モデル レビューまとめ
すでに廃盤になったり、もうほぼ販売してない過去モデルのレビューは以下の記事を参照してください。
アシックス ランニングシューズ レビュー まとめ
以上、アシックスのランニングシューズをシリーズごとに紹介しましたが、それぞれの特徴をシューズ選びの参考にしていただけたらと思います。
また、他メーカーのランニングシューズについてもまとめてますのでよろしければ下記の記事も参照してください。
アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ
ミズノ ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ
ニューバランス ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ
ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ
プーマ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ




































コメント
コメント一覧 (1件)
本当に分かりやすくまとめてあり、めっちゃ参考になりました。ありがとうございました!!