アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

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アディダスのアディゼロシリーズは、シリアスランナー向けランニングシューズとして人気の高いアディダスのランニングシューズのシリーズです。

そのアディゼロシリーズを中心にした、アディダスのランニングシューズのスペックや特徴のレビューをまとめました。

目次

アディゼロ アディオスプロ EVO2

前作のEVO1と比べると、足入れした感じがだいぶ柔らかく感じます。

EVO1は軽さはよくわかりますが、同時に硬さも感じ、一般人の走力ではフルマラソンはとても走れないと一瞬で感じられるシューズでした。

実際、EVO1は東京マラソン2025のエキスポで試着しただけですが、もし使うならハーフまでだと思っていました。

同じ感覚でEVO2を履きましたが、こちらは全く違う感覚がありました。

ミッドソールのLightstrike PRO EVO(ライトストライクプロ エボ)は非常に柔らかく感じるのに、沈み込む感覚がなく、左右のブレもなく安定感まであります。

濡れた路面は走っていませんが、トラックでもしっかりグリップするし反発性もあります。

着地音もほとんどせず、静かに着地してグリップし、しっかり反発してくれます。

当然耐久性には不安が残りますが、20km程度走ってアウトソールも削れず、ミッドソールのヘタレも感じられないので、100kmくらいはいけるかな?と感じています。

かかと部分にはラバーがないため、かかと着地のランナーには向いていませんが、前足部から中足部着地で走れるのであれば、勝負シューズとして悪いところは見当たりません。

これだけの反発性と安定性を併せ持ったシューズは類を見ません。

なお、アディオスプロ4と比較すると、柔らかさだけはアディオスプロ4の方が上です。

アディオスプロ EVO2について、より詳しくは「アディダス アディオスプロ EVO2 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

アディオスプロ EVO2 スペック

・重さ:26.5cm134g
・ソールの厚さ:39mm(ヒール39mm/前足部36mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO EVO(ライトストライクプロ エボ)+EnergyRods 2.0(エナジーロッド2.0)

アディゼロ アディオスプロ4

アッパー・かかと周りのフィット感・ホールド感は圧倒的に前作より良くなりました。

ミッドソールの素材は変わらずライトストライクプロですが、密度が変わってかなり柔らかくなりました。

反発力は上がった反面、沈み込みもあるので、この感覚が好きではない人もいるのではないでしょうか?

前作は「消しゴム」のような感覚で、柔らかいながらも沈み込みが少ないため、ピッチを上げて走りやすく、ライド感も安定感もありました。

今作の方が推進力が上がっているとの記載がありますが、私の感覚としては前作の方が推進力はあり、今作の方が反発で進む力があるという感覚があります。(推進力をどういう意味で捉えるかですが、私は反発感でなくロッカー機能とかライド感のイメージで捉えています)

どちらかと言うとアディオスプロ3より、ナイキのアルファフライ3に似ている感覚で、ズームエアに乗るとすごい反発が返ってくるアルファフライ3に比べてスイートスポットが広く、前足部の面全体で押してくれる感じです。

アディオスプロ4について、より詳しくは「アディダス アディゼロ アディオスプロ4 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

アディゼロ アディオスプロ4 スペック

・重さ:26cm186g
・ソールの厚さ:39mm(ヒール39mm/前足部33mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+EnergyRods 2.0(エナジーロッド2.0)

アディゼロ ジャパン9

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アディゼロジャパン9は、前作から大きくスペックが変更されました。

全面ライトストライクプロになり、前作から30g以上も軽量化されました。

前作も前々作より柔らかくなりましたが、今作はさらに圧倒的ま柔らかさです。

しかし、ソールは薄いため接地感はしっかりあり、前足部の屈曲性が高いのが特徴です。

アディゼロジャパン9について、より詳しくは「アディダス アディゼロ ジャパン9 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

アディゼロジャパン9 スペック

・重さ:27cm177g
・ソールの厚さ:27mm(ヒール27mm/前足部20mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+ドッグボーン

アディゼロ タクミセン11

前作より26.5cmの実測値で6g軽くなりました。

履き心地はアディオスプロ4に似ています。

画像右はアディダスプロ4ですが、見た目もそっくりです。

アウトソールも似ています。

前作タクミセン10に比べるとミッドソールがかなり柔らかくなったため、沈み込む感覚ができました。

前作は足裏の感触は柔らかいにも関わらず沈み込む感覚もほとんどないので、反発が帰ってくるのも早く感じられました。

ところが今作ではアディオスプロ4にかなり寄ったタイプに変更され、アディオスプロ4から沈み込みと反発性を弱めて安定さを高めた感じのシューズです。

必然的にアディオスプロ4の練習用にも向いていますが、レース用にも向いています。

前作までは5kmや10kmなどの短い距離向けという位置づけでした。

しかし、今作はフルマラソンに使うのにアディオスプロ4かタクミセン11の好みの方を選ぶといったスタンスになったと思います。

前作タクミセン10や前々作タクミセン9もフルマラソンに使用するランナーはいましたが、より今作はフルマラソン向けです。

フルマラソンのレースでも、厚底カーボンがあまり得意ではない方にちょうど良い具合のシューズです。

一方で、やや硬めで反発が返ってくるのが早かった前作が好きだった方にはマイナスだと思います。

アディゼロタクミセン11について、より詳しくは「アディダス アディゼロ タクミセン11 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

アディゼロタクミセン11 スペック

・重さ:26.5cm181g
・ソールの厚さ:33mm(ヒール33mm/前足部26mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+EnergyRods 2.0(エナジーロッド2.0)

アディゼロ プライムX3 ストラング

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アディゼロ プライムX3 ストラングは、2025年7月に発売されたルール度外視の異次元コンセプトモデルです。

ルール度外視というのは、公認レースで使用可能とされる40mm以内の厚さとプレート1枚という規定に引っかかるためです。

レーシングシューズとしては重いですが、前足部をしっかり潰すと大きな反発を得られます。

体重を預けて自然な反発をもらおうとする走りが向いており、蹴ろうとするとシューズの重さを感じてしまいます。

かかとのクッションは絶大で、地面を全く感じないほどのクッション性があります。

クッションはかなりありますが、ペースがゆっくり過ぎるとシューズ本来の機能を発揮できないため、速いペースで走る方が向いています。

また、ペースの切り替えには対応しづらいため、一定ペースで長く走る練習やレースに向いています。

気になるのは安定感です。

Uターンや直角に曲がるようなカーブは気をつける必要がありますが、意外に安定感はあります。

初代のプライムXは、あまりにも安定感がなく、私も足首を捻りそうになりました。

しかし、前作プライムX2ストラングでは前足部から中足部の幅が広がったためか思ったよりも安定します。

この感覚は今作でもプライムX2ストラングと同様です。

女性や体重の軽いランナーには扱いが難しいかもしれませんが、体重や筋力のあるランナーなら扱えると思います。

前作と違うのは、重量が軽くなったため、スピードを出しやすくなり、扱えるランナーの幅も増えた点ですが、それでも扱いは難しいシューズと言えます。

アディゼロプライムX3ストラングについて、より詳しくは「アディダス アディゼロプライムX3ストラング スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

アディゼロプライムX3 ストラング スペック

・重さ:27cm275g
・ストラングアッパー
・ソールの厚さ:50mm(ヒール50mm/前足部43mm)
・ミッドソール:Lightstrike Pro(ライトストライクプロ)+カーボンプレート×2枚

アディゼロ ボストン13

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ボストン13は、2年ぶりのボストンのアップデートとして2025年6月4日に一般発売された厚底トレーニングモデルです。

まず、足入れして最も違いを感じる点はフィット感です。

前作はペラペラなシュータンとヒールにより、フィット感が決して良いシューズではありませんでしたが、しっかりフィットしてくれる印象です。

ライトストライクプロが増量されたぶん、柔らかくなったかと思いますが、アディオスプロ4のような圧倒的な柔らかさはなく、スペックから考えるとむしろ硬く感じるかもしれません。

前足部はよくしなることもあり、転がるようなライド感は前作より薄く、しならせたその反発を使って推進力を生み出すような走りが向いています。

言い換えると、前作は後足部から中足部で着地して転がすように走る方向けだったのに対し、今作では中足部から前足部で着地して反発を使う走りの方が向いています。

また、用途も似ているズームフライ6との比較では、ズームフライ6の方が沈み込みが強くて重量は軽く、対してボストン13の方が安定感は高く、一定のスピードでリズムを作るのに適しています。

前作ボストン12との比較では反発を使う走りに向いていると評しましたが、ズームフライ6の方がより反発を使いたい人向けです。

前作ボストン12は、アディオスプロ3の練習用といった位置づけを感じましたが、今作ボストン13ではアディオスプロ4とは違った進化をしており、この進化の延長線上にアディオスプロはなさそうです。

アディゼロボストン13について、より詳しくは「アディダス アディゼロ ボストン13 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

アディゼロボストン13 スペック

・重さ:27cm255g
・ソールの厚さ:36mm(ヒール36mm/前足部30mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+Lightstrike2.0(ライトストライク2.0)+EnergyRods 2.0(エナジーロッド2.0)

アディゼロ SL2

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前作より前足部は0.5mm薄くなりましたが、全面ライトストライクプロになったことにより、クッション性も反発性も大きく上がりました。

1mm厚くなったかかと部は言わずもがなです。

転がるようなライド感はそれほどありませんが、弾むようなバウンス感が感じられるようになりました。

ジョグ用1択と言ってもよかった前作と比べ、今作はジョグからスピード練習まであらゆるトレーニングで使えるモデルに大きく進化しました。

それでいて価格据え置きで15,000円以内で購入できることを考えると、非常にリーズナブルです。

1足で多くの練習をカバーしたい人にはかなりおすすめです。

アディゼロSL2についてより詳しくは、「アディダス アディゼロSL2 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

アディゼロSL2 スペック

・重さ:27cm235g
・ソールの厚さ:34mm(ヒール34mm/前足部24mm)
・ミッドソール:Lightstrike Pro(ライトストライクプロ)+Lightstrike2.0(ライトストライク2.0)

アディゼロ EVO SL

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アディダスのアディゼロ EVO SL (エヴォ エスエル)は、Adios Pro Evo 1 (アディオスプロエヴォ1)から着想を得たモデルです。

突出した特徴があるわけではありませんが、かえってそこが良く、ジョグからスピード練習までオールラウンドに使いやすいもでるです。

走行感としてはアディオスプロ3からカーボンプレートを抜いて、ヒールカウンターを入れた感じです。

アディゼロ EVO SLについてより詳しくは、「アディダス アディゼロ EVO SL(エヴォ エスエル)スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

アディゼロ EVO SL スペック

・重さ:27cm224g
・ソールの厚さ:38.5mm(ヒール38.5mm/前足部32mm)
・ミッドソール:Lightstrike Pro(ライトストライクプロ)+ドッグボーン

アディゼロ RC6

スーパースポーツゼビオ

19mmというミッドソールの薄さが一番の特徴のシューズです。

ミッドソールの薄さもありますが、ライトストライクはやはり硬めのため、クッション性は全然感じません。

ダイレクトに地面を感じるようなシューズです。

ロードで使うには難しく、トラック専用です。

また、トラックレースに使えるミッドソールの薄さではあるものの、レースに使うメリットはあまりなく、むしろスパイクでもナイキのドラゴンフライの方がクッション性と反発性を感じるくらいです。

そのため、ベストの使い方はトラックでの薄底練習用です。

特に短距離には使いやすいです。

前作に比べてアッパーもパリッとしたため、ホールド感が上がり、短距離的なスピードは出しやすくなりました。

長距離ランナーであれば、ポイント練習には向いてはいませんが、地足を鍛える目的で使うならおすすめです。

アディゼロ RC6についてより詳しくは、「アディダス アディゼロRC6 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

アディゼロRC6スペック

・重さ:27cm 169g
・ソールの厚さ:19mm(ヒール19mm/前足部12mm)
・ミッドソール:Lightstrike(ライトストライク)+ドッグボーン

アディゼロ BK

スーパースポーツゼビオ

BKは部活の略で、部活生に向けたコスパ系トレーニングモデルです。

ミッドソールの薄さもありますが、ライトストライクはやはり硬めのため、クッション性はあまり感じません。

同日に発売されたアディゼロRC6はさらに薄底でクッション性がないため、BKの方がまだ優しいです。

BKの位置づけとしては、アディゼロRC5アディゼロRC6の中間というところです。

それらと比較すると、ミッドソール素材はいずれもライトストライクのため、厚さの違いが走行感の違いに出やすいですが、RC5が(後:27mm 前:19mm)、RC6が(後:19mm 前:12mm)、BKは(後:23mm 前:19mm)です。

BKはかかと部の厚さがRC5とRC6のちょうど中間ですが、前足部はRC5と同じです。

つまり、8mmドロップのRC5と比べてBKは4mmしかなく、ここまで低ドロップのシューズは結構珍しくBKの特徴のひとつです。

RC5も短距離選手の練習用に人気がありましたが、BKの方がアッパーが硬めで低ドロップで40gほども軽量のため、より使いやすいです。

長距離のトレーニング用としてはロードでも使えますが、トラックの練習用として地足を鍛える目的で使う方が圧倒的におすすめです。

なお、薄底トレーニングモデルとして人気のあるナイキのライバルフライ4やアシックスのハイパースピード5ライトレーサー6と比較しても、アディゼロBKが最もソールが薄く軽量で、低価格です。

アディゼロ BKについてより詳しくは、「アディダス アディゼロBK スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

アディゼロBKスペック

・重さ:27cm 199g
・ソールの厚さ:23mm(ヒール23mm/前足部19mm)
・ミッドソール:Lightstrike(ライトストライク)+ドッグボーン

アディダス ランニングシューズ 廃盤モデル・旧モデル レビューまとめ

すでに廃盤になったり、もうほぼ販売してない過去モデルのレビューは以下の記事を参照してください。

アディダス ランニングシューズ過去モデル レビュー

アディダス アディオスプロ EVO1 スペック・特徴レビュー

アディダス アディゼロ アディオスプロ2.0 スペック・特徴レビュー!

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アディダス ランニングシューズ レビュー まとめ

以上、アディダスのランニングシューズについてのまとめでしたが他メーカーのランニングシューズについてもまとめてますので、よろしければ以下の記事も参照してください。

アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

ミズノ ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ

ホカ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

ニューバランス ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ

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この記事を書いた人

ランニングシューズマニアの40代サブスリーランナーです。ナイキのズームランニングシューズは基本すべて保有しています。その他、アディダス・アシックス・ミズノ・ニューバランスなど人気ブランドの厚底レーシングシューズも多く所有し、比較レビューしています。また、一般社団法人日本ランニング協会認定「ランニング食学」スペシャリストの資格を持ち、ランナーのための栄養学の観点から、強く速くなるための「食」の理論についてもお伝えしています。

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