厚底ランニングシューズ 徹底比較!重量実測値ランキング
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各社の厚底のレース用ランニングシューズの機能性を比較してみました。

機能性は主観的なので、客観的な評価ができる重さ順でランキングを作成しました。

機能性は「反発性」「推進性」「安定性」「クッション性」「グリップ性」の5項目について7段階で評価しています。

ランキングのルール

・現在自分で保有しているシューズのみ対象
・サイズは26.0cmか26.5cm
・各社エース級のシューズのみ(ナイキのズームフライやアシックスのS4などは除く)
・重さは実測値、その他の項目は感覚値による評価

対象の厚底レーシングシューズは以下の通りです。

対象ランニングシューズ

1.ナイキ アルファフライ
2.ナイキ アルファフライ2
3.ナイキ ヴェイパーフライ2
4.ナイキ ヴェイパーフライ3
5.アディダス アディゼロ アディオスプロ3
6.アディダス アディゼロ タクミセン9
7.アシックス メタスピードスカイ
8.アシックス メタスピードスカイ+
9.アシックス メタスピードエッジ+
10.ミズノ ウエーブリベリオンプロ
11.ニューバランス フューエルセルSCエリートV3

第1位:アディダス アディゼロ タクミセン9

26.5cmで180gです。

タクミセン9は中厚底とも言われたりしていますが、33mmの厚さがあります。

アディオスプロ3の39.5mmには敵いませんが、ヴェイパーフライと同レベルの厚さであるため、充分に厚底と言っていいレベルです。

厚底のレーシングシューズはほとんどがカーボンプレート入りですが、タクミセン9はグラスファイバープレートのため、やや屈曲性があります。

そのため、薄底のランニングシューズのように、屈曲させながら蹴るように走ると強い反発性が感じられます。

アディゼロタクミセン9について、より詳しくは「アディダス アディゼロ タクミセン9 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

アディダス アディゼロ タクミセン9

反:★ ★ ★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★ ★
安:★ ★ ★ ★ ★
ク:★ ★ ★ ★
グ:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 
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第2位:ナイキ ヴェイパーフライ3

26.5cmで185gです。

前作からさらに軽量化されました。

前足部のズームXが増量されたことで、より強い反発性がありますが、前作より沈み込む感覚が強くなりました。

そのため、前作の方がバランスは良く、より万人向けだったように思えます。

ヴェイパーフライ3について、より詳しくは「ナイキ ズームX ヴェイパーフライネクスト%3 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

ナイキ ヴェイパーフライ3

反:★ ★ ★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★
安:★ ★ ★ ★
ク:★ ★ ★ ★ ★
グ:★ ★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 

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第3位:アシックス メタスピードスカイ

26cmで186gです。

ナイキと同じサイズだと幅広に感じてしまうため、アシックスはワンサイズ下げて履いています。

メタスピードスカイは、スカイ+が発売されてからも根強い人気を誇っています。

ナイキのミッドソール「ズームX」と比べるとアシックスのFFブラストターボは硬めで安定感があり、沈み込みがあまりありません。

スカイ+と比べても沈み込みが少ないです。

そのため、前足部を潰して反発をもらうような走り方でなく、中足部から乗り込んで前へ進ませるようなライド感に頼って走る方がリズムに乗れます。

メタスピードスカイについて、より詳しくは「アシックス メタスピードスカイ 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

アシックス メタスピードスカイ

反:★ ★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★ ★ ★
安:★ ★ ★ ★ ★ ★
ク:★ ★ ★ ★
グ:★ ★ ★ ★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 

第4位:アシックス メタスピードスカイ+

26cmで190gです。

ナイキと同じサイズだと幅広に感じてしまうため、アシックスはワンサイズ下げて履いています。

ナイキのミッドソール「ズームX」と比べるとアシックスのFFブラストターボは硬めで安定感があり、沈み込みがあまりありません。

しかし、通常の「スカイ」と比べると沈みます。

そのため、スカイよりは溜めを作ってから反発させるような走り方が向いています。

メタスピードスカイ+について、より詳しくは「アシックス メタスピードスカイ+徹底レビュー!」の記事を参照してください。

アシックス メタスピードスカイ+

反:★ ★ ★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★ ★
安:★ ★ ★ ★ ★ ★
ク:★ ★ ★ ★
グ:★ ★ ★ ★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 

第5位:ナイキ ヴェイパーフライ2

ヴァイパーフライネクスト%2

26.5cmで191gです。

もはや説明不要のスーパーシューズです。

ヴェイパーフライ4%はいったん沈み込んでから跳ねる感じがありましたが、ネクスト%になってからは沈み込みが少ない分、返ってくる反発が早くなり、安定感も高くなりました。

すでに3も販売されてますが、3は4%に回帰したところもあり、2の方がバランスは良かったと思います。

ヴェイパーフライ2に関して、より詳しくは「ナイキ ズームXヴェイパーフライネクスト%2 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

ナイキ ヴェイパーフライ2

反:★ ★ ★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★ ★
安:★ ★ ★ ★ ★
ク:★ ★ ★ ★
グ:★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 

第6位:アシックス メタスピードエッジ+

26cmで197gです。

ナイキと同じサイズだと幅広に感じてしまうため、アシックスはワンサイズ下げて履いています。

ナイキのミッドソール「ズームX」と比べるとアシックスのFFブラストターボは硬めで安定感があり、沈み込みがあまりありません。

メタスピードスカイやスカイ+と比較しても、エッジ+のFFブラストターボの方が密度が高いために硬さを感じます。

そのぶん沈まないため、前に進ませてくれるようなライド感(推進力)が高いです。

メタスピードエッジ+について、より詳しくは「アシックス メタスピードエッジ+ 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

アシックス メタスピードエッジ+

反:★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★ ★ ★
安:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
ク:★ ★ ★
グ:★ ★ ★ ★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 

第7位:アディダス アディゼロ アディオスプロ3

26cmで201gです。

タクミセン9は26.5cmを履いていますが、アディオスプロ3は若干サイズ感が大きめのため、ワンサイズ下げています。

39.5mmの厚さを考えるとかなり軽量です。

ナイキやアシックスのシューズに比べてクッション性とグリップ性は確実に上です。

履き心地はかなり柔らかさを感じますが、沈み込みは少ないため安定感もあります。

アディオスプロ3について、より詳しくは「アディダス アディゼロ アディオスプロ3 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

アディダス アディゼロ アディオスプロ3

反:★ ★ ★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★ ★
安:★ ★ ★ ★ ★
ク:★ ★ ★ ★ ★ ★
グ:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 

第8位:ナイキ アルファフライ

26.5cmで207gです。

数ある厚底シューズの中でも反発力で言ったら最高のシューズです。

しかし、安定性はないため、しっかり前足部で着地できる走り方や、その走り方が保てる距離でなければ使いこなすのが難しいシューズです。

アルファフライについて、より詳しくは「ナイキ エアズームアルファフライネクスト%徹底レビュー!」の記事を参照してください。

ナイキ アルファフライ

反:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★
安:★ ★
ク:★ ★ ★ ★ ★
グ:★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 

第9位:ミズノ ウエーブリベリオンプロ

26.5cmで208gです。

中足部が後足部より厚い、ユニークな見た目が特徴のシューズです。

中足部のクッション性は抜群で、前へ進ませてくれるようなライド感もかなり感じられます。

ミッドソールは2層になっていて、上側が柔らかくて下側が硬めです。

そのため、足当たりは柔らかいのに沈み込まない安定感もあります。

ウエーブリベリオンプロについて、より詳しくは「ミズノ ウエーブリベリオンプロ 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

ミズノ ウエーブリベリオンプロ

反:★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
安:★ ★ ★ ★ ★ ★
ク:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
グ:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 

第10位:ニューバランス フューエルセルSCエリートV3

26.5cmで210gです。

カーボンプレートが前面に入っているため、屈曲性はありませんが、柔らかさしか感じないような履き心地です。

それでいて不安定な感じはなく、ほどよく反発してくれます。

ナイキのズームXやアディダスのライトストライクプロほどの反発性はない感じですが、クッション性をそれらを凌ぐイメージです。

フューエルセルSCエリートV3について、より詳しくは「ニューバランス フューエルセル スーパーコンプエリートV3 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

ニューバランス フューエルセルSCエリートV3

反:★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★
安:★ ★ ★ ★
ク:★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
グ:★ ★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 

第11位:ナイキ アルファフライ2

26.5cmで226gです。

前作のアルファフライは反発力最強のシューズでしたが、エアポッドの下にズームXを配置したことで安定感が増し、反発性は落ちました。

かかとの安定感も増し、つま先とかかとのドロップ差がついたことによりライド感も増しました。

しかし、アルファフライの一番の特徴であった反発性が落ちたことと重量が大きく増したことで、個人的には使えなくなったと思っているシューズです。

アルファフライネクスト%2について、より詳しくは「ナイキエアズーム アルファフライ ネクスト%2プロトタイプ 徹底レビュー!」の記事を参照してください。

ナイキ アルファフライ2

反:★ ★ ★ ★ ★ ★
推:★ ★ ★ ★
安:★ ★ ★ ★
ク:★ ★ ★ ★ ★
グ:★ ★ ★ ★

※略称
反:反発性 推:推進性 安:安定性 ク:クッション性 グ:グリップ性 

まとめ

所有して普段から履いているシューズのみ対象としているため、新たに購入したら追記していきます。

なお、メーカーごとのまとめや、その他のランキングについては以下の記事を参照してください。

ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

ミズノ ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ

ホカ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

ニューバランス ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ

プーマ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ

ランニングシューズおすすめ・人気ランキング50選