ホカ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ
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ホカオネオネ(ホカ)は2009年にフランスで誕生した厚底ランニングシューズブランドです。

最近でこそ厚底ランニングシューズは一般的になりましたが、厚底という意味ではナイキよりむしろ先輩と言えるブランドです。

ホカのランニングシューズのほとんどのモデルに共通する特徴は、分厚いミッドソールとマシュマロのようなクッション、そしてそのわりに軽量なところです。

また、メタロッカーテクノロジーも有名で、スムーズな足運びを促すために、ドロップ差(つま先とかかとの高さの差)を少なくすることで、転がるように前に足を進ませる仕組みです。

そんなホカのランニングシューズの中から、シリアスランナーのレース用に使えるシューズから初心者用のシューズまで、様々なラインナップの特徴をまとめましたので以下ご覧ください。

なお、シューズの重量はHOKA ONE ONE公式サイトの情報を基にしています。

「ホカオネオネ公式サイト」

ROCKET X(ロケット エックス)

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は27cmで210gです。

スピードモデルである「カーボンロケット」と長距離モデルである「カーボンX」の名前を受け継いだホカオネオネの最上級モデルです。

レーシングモデルにしてはしっかりヒールカウンターが入っているため重さがありそうですが、その分薄いアッパーで軽量化しています。

また、ホカ史上最軽量のコンプレッションEVAフォームをミッドソールに採用し、カーボンファイバープレートを内蔵しています。

ホカオネオネならではの高いクッション性を持っていますが、ホカで最も売れているクリフトン7や重量の近いリンコン2ほどの柔らかさはありません。

感覚的にはクリフトンエッジに近く、比較的硬めです。

カーボンプレートが入っていることもあって反発力は高いですが、ナイキの厚底シューズほどではありません。

その代わりシューズが沈み込むような感覚はないため、薄底のような感覚で走れる厚底シューズです。

ホカオネオネの中で最もスピードは出しやすいですが、1,000mのインターバルや5,000mのレースよりも、最低でも10kmくらいを走る程度のスピードの方が性能を発揮します。

接地の位置は問わず、かかとから着地しても走りやすいです。

ロケットXはエリートのレーシング用という位置付けですが、むしろ初級者・中級者くらいの方が合うのではないかと思える安定性の高いシューズです。

カーボンロケットとカーボンXの良いところをミックスしたようなモデルですが、それらについてはそれぞれ別記事にてレビューをまとめてますので、よろしければ以下のリンクを参照してください。

ホカオネオネ「EVO カーボンロケット」レビュー!

ホカオネオネ「CARBON X(カーボンエックス)」レビュー!

ロケットX スペック・特徴

・27cm:210g
・ホカオネオネ最上級モデル
・カーボンプレート入り
・初級者・中級者レベルでも使いやすい
・10kmからフルマラソンくらいのレース向け

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ROCKET X(ロケット エックス)2

HOKA ONE ONE公式サイト

27cmで236gです。

正直なところ、ようやく他メーカーに並ぶ本格的な厚底レーシングシューズがホカからも出て来たという感じです。

PEBAミッドソールという新しいミッドソールは柔らかく弾力性があります。

その分、ホカ特有のライド感(メタロッカーテクノロジー)は弱めですが、過去のモデルと比べても圧倒的にスピードを出しやすいシューズに進化しました。

とはいえ、他メーカーと比較すると追いついたというレベルであって、より優れているとまでは感じない上、35,200円という価格の高さを考えるとそこまでおすすめはできません。

ロケットX2について、より詳しくは「ホカ ロケットX2 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ロケットX2 スペック・特徴

・27cm:236g
・テクニカルシンセティックアッパー
・PEBAミッドソール+カーボンプレート
・Durabrasion Rubber™
・他メーカー並みの柔らかさと反発性のあるミッドソール
・ホカ特有のライド感(メタロッカーテクノロジー)は弱め
・重量面と価格面で他メーカーに及ばない

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CARBON X(カーボン エックス) 2

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は27cmで239gです。

前作と同じくPROFLY(プロフライ)ミッドソールを搭載しています。

これはクッション性を高めるために程よい弾力と厚さを持ったヒール部分と、推進力を高めるためにある程度の硬さを持たせた前足部分を融合させたものです。

カーボンプレートも入っていますが、反発性はそれほどありません。

前作から変更された部分はシュータンとかかと部分です。

シュータンは硬くなり、かかとはそり返り、ホールド感を増しました。

また、かかとは後方にせり出し、二股に分かれるというユニークな形状になりました。

これによりかかと着地時の安定感が向上し、明らかにヒールストライカー向けのシューズとなりました。

前作と同じくスピードを出せるようなシューズではなく、フルマラソンからそれ以上の距離を安定して走ることに適しています。

前作のレビューは「ホカオネオネ「CARBON X(カーボンエックス)」レビュー!」の記事を参照してください。

カーボンX 2 スペック・特徴

・27cm:239g
・PROFLY(プロフライ)ミッドソール
・カーボンプレート入り
・かかと着地のランナー向け
・フルマラソンからウルトラマラソン向け

CARBON X(カーボン エックス) 3

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は27cmで222gと、前作よりかなり軽量化されました。

ニット化されたアッパー、より軽量化されたミッドソールによるアップデートで、その他のスペックや使用用途は前作と同じです。

より柔らかさは増していますが、ナイキの厚底と比べるとソールは硬く、反発感もそこまでは感じませんが、長時間履いても疲れずに足を前へ運ぶ力が非常に高いシューズです。

そのため、前作と同じくフルマラソンからウルトラマラソンなどの超長距離向けのシューズです。

また、反発感より自然と前へ進ませてくれるようなライド感が高いシューズのため、かかと着地のランナー向けです。

カーボンX3に関して、より詳しくは「ホカオネオネ カーボンX3 レビュー!」の記事を参照してください。

カーボンX 3 スペック・特徴

・27cm:222g
・ホカには珍しいニットアッパーでフィット感が高い
・カーボンプレート入り
・かかと着地のランナー向け
・フルマラソンからウルトラマラソン向け

CIELO RD(シエロ ロード)


HOKA ONE ONE公式サイト

CIELO RDは28cmで213gの、ロード向けの中厚底レーシングシューズです。

ミッドソールは最上級モデルのロケットX2にも使われているPEBAフォームでカーボンプレートは入っていません。

ロケットX2がフルマラソン向けなのに対して、このシューズはフルより短い距離向けです。

しかし、ナイキのズームXストリークフライをはじめ、アディダスのタクミセン9など、同タイプのシューズに比べると反発性は低め、かつクッション性は高めです。

そのため、本格的なシリアスランナーであればレース用にはなりにくいという印象です。

CIELO RDについて、より詳しくは「ホカ シエロ ロード(CIELO RD)スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

シエロ RD スペック・特徴

・28cm:213g
・軽量かつPEBAフォームで反発性強い
・フルより短い距離のロードレース向け
・本格的なシリアスランナーのレース用には他ブランドの方が良い

CIELO X(シエロ エックス) 1

HOKA ONE ONE公式サイト

ロケットX2から使われはじめたPEBAフォームを搭載し、カーボンプレートを入れたエース級のレーシングシューズです。

ナイキで例えると、ロケットX2がヴェイパーフライならシエロX1はアルファフライです。

ロケットX2に反発性と柔らかさを足し、重量も重くしたシューズです。

28cmで264gと重さはありますが、本当にその重さが気にならないほどの反発性を感じます。

CIELO X1について、より詳しくは「ホカ CIELO X1 (シエロ エックス1)スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

シエロ X1 スペック・特徴

・28cm:264g
・スピードが出ていると重さは全く気にならない
・アルファフライ3に近い弾力感と走行感
・レーシングシューズのわりにアッパーとアウトソールの耐久性はかなり高そうい

SKYWARD(スカイワード) X

HOKA ONE ONE公式サイト

スカイワードXは48mmの極厚底カーボンシューズです。

ミッドソール下側のスーパークリティカルEVAフォームがそこまで柔らかくないからか、厚さのわりに安定感はしっかりあります。

しかし、足裏に感じるPEBAフォームは柔らかく足当たりは良いです。

反発性に関してはそこまで強くはなく、シエロX1やロケットX2の方がありそうです。

強い反発ではありませんが、ある程度のスピードを出すと自然な反発をもたらしてくれる感じです。

ただし、ゆっくり走ると上に跳ねてしまう感じがあったり、重さが気になったりするため、ある程度の速さで走った方が良さそうです。

とはいえ、前述したとおり反発性はシエロX1やロケットX2の方が高いため、レース用にはそれらの方がおすすめです。

レース用として使うなら、ウルトラマラソンなどの超長距離レースなら向いているかもしれません。

上級者であれば、疲労を残したくない時や疲労が溜まった時のロングジョグには良さそうですが、それだけの用途にこの価格はコスパが悪そうです。

スカイワードXについて、より詳しくは「ホカ スカイワード X スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

スカイワード X スペック・特徴

・28cm:320g
・フラットニットアッパー
・スーパークリティカルEVA+PEBAフォーム+カーボンプレート
・48mmの厚さのわりに安定感は高い
・スピードを出せば重さは気にならないが、ゆっくりだと上に跳ねてしまう
・スピード速めのロングジョグに向いているものの、その用途ではコスパが悪い

SKYFLOW(スカイフロー)

HOKA ONE ONE公式サイト

スカイワードXから着想を得たシューズとのことですが、実際のところクリフトン9とボンダイ8の中間的なシューズです。

クリフトン9の方が硬めで軽量でスピードを出しやすく、ボンダイ8のほうが柔らかく重さとクッションがあります。

好みの問題ではありますが、個人的にはジョグ用にはボンダイ8くらいのクッションがあるのが好きで、ある程度スピードを出したいならクリフトン9の方が好きなため、使い勝手を考えてしまいます。

公式サイトの用途の欄にジョギング・ウォーキングと書いてあるように、走るならゆっくりのジョグしかなさそうです。

また、公式サイトでは有名人たちがこぞって良いレビューを書いていますが、一般人のレビューはないため、彼らの良いレビューをそのまま鵜呑みにしないほうが良いです。

悪いシューズではありませんが、あまり期待しすぎないほうが良く、コスパは決して良くないシューズです。

スカイフローについて、より詳しくは「ホカ スカイフロー スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

スカイフロー スペック・特徴

・28cm:280g
・クリールジャガードアッパー
・スーパークリティカルEVAミッドソール
・クリフトン9とボンダイ8の中間的特徴
・ほぼジョグ用1択

CLIFTON(クリフトン)7

HOKA ONE ONE公式サイト

ホカオネオネの代表的なシューズです。

シューズの重量は27cmで247gです。

クリフトンシリーズはホカオネオネのランニングシューズで一番売れているシリーズで、初級者・中級者くらいならジョグからスピード練習、レースにまでオールラウンドに使えます。

上級者であれば用途はジョグや軽いテンポ走・距離走くらいになりますが、足当たりが柔らかいのが特徴です。

その柔らかさは、ホカオネオネの代名詞とも言える厚底でフルコンプレッションのEVAミッドソールによるものです。

また、クリフトン7は前作のクリフトン6に比べて27cmで8gも軽量化されました。

ミッドソールは変わらずアッパーの変更だけで軽量化しましたが、クリフトン7で採用されたのがオープンエンジニアードのサンドイッチメッシュと呼ばれるものです。

サンドイッチという名前のように上下でサンドイッチしているようなアッパー素材ですが、厚そうに見えて薄く、そして足当たりが柔らかいのが特徴です。

1足をあらゆる用途で使いたい初級者・中級者ランナーや、ジョグやリカバリーなどの用途で足当たりの柔らかいシューズを探している上級者におすすめです。

クリフトン7 スペック・特徴

・27cm:247g
・ホカオネオネで最も売れている代表的シリーズ
・オープンエンジニアードサンドイッチメッシュアッパー
・マシュマロクッションで足当たり柔らか
・初級者・中級者までならオールラウンドに使える(上級者ならレース・スピード練習以外)

CLIFTON(クリフトン)8

HOKA ONE ONE公式サイト

前作からはマイナーチェンジとなりましたが、より足当たりの柔らかさを追求したようなモデルです。

前作との違いは主に以下の5点です。

クリフトン7と8の違い

・アッパーの通気穴の多さ
・つま先の補強
・ミッドソールの重さ
・アウトソールのラバー
・シュータンの厚さ

マシュマロクッションが特徴のクリフトンが、つま先の補強をなくしシュータンを厚くしたことで、より足あたりの柔らかいシューズになりました。

また、アウトソールのラバー面積を増やし、より安定性・耐久性の高いモデルとなりました。

それでいてミッドソールは厚さそのままに軽量化を図ったため、重さはほとんど変わりませんでした。

走行感としてはラバー面積が増えた分、前作より硬く感じる点はありますが、前作同様にホカオネオネのマシュマロクッションとメタロッカーテクノロジーのライド感を味わえるモデルです。

クリフトン8について、より詳しくは「ホカオネオネ クリフトン8 スペック・特徴!クリフトン7との違いは?」の記事を参照してください。

クリフトン8 スペック・特徴

・27cm:250g
・ホカオネオネで最も売れている代表的シリーズ
・エンジニアードメッシュアッパー
・マシュマロクッションで足当たり柔らか
・初級者・中級者までならオールラウンドに使える(上級者ならレース・スピード練習以外)

CLIFTON(クリフトン)9

HOKA ONE ONE公式サイト

ミッドソールはCMEVAという新しいフォームになり、厚さは前作より3mmも増し32mmとなりました。(見た目的にはもっと厚そうですが)

ホカの誇るマックスクッションモデルであるボンダイ8より1mm薄いだけです。

外側から触った感じは前作より柔らかく、グニュッと反発する感触があります。

しかし、外から触った柔らかさの感覚や、厚みを増したミッドソールから想像されるよりクッション感は硬めです。

明らかに前作より硬く感じられます。

反発性は明らかに前作より増し、ホカの特徴でもあるメタロッカー機能によるライド感も増し、スピードは出しやすくなりました。

プレートは入っていませんが、剛性は高く屈曲性は低いため、転がしながらスピードを出していくイメージです。

ふかふかのクッションが欲しいのであればボンダイ8の方がおすすめですが、バランス的にはクリフトン9の方が良く、使いやすいシューズです。

クリフトン9について、より詳しくは「ホカ クリフトン9 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

クリフトン9のスペック・特徴

・27cm:248g
・エンジニアードニットアッパー
・CMEVAミッドソール(従来より軽量性・反発性UP)
・Durabrasion Rubber™(従来より耐久性UP)
・オールラウンドに使いやすい
・前作よりクッションは硬めながら、反発性は上がりスピードは出しやすい
・ホカで最も売れている代表的シリーズ

BONDI(ボンダイ)7

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は27cmで303gです。

クリフトン7と比べるとミッドソール素材は同じですが厚みはこちらの方があり、クッション性はホカオネオネの中でも最高のシューズです。

シューズの重量はかなりあるので、とにかくクッション性の高いシューズを探しているランナーや、日常使いをしたい方におすすめです。

ボンダイ7 スペック・特徴

・27cm:303g
・超厚底ミッドソール
・クッション性はホカオネオネ最大
・ジョグまたは日常使い向け

BONDI(ボンダイ)X

HOKA ONE ONE公式サイト

ボンダイXはカーボンプレート入りです。

ロケットXやカーボンXのように、「X」のつくホカオネオネのシューズにはカーボンプレートが入っています。

重さは27cmで300gです。

303gのボンダイ7とほぼ同じ重さです。

極厚で柔らかいボンダイのクッションに、カーボンプレートを入れることで安定感をもたせています。

ボンダイ7のマキシマムクッションはそのままに、カーボンプレートで反発性と安定性を高めた感じです。

ただし、反発性という点に関してはその重量もあってそれほど感じられません。

ボンダイXは反発性により速く走れるわけでなく、ボンダイ7より安定性を高めることで前への推進力が上げたようなシューズです。

確かにボンダイ7よりスピードは出しやすいです。

そのため、サブ3.5くらいまでの人ならフルマラソン用に、もしくはそれ以上の距離のウルトラマラソンにおすすめと言われてもいます。

しかし、実際のところ、重さもあるのでフル〜ウルトラマラソンでサブ3.5くらいのレベルの人ならカーボンX2の方がおすすめです。

カーボンX2もボンダイXと同様にカーボンプレート入りの厚底ですが、ボンダイXよりかなり軽量です。

クッション性はボンダイXほどはありませんが、レース用としては充分です。

カーボンX2のクッションでは足りないという人にはボンダイXがおすすめですが、レベル的には完走目的くらいのランナー向けではないかと思います。

中上級者なら、速めのジョグなどにはおすすめできますが、さすがに3万円を超える金額のシューズをジョグ用としてはコスパが悪すぎです。

ボンダイXについて、より詳しくは「ホカオネオネ ボンダイXレビュー!ボンダイ7との違いは?」の記事を参照してください。

ボンダイX スペック・特徴

・27cm:300g
・3Dホットメルト糸 メッシュアッパー
・フルコンプレッションのEVAミッドソール
・カーボンプレート入り
・ボンダイ7に安定感と推進力を加えた感じ
・フル〜ウルトラマラソン用だが、同じ用途ならカーボンX2の方がおすすめ

BONDI(ボンダイ)8

HOKA ONE ONE公式サイト

27cmで307gです。

前作ボンダイ7との間にボンダイXが発売されていますが、Xとは違い、7の延長線上のクッション系ジョグ用シューズです。

とにかくクッション性が高いシューズが好きな人向けのシューズがボンダイですが、やや安定感に欠けたボンダイ7に比べ、ボンダイ8は柔らかさが向上しながらもアウトソールの表面積が広がったことにより安定感もアップしました。

スピード強度の高い練習には向きませんが、ジョグや普段履きにはおすすめのシューズです。

ボンダイ8について、より詳しくは「ホカ ボンダイ8スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

ボンダイ8 スペック・特徴

・27cm:307g
・超厚底ミッドソール
・クッション性はホカオネオネ最大
・前作より柔らかさと安定性向上
・ジョグまたは日常使い向け

RINCON(リンコン)3

HOKA ONE ONE公式サイト

リンコンシリーズはカーボンプレートの入っていないホカオネオネのランニングシューズの中で、最も軽量でスピードを出しやすいモデルです。

前作のリンコン2も軽くてスピードを出しやすいことでシリアスランナーから人気がありましたが、3になってさらに軽量化されスピードを出しやすくなりました。

それでいてアウトソールはラバー面積が増え、耐久性も増しました。

同タイプであるマッハ4と比べるとクッションは硬めで安定感があり、ピッチ走法向きです。

リンコン3について、より詳しくは「ホカオネオネ リンコン3 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

リンコン3 スペック・特徴

・27cm:210g
・ベンテッドメッシュアッパー
・フルコンプレッションのEVAミッドソール
・ピッチ走法向き
・ホカオネオネの中でカーボンなしシューズとしては最もスピードを出しやすいトレーニングシューズ

RINCON(リンコン)4

HOKA ONE ONE公式サイト

リンコンと言えば、硬めで接地感があり、沈み込みがなくピッチ走法向きのテンポアップシューズ(ジョグより速いスピード練習向き)という印象がこれまでありました。

今回は大幅な変更となりましたが、その印象自体が大きく変わるものではありませんでした。

ただし、接地のフィーリングは大きく変わりました。

アウトソールのラバーがラバライズドEVAになったことによって、地面を感じる硬さは残しながらも優しい接地の感覚も同時にあります。

また、前作はガシガシ地面を蹴るような感覚でピッチを上げるのが向いていたと思いますが、ラバライズドEVAによりグリップ力は落ちたため、自然に転がるようなライド感に任せてピッチを上げるような走り方の方が向いています。

ライド感(ロッカー機能)は前作より上です。

なお、同タイプ(カーボンプレートなしのテンポアップシューズ)のマッハ6と比べると、マッハ6の方が柔らかく沈み込みがあり、ストライド走法向きです。

リンコン4について、より詳しくは「ホカ リンコン4 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

リンコン4 スペック・特徴

・28cm:228g
・エンジニアードダブルジャガードメッシュ
・EVAミッドソール
・ピッチ走法向きでスピードの出しやすいトレーニングシューズ
・前作よりグリップ力はダウンもライド感・クッション感はアップ

MACH(マッハ)4

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は27cmで232gです。

特徴は上下2層に分かれたミッドソールで、下は硬く上は柔らかいPROFLYです。

下が硬いため、地面からの反発は早く強めながら、上側の柔らかいクッションにより足当たりは良いシューズです。

用途としてはリンコン2に近く、スピード練習を中心に幅広く使えるモデルです。

リンコン2と比べるとマッハ4の方が反発力は高めながら重量があり、ストライド走法向きです。

また、アウトソールもラバライズドEVAで全面補強されているマッハ4の方が耐久性が高いです。

マッハ4 スペック・特徴

・27cm:232g
・PROFLYミッドソール
・接地感は硬めながら足当たりは柔らかめ
・ストライド走法向け
・スピード練習向け

MACH SUPERSONIC(マッハ スーパーソニック)

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は27cmで235gです。

PROFLY+(プロフライプラス)という新しいミッドソールが搭載されました。

マッハ4に使われていたPROFLYもクリフトン8やリンコン3のミッドソールに比べて柔らかいものでしたが、さらに柔らかめです。

その分、反発性も上がっているようですが、ナイキのズームXソールと比べたら柔らかさも反発性も控えめです。

ただし、ホカ特有のライド感(自然と前に進む感じ)は強いので、ホカオネオネのライド感が好きな方の中で、より柔らかいソールを好む人におすすめです。

また、アウトソールはマッハ4と同じくラバライズドEVAで、高い耐久性とグリップ力を持っています。

走法としてはマッハ4と同じくストライド向けで、マッハ4の進化版と言えるモデルです。

マッハスーパーソニックについて、より詳しくは「ホカオネオネ マッハスーパーソニック レビュー!」の記事を参照してください。

マッハスーパーソニック スペック・特徴

・27cm:235g
・PROFLY+ミッドソール
・ラバライズドEVA
・マッハ4の進化版
・ミッドソールの柔らかさはホカ最上級
・ストライド走法向け

MACH(マッハ)5

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は27cmで232gです。

マッハスーパーソニックと同じく柔らかく反発性のあるミッドソール(プロフライプラス)が特徴です。

足にあたる上側が柔らかく、地面に当たる下側が硬い2層構造のミッドソールとなっており、その構造はマッハ4とも同じですが、柔らかさがマッハ4より増しています。(マッハスーパーソニックとは同じです)

用途としてはリンコン3と同じくスピード練習に向いていますが、軽くて硬めのリンコン3がピッチ走法向けなのに対してマッハ5はストライド走法向けです。

マッハ5について、より詳しくは「ホカ マッハ5 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

マッハ5 スペック・特徴

・27cm:232g
・PROFLY+ミッドソール
・ラバライズドEVA
・マッハスーパーソニックとスペックはほぼ同じ
・ミッドソールの柔らかさはホカ最上級
・ストライド走法向け

MACH(マッハ)6

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は28cmで232gです。

スーパークリティカルフォームEVAという新しいミッドソールが搭載されました。

アウトソールと一体型だったラバライズドEVAはなくなり、Durabrasion Rubber™(デュラブレーションラバー)が貼られました。

前作よりも足当たりは柔らかくなり反発性も上がりましたが、カーボンプレートが入っているわけではないことと、PEBAフォームほどの弾力性のあるミッドソールではないため、そこまで大きな反発性があるわけではありません。

大きな特徴としては前作と同じく、リンコンがピッチ型ランナーのスピードトレーニング向け、マッハがストライド型ランナーのスピードトレーニング向けというのは変わりません。

マッハ6について、より詳しくは「ホカ マッハ6 スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

マッハ6 スペック・特徴

・28cm:232g
・ミッドソール:スーパークリティカルフォームEVA
・アウトソール:Durabrasion Rubber™(デュラブレーションラバー)
・優しく、柔らかさがあり、反発性はそこそこ
・スピードトレーニング向け
・ストライド走法向け

MACH(マッハ)X

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は28cmで266gと、マッハ5よりだいぶ重めです。

Xとつくホカのモデルはプレート入りですが、マッハXのプレートはカーボンではなくPebaxです。

カーボンほどの剛性はないため、屈曲するのが特徴です。

ミッドソールの上部には、ロケットX2にも搭載されたPEBAフォームが搭載されたのが特徴で、マッハ5よりも柔らかく高反発になりました。

マッハ5との比較で言えば、反発力が強くなった分、ライド感が弱くなり足の力を使わずに走る走り方の方が向いているように思います。

シューズの重量は重くなったので、マッハ5の方が短い距離向き、マッハXの方が長距離向きです。

マッハXについて、より詳しくは「ホカ マッハX スペック・特徴レビュー!」の記事を参照してください。

マッハX スペック・特徴

・28cm:266g
・PEBAフォーム+EVAフォーム+PEBAXプレート
・Durabrasion Rubber™
・トレーニングモデルとして高機能だが高価格
・マッハ5より重いが、反発性が高く長距離向き
・ストライド走法向け

CLIFTON EDGE(クリフトンエッジ)

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は27cmで252gです。

復元力の高い新しいミッドソールを使用していると公式サイトに書かれています。

ミッドソールがかかとから大きくはみ出しているデザインが特徴的です。

アウトソールの幅も広めです。

これらの設計により、接地面積を広げ衝撃を軽減する効果や着地時のブレを少なくする効果があります。

「エッジ」というと尖ったイメージがありますが、この設計はそのイメージと真逆です。

エッジのイメージはかかとの尖りのみです。

また、シューズの名称に「クリフトン」もつきますが、クリフトンとはかなりイメージが異なるシューズです。

クリフトン7のようなマシュマロクッションではなく、やや硬く感じますが、反発力はクリフトンエッジの方があります。

クッション性自体はしっかりあり、着地面積の広さと安定性の高さもあるので長距離に向いています。

カーボンXもフルマラソン・ウルトラマラソンなどの長距離に向いているとされていますが、疲れづらさで言えばクリフトンエッジの方が上です。

カーボンXをレース用に使うのであれば、クリフトンエッジはその練習用としておすすめです。

クリフトンエッジ スペック・特徴

・27cm:252g
・エッジの印象はかかとの尖りのみ
・クリフトンの延長にはない
・ロング走・フルマラソン・ウルトラマラソン用

ARAHI(アラヒ)6

HOKA ONE ONE公式サイト

シューズの重量は27cmで264gです。

初心者向けのシューズですが、安定性の高いスタビリティーシューズで、ホカオネオネ特有のロッカー機能は弱めです。

クッションもクリフトンに比べると硬めです。

また、オーバープロネーション対策で、内側に倒れ込みにくい設計になっています。

用途としてはジョグ用1択ですが、オーバープロネーションでない方ならクリフトンの方がおすすめです。

アラヒ6 スペック・特徴

・27cm:273g
・メタロッカーテクノロジーは弱め
・オーバープロネーションランナーのジョグ用

まとめ

以上、ホカオネオネのランニングシューズをシリーズごとに紹介しましたが、それぞれの特徴をシューズ選びの参考にしていただけたらと思います。

また、他メーカーのランニングシューズについてもまとめてますので、よろしければ下記の記事も参照してください。

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HOKA Ⓡ(ホカ)公式サイト

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