ホカオネオネのリンコンシリーズは、カーボンプレートの入っていないホカオネオネのシューズの中で、最も軽量でスピードの出しやすいシューズです。
前作のリンコン2はシリアスランナーにも人気の軽量シューズでしたが、リンコン3はさらに軽量化されスピードが出しやすくなりました。
ここでは前作のリンコン2や使用シーンの近いマッハ4、ホカの代表的シューズであるクリフトン8などと比較しながら説明いたします。
リンコン3 重さ
HOKA ONE ONE公式サイト
27cmで210gと、前作より8g軽量化されました。
リンコン3 アッパー
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ベンテッドメッシュアッパーに変更されました。
前作もメッシュのアッパーでしたが、通気孔が大きくなり軽量化されました。
リンコン3 ミッドソール
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ミッドソールはフルコンプレッションのEVAソールです。
これはクリフトン8にも使われているマシュマロクッションですが、カーボンX2やマッハ4に使われているPROFLYより硬めです。
リンコン3 アウトソール
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アウトソールは耐久性向上のため、ラバー面積が増えました。
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こちらは前作リンコン2のアウトソールですが、ラバー面積が少ないため、耐久性に難ありと言われていました。
これだけラバーを増やしながらも8g軽量化しているのは驚きのポイントです。
リンコン3 シュータン
シュータンは前作よりかなり薄くなり、ペラペラになりました。
軽量化の大きな要因はアッパーよりもシュータンにありそうです。
ナイキでは以前から軽量化のためにこういうシュータンが多かったので、慣れている人には気にならないと思います。
リンコン3 走行感
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前作もスピードを出しやすいシューズではありましたが、今作はさらに軽量化された分、確実に良くなったと言えます。
ホカオネオネの中では同タイプのマッハ4と比べると、リンコン3の方がクッションは硬く軽量です。
走り方としてはマッハ4の方がストライド向き、リンコン3の方がピッチ向きです。
他メーカーとの比較ではナイキのライバルフライシリーズと似ていますが、ライバルフライは2から3になって重量化してしまったため、リンコン3の方が圧倒的に軽くなり、優位になりました。
そのほかではアディゼロジャパン6やフューエルセルレベルV2あたりが近いタイプと思いますが、それらの間に入って来るのがリンコン3という感じです。
アディゼロジャパン6の方が薄底感がありクッションは控えめ、フューエルセルレベルV2の方が反発性は高めといった感じがします。
自分の足でしっかり地面を掴んで走りたいならアディゼロジャパン6、シューズの反発性も利用したいならフューエルセルレベルV2、ロッカー機能を使って自然と前へ転がるように進みたいならリンコン3といった区分けができるかと思います。
リンコン3 まとめ
リンコン3のスペックや特徴をまとめます。
・27cm:210g
・ベンテッドメッシュアッパー
・フルコンプレッションのEVAミッドソール
・ピッチ走法向き
・ホカオネオネの中でカーボンなしシューズとしては最もスピードを出しやすいトレーニングシューズ
前作からの変更点のまとめです。
・27gで8g軽量化
・アッパーの通気孔が大きくなった
・シュータンが薄くなった
・アウトソールのラバー面積増
その他のホカのシューズについては「ホカ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。