サッカニーのエンドルフィンシリーズは、日本ではABCマートが代理店となり、2020年から販売されています。
エンドルフィンシリーズにはプロ・スピード・シフトがありますが、カーボンプレート入りの最上級モデルがエンドルフィンプロです。
2022年にはすでにエンドルフィンプロ3が発売されていますが、今さらながら前作のエンドルフィンプロ2を初めて履いたのでレビューいたします。
サッカニーのランニングシューズ自体が初めて履くため、用途や感触の近いヴェイパーフライネクスト%2を主な比較対象として説明いたします。
エンドルフィンプロ2 重さ
26.5cmで203gです。
ヴェイパーフライネクスト%2は26.5cmで191gなので、それに比べれば重さはあります。
しかし、ヴェイパーフライよりミッドソールに厚みはあり、そもそもこのレベルであればほとんど重さは感じません。
エンドルフィンプロ2 アッパー
アッパーはエンジニアードメッシュです。
通気穴は大きめで、上から見るとインソールのオレンジ色がよくわかります。
エンドルフィンプロ2 ミッドソール
ミッドソールの素材はPWRRUN PB(パワーランピービー)で、カーボンプレートが入っています。
PWRRUN PBは、下位モデルのエンドルフィンシフト2などに使われているPWRRUN(パワーラン)より軽量かつ反発性の高い素材です。
厚さは35.5mmなので、ヴェイパーフライネクスト%2(32mm)やメタスピードスカイ+(33mm)より厚く、アルファフライ(39.5mm)やアディオスプロ3(39.5mm)より薄いです。
エンドルフィンプロ2 アウトソール
ラバー面積は広めで耐久性は高そうです。
こちらはヴェイパーフライ のアウトソールですが、自分は外側がこのように削れてしまうことが多いため、エンドルフィンプロ2のように外枠をラバー覆ってくれているのはありがたいです。
エンドルフィンプロ2 かかと周り・サイズ感
かかとはヒールカウンターが入っているわけではありませんが、ぴったり優しくフィットしてくれる感じがします。
また、サイズ感は小さめと販売店サイトに記載がありますが、ヴェイパーフライとは同じくらいです。
確かにアシックスよりは小さめですが、ナイキと同じくらいのサイズ感と思って良いでしょう。
自分はヴェイパーフライネクスト%2 ・エンドルフィンプロ2は26.5cm、メタスピードスカイ+は26cmでちょうど良いです。
エンドルフィンプロ2 走行感
他メーカーのカーボンシューズと比較して、走行感の最も近いモデルはヴェイパーフライネクスト%2だと思います。
ヴェイパーフライネクスト%2と比較すると、反発感こそ弱めですが、足当たりは柔らかく地面からの足離れが良いです。
柔らかさのわりに沈み込むような感覚はあまりなく、反発が返ってくるのが早いです。
フィット感は圧倒的にエンドルフィンプロ2の方が上です。
もともとヴェイパーフライはフィット感の良いシューズではありませんが、フィット感の高いと言われるメタスピードスカイと比較してもフィット感が良く感じます。
わかりやすい反発性を感じられるヴェイパーフライの方がハマればスピードは出しやすいですし、短い距離はヴェイパーフライの方が良いのは確かです。
しかし、エンドルフィンプロ2は良い意味でカーボンが入っていることを感じさせない優しいシューズなので、ヴェイパーフライだとマメができたり攣ってしまったりするランナーにとってはフルマラソンなどの長距離レースには良いかもしれません。
また、ヴェイパーフライに近い感覚であることから、ヴェイパーフライの練習用としても向いています。
定価は税込で19,800円とカーボンシューズにしては安く、エンドルフィンプロ3が発売されたことでさらに安くなっている場合が多く、なおさらおすすめです。
まとめ
エンドルフィンプロ2のスペックや特徴をまとめると以下の通りです。
・重さ:26.5cm203g
・ミッドソール:PWRRUN PB(パワーランピービー)+カーボンプレート
・接地感の柔らかさのわりにミッドソールの沈み込みは少ない
・強いというより早い反発感(ヴェイパーフライ比)
・足に優しく長距離向き
なお、サッカニーのランニングシューズのついてはこのシューズしか履いたことがありませんが、ナイキをはじめ他メーカーのランニングシューズについては以下の記事でスペックや特徴をまとめてますので、よろしければ参照してください。
ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ
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