スパイク「ナイキ ズームスーパーフライエリート2」レビュー!
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日本ではナイキの厚底ランニングシューズばかりが取り沙汰されましたが、2019年の世界陸上のトラック種目でもナイキのスパイクにより好記録が連発していました。

そして2020年4月には短距離用のズームスーパーフライエリート2、中長距離用のエアズームビクトリー、長距離用のズームXドラゴンフライが発売されました。

いずれも品薄でなかなか手に入れられませんが、短距離用のズームスーパーフライエリート2を入手できたので早速レビューを書いておきたいと思います。

ズーム スーパーフライエリート2 重さ

ピンをつけない状態で141gです。

ニードルピンが16本ついています。

ピンをつけた状態で151gです。

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ズーム スーパーフライエリート2 アッパー

アッパーは厚底ランニングシューズのアルファフライでもお馴染みのアトムニットです。

通気性は優れており、フライニットのような伸縮性はありません。

履き口の周りはフライニットが使われています。

フライニットはアトムニットより伸縮性があります。

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ズーム スーパーフライエリート2 ミッドソール

ミッドソールはありません。

見ての通り極薄です。

ズーム スーパーフライエリート2 アウトソール

ピンは片足8本つけられます。

間からプレートが覗けます。

プレートは硬いですが、意外と屈曲性はあり、カーボンプレートほど硬くはないようです。

ズーム スーパーフライエリート2 サイズ感

非常に小さめなつくりです。

特に幅が狭めです。

ナイキのランニングシューズは全て26.5cmですが、このスパイクも26.5cmです。

しかし、履き口が非常に狭い上に伸縮性が少ないため、履くのに少し苦労します。

しっかり紐を緩めないと履くことができません。

ただ、履いてしまえば逆にフィット感があるため、短時間しか履かない短距離用スパイクとしてはむしろ良いと思います。

あまりキツいのが嫌であれば、0.5cm上のサイズが良いかもしれませんが、逆につま先が余ってしまう可能性があります。

私の足は普通サイズでワイドサイズは苦手です。

しかし、このスパイクは幅がキツめでつま先には少し余裕があります。

ズーム スーパーフライエリート2 レビュー

ヴェイパーフライネクスト%やアルファフライでもお馴染みの「かかとのクッション」がついています。

これがスパイクに非常に珍しく、スパイクを履き慣れている方には邪魔に思えるかもしれません。

ランニングシューズもよく履く自分にとっては、むしろしっかりホールドされる感じがあって良いです。

また、履くのに苦労する分、フィット感がとても良いのが特徴です。

次に実際に走ってみた感触です。

同じナイキのズーム400と比べてプレートの硬さを感じますが、しっかり屈曲性があります。

また、つま先が反り上がっているのが、前への推進力につながっている気がします。

反り上がり方はこんな感じです。

しかし、アトムニットだからなのか、つま先に少し余裕があるからなのか、若干力が上に逃げてしまうようにも感じます。

ちょっと変わったタイプのスパイクであるため、履きこなすには慣れも必要かと思いました。

まとめ

ズームスーパーフライエリート2の特徴を3つ挙げるとこんな感じです。

スーパーフライエリート2の特徴

・「履き口の狭さ」「かかと部のクッション」「ニット」によるフィット感の良さ
・プレートの硬さとつま先の反り上がりによる前への推進力
・アッパーのアトムニットとつま先部の余裕によるエネルギーロス

MAXスピードの追求として100m・200mを走るために購入しましたが、400mの方がむしろ向いていると思います。

スーパーフライエリート2は短距離用のスパイクですが、中距離用のズームビクトリー、長距離用のドラゴンフライも同時期に発売されました。

マラソンや駅伝でヴェイパーフライ・アルファフライが席巻しているのは広く知られていると思いますが、5,000mや10,000mのトラックレースではドラゴンフライが世界を席巻しています。

ズームXドラゴンフライとエアズームヴィクトリーについては「ズームXドラゴンフライvsエアズームヴィクトリー!」の記事を参照してください。

その他、ナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。

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