ナイキ エアズームボメロ16徹底レビュー!前作との違いは?
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ズームボメロは初心者向けにおすすめされているクッション系のシューズです。

しかし、ミッドソールの素材だけ見てもズームボメロ13はルナロン、ズームボメロ14はリアクト、ズームボメロ15はズームX &SR-02といった具合に変更され、フォルムも原型をとどめないほどのモデルチェンジがよく行われるシリーズです。

今回はズームボメロ15が発売されてから1年もしないうちのモデルチェンジだったせいか、逆にかなりのマイナーチェンジとなりました。

ではどのように変わったのか、主に前作と比較しながら説明いたします。

エアズームボメロ16 重さ

26.5cmで279gです。

こちらは前作のズームボメロ15で、26.5cmで275gです。

誤差の範囲とも言えますが、4g重くなりました。

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エアズームボメロ16 アッパー

アッパーは厚めのメッシュです。

前作(左)と比較すると、穴の大きさの違いは見た目にもわかりますが、大きな違いとは思えません。

前作も通気性は決して良くありませんでしたが、さらに通気性は落ちた感じです。

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エアズームボメロ16 ミッドソール

ミッドソールは後足下部にズームX、前足部から中足部と後足上部にSR-02です。

ズームエアは前足部に入っています。

前作(左)と比較しても、違いはかなりわかりにくいほどに似ています。

デザイン的に多少の変更はありますが、ミッドソールの素材や厚さは全く変わりません。

エアズームボメロ16 アウトソール

アウトソールは全面にラバーが貼られています。

普通のラバーよりざらざらした感じがあり、摩擦が強くグリップの効くラバーです。

アウトソール自体はフラットです。

前作(左)と全く変更がなさそうです。

エアズームボメロ16 シュータン

地味な変更点ですが、最も変更されたのはシュータンです。

中足部に搭載されたアーチバンドにより、フィット感・ホールド感は非常に高いです。

シューレースをきつめに結んでも甲が痛くならないというメリットがあります。

シュータンの厚さ自体もかなり変更されました。

前作(左)はペラペラな軽量タイプですが、今作(右)は分厚いタイプです。

これは好みにもよると思いますが、個人的にはスピードタイプのシューズはペラペラタイプ、ジョグ系シューズは分厚いタイプが好みです。

エアズームボメロ16 レビュー

前作も大幅に向上したホールド感ですが、今作ではさらにアップしました。

さらにアーチバンドにより、シューレースをきつく締めやすくなったため、フィット感も上がりました。

逆に通気性は前作より落ち、暑い時期には使いにくくなりました。

ミッドソールは最上級のズームXをかかとに搭載していますが、反発性はあまり感じません。

クッション性にその機能を使っているように思えます。

もう一つのミッドソール「SR-02」は柔らかさがあって、それでいて沈みこまず、反発性はそれほどないといったイメージです。

ただしズームボメロ16には、かかと部のズームXでも似たような感覚があります。

本来ならズームXは沈み込むようなクッション性を感じますが、硬めのアウトソールのせいか沈み込みが少ない気がします。

それは前足部でも中足部でも同様のため、「SR-02」が沈みこまないのはアウトソールによるところもありそうです。

ズームボメロ16は、足裏に触れる感覚は柔らかいものの、接地感は硬いといった印象があります。

そのため、意外とスピードは出しやすいシューズです。

しかし、インターバルなどのスピード練習に使うには重さもあり難しく、速めのジョグや軽めのテンポ走・ペース走などの方が向いています。

結論として、ジョグに使用するだけなら高スペック過ぎて、スピード上げたい練習には重過ぎるため、シリアスランナーには使いどころが難しいシューズです。

まとめ

まずは基本スペックのまとめです。

ズームボメロ16の基本スペック

重さ:26.5cm 279g
アッパー:エンジニアードメッシュ
ミッドソール:SR-02・ズームX
ズームエア:前足部

その他の特徴や個人的感想です。

ズームボメロ16の特徴

・ホールド感とフィット感は最高レベル
・アウトソールは摩擦が強く高グリップ
・重量のわりにスピードは出しやすいが、インターバルなどのスピード系トレーニングには不向き

その他のナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。

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