ペガサストレイルは、初代はペガサス36を元にしたペガサス36トレイルという名称でしたが、2代目はペガサストレイル2という名称になり、ペガサス37とは一線を画すシューズとなりました。
ペガサス36トレイルはトレイルシューズにしてはかなり軽量な反面、グリップ性に不安のあるシューズでしたが、ペガサストレイル2ではその不安が解消されました。
今回はペガサストレイル2に、さらに防水性を加えたペガサストレイル2GTXについてスペックや履き心地を解説いたします。
なお、通常盤のペガサストレイル2は所有していないため、初代のペガサス36トレイルと比較しながら解説いたします。
ペガサストレイル2GTX 重さ
26.5cmで298gです。
普通のランニングシューズと比較すれば重いですが、ゴアテックス製のトレイル用でこの重量なら、軽い部類と言えます。
実際走った感じも、数字ほどの重さは感じませんでした。
なお、こちらは初代ペガサストレイルである、ペガサス36トレイルです。
26.5cmで262gと、トレランシューズにしてはかなり軽量でした。
ペガサストレイル2GTX アッパー
ゴアテックスと言えば、防水が最大の特徴ですが、透湿・防風の性能もあります。
まだ夏場に使ってないので透湿性の高さはわからない部分もありますが、冬場に使うにはとても良いです。
通気性の良いシューズは、外から風が入ってつま先が冷えるということはありがちですが、このシューズにはそれが全くありません。
防寒性が高いので冬場に履くのはおすすめです。
ペガサス36トレイルは見た目にもわかるように、通気性の良さを謳うシューズだったので、それに比べるとペガサストレイル2GTXの通気性が落ちるのは当然です。
ペガサストレイル2GTX ミッドソール
ミッドソールは厚底のリアクトフォームです。
クッション性は非常に良いです。
ペガサス36トレイル(右)より厚くなりました。
ペガサス36トレイルのミッドソールはクシュロンでしたが、リアクトになり、厚くなったことで大幅にクッション性は高くなりました。
ペガサストレイル2GTX アウトソール
硬く重厚感のあるアウトソールです。
ランニングシューズのようなアウトソールだったペガサス36トレイル(右)と比べ、トレイルシューズらしいアウトソールになりました。
硬さが全く違います。
初代ペガサストレイルはランニングシューズと同じ合成ゴムでした。
そのため、小石を踏んだり砂利道を走ったりすると、石の硬さがダイレクトに足裏に伝わるようでしたが、ペガサストレイル2GTXではそれがなくなりました。
少々の小石程度であれば、踏んだことに気づかないほどです。
また、初代ペガサストレイルはぬかるみでは滑りがちでしたが、その点もペガサストレイル2GTXでは完璧に解消されています。
ペガサストレイル2GTX 履き口・サイズ感
サイズ感はやや大きめです。
ワンサイズ小さめの方が良いかもしれません。
幅はそうでもありませんが、つま先部分に少々余裕があります。
また、外側も硬さを感じさせますが、内側もなかなか硬めです。
履き口の生地はペガサス36トレイル(右)と比べて、だいぶ薄くなりました。
ヒールカップは硬いのですが、足首周り(指で触れている部分)は柔らかくペラペラで、かつ高さもないため、ホールド感はあまりありません。
ペガサストレイル2GTX 使用レビュー
ペガサス36トレイルと比べると、しっかりしたアウトソールの硬さもあって、トレイルシューズとして安定感があります。
また、ミッドソールも厚くクッション性も高いです。
ミッドソールのリアクトフォームはグニャっとした柔らかさがありますが、このシューズではその柔らかさよりアウトソールの硬さの方を感じます。
しかし、その硬い衝撃をミッドソールで吸収してくれるため、不整地を走った場合も足への衝撃が少ないです。
平らなロードを走ると、グリップが効きすぎるくらいです。
また、気になる防水性ですが、これも問題ありません。
ご覧のように完全に水を弾いてくれます。
つま先が濡れてしまうことはなさそうです。
ただし、ヒールが浅いこともあって、足首の周りからは水は入ってきてしまう可能性は高いです。
もう少しホールド感があれば完璧かなと思えるトレイルシューズです。
まとめ
個人的にデザインがかなり好みです。
トレイルでなくても普段履きにも使いやすく、冬場に防寒の役割も兼ねて使えます。
そのため、トレランをやらない人にもおすすめできる、そんなシューズです。
・硬さとクッション性を兼ね揃え、安定感抜群
・防水性・防寒の機能も抜群
・ヒールカップは浅めでホールド感はイマイチ
なお、初代ペガサストレイルの記事は「ズームペガサス36トレイルレビュー!」の記事を、その他のナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。