アシックスのGT-2000 11は、2022年12月8日に発売されたGT-2000シリーズの11代目モデルです。(定価は税込14,300円)
アシックスのGT-2000シリーズは、アシックスのランニングシューズの中で、スタビリティーシリーズに属するエントリーモデルです。
スタビリティーシリーズには、アシックスで最もロングセラーシリーズのゲルカヤノとGT-1000が他にありますが、GT-2000シリーズはその中間に位置するモデルです。
前作のGT-2000 10との違いを中心にスペックと特徴を説明いたします。
アシックス GT-2000 11 重さ
ASICS公式
27cmで275gです。
前作より約5g軽量化されました。
アシックス GT-2000 11 アッパー
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アッパーは一般的なエンジニアードメッシュです。
軽量化されたのはアッパーによるところが大きいと思いますが、特に薄いアッパーというわけではありません。
前作はエンジニアードニットという、ちょっと特徴のあるアッパーでしたが、ニットのわりには硬く伸縮性のないアッパーでした。
アシックス GT-2000 11 ミッドソール
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ミッドソールは前作より1mm厚くなった上に素材も変更されました。
上がフライトフォームブラスト、下がフライトフォームの2層構造です。
前作も2層構造でしたが、上はフライトフォームプロペルでした。
フライトフォームプロペルはフライトフォームより反発性とクッション性に富みますが、フライトフォームより重量があります。
フライトフォームブラストは、そのフライトフォームプロペルよりも反発性・クッション性に富み、重量もあります。
すべてをフライトフォームブラストにすると重くなりすぎ、安定性にも欠けるため、軽量性と安定性をもたらすフライトフォームを下層に配置しています。
また、かかと部にはミッドソールのフライトフォームブラストとフライトフォームの間にゲルが入っていて、かかとから着地した際のクッション性を上げています。
さらに前作から導入されたライトトラスの機能は変わらず搭載されています。
これはミッドソールの内側を硬くすることで、内側への倒れ込み(オーバープロネーション)防止とシューズのねじれ防止(通常はシャンク・トラスティックによる機能)を併せ持つ機能です。
アシックス GT-2000 11 アウトソール
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アウトソールは前作から変更がありません。
前足部は屈曲溝が4本あることで屈曲させやすく、中足部にはライトトラスがあることで捻れ防止の安定性をもたらしてくれます。
アシックス GT-2000 11 走行感
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もともとがゲルカヤノに次ぐスタビリティーモデルだけあって安定性は抜群です。
クッション性も良いですが、スタビリティー重視なので接地感は硬めです。
このあたりは前作も同様ですが、ミッドソールの上側がフライトフォームプロペルからフライトフォームブラストに変わったことから、足当たりは柔らかくなりました。
反発性も上がってはずむような履き心地ということが公式サイトには記載されていますが、そこはあまり期待しない方が良いです。
弾むというほどではありませんが、少し速めのペースで走った方がシューズは軽く感じます。
ゲルカヤノを使っていた初心者・初級者が、もう少し軽いシューズを求めて選ぶならとても良いシューズです。
一方、中上級者であればジョグ用1択です。
ゲルカヤノ29がよりゆっくりペースなLSDに向いているのに対して、GT-2000 11は少し速めのジョグ向きです。
また、より柔らかい接地感を求めるのであればゲルニンバス24の方がおすすめで、より弾む感覚が欲しいならノヴァブラスト3がおすすめです。
まとめ
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GT-2000 11のスペックのまとめです。
・重さ:27cm 275g
・ミッドソール:フライトフォームブラスト+フライトフォーム+ゲル
・ライトトラス搭載(オーバープロネーション+ねじれ防止)
GT-2000 11の特徴のまとめです。
・「ゲルカヤノ」と「GT-1000」の中間的機能シューズ
・LSDより速めのジョグ向き
・前作より足あたりは柔らかく、接地感は変わらず硬め
その他のアシックスのランニングシューズについては「アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。