アシックスのノヴァブラスト5は、2024年11月21日からアシックスのオンラインストアで、12月19日から全国で発売されました。
価格は本体15,000円、税込16,500円で、前作から本体価格で1,000円高くなりました。
主にその前作ノヴァブラスト4と比べてどう変わったかを中心に説明いたします。
ノヴァブラスト5 重さ
26cmで230gです。
前作は250gほど重さがあったため、かなり軽くなりました。
ノヴァブラスト5 アッパー
ASICS公式
アッパーはエンジニアードメッシュです。
前作ノヴァブラスト4はエンジニアードウーヴンでしたが、今作の方が通気性は良く、前作の方が柔らかめです。
ノヴァブラスト5 ミッドソール
ASICS公式
ミッドソールはグライドライドマックスにも投入されたFFブラストMAX(フライトフォームブラストマックス)になりました。
グライドライドマックスは2層のうちの上側だけがFFブラストMAXでしたがノヴァブラスト5はフルレングスでの搭載です。
なお、前作ノヴァブラスト4は全面フライトフォームブラストプラスエコでした。
ノヴァブラスト5 アウトソール
ASICS公式
アウトソールの基本構造は今までのノヴァブラストと同じです。
靴底の中央部分にくぼみを設け、体重がかかった時に変形しやすくしたのが特徴です。
復元する力が変形した素材に働き、トランポリンのように弾むような感覚が得られるようになっています。
平面で見るよりこの角度の方がわかりやすいと思いますが、前足部の真ん中がやや出っ張っています。
ラバーの素材は前作と同じく、柔らかく軽量なAHAR LO(エーハーロー)です。
ノヴァブラスト5 シュータン
ノヴァブラスト5のシュータンは、厚すぎず薄すぎず絶妙に足当たりが良いです。
シューレースをきつめに結んでも足当たりが痛くなることがなく、今までに履いたどのシューズよりも個人的に好きなタイプです。
ノヴァブラスト5 走行感
ミッドソールの感触は明らかに柔らかくなり、沈んでから跳ねるような前々作ノヴァブラスト3のようなタイプに戻りました。
前作ノヴァブラスト4は硬めのクッションになり、沈んで反発するより早い反発でポンポン進ませるようなシューズでした。
どちらが良いかは好みの問題ですが、個人的には今作のタイプの方がノヴァブラストに求める機能性を満たしているので好きです。
前作ノヴァブラスト4のようにやや硬めで沈み込みが少なく、反発のレスポンスの早さを求めるならスーパーブラスト2の方が優れています。
前々作ノヴァブラスト3と比べると前足部のくぼみから受ける反発感は減少しているように思えますが、そのぶん圧倒的にシューズのミッドソールから受ける反発感が増している感じです。
また、かなり軽量化されていることもありスピードも出しやすいです。
インターバルやレペのように一気にスピードを上げるようなスピード練習には向いていませんが、LTペースのペース走なら十分走れます。
クッション性もかなり良いので、ゆっくりペースのジョグでも気持ちよく、速めのジョグはなおさら向いています。
ノヴァブラスト5 まとめ
ASICS公式
ノヴァブラスト5のスペックのまとめです。
・重さ:26cm 230g
・ミッドソール:フライトフォームブラストマックス
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・アウトソール:AHAR LO(エーハーロー)
ノヴァブラスト5の特徴のまとめです。
・シュータンの足当たりが絶妙に良い
・前作より前々作に近い感覚の柔らかさとバウンス感がある
・クッション感も高く、ゆっくりジョグからLTペース走まで幅広く使える
その他のアシックスのランニングシューズについては「アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。