ランニングで老化する?その原因と対策を考える
スポンサーリンク

ランニングは老化を促進させるという説もあります。

その原因の一つとして考えられるのは活性酸素です。

活性酸素とは、体内でエネルギーを生成する過程で作られる酸化能力の強い酸素です。

活性酸素は免疫機能や感染防御に役立つこともあり、必ずしも「悪」ではありません。

しかし、過剰に増えすぎることで老化を促進させるのも事実です。

活性酸素を発生させる要因はいくつかありますが、ランナーが発生させやすい要因は以下の2つです。

活性酸素が多く発生する要因

・紫外線を多く浴びること
・激しい運動をすること

順に解説します。

活性酸素発生の要因①紫外線

紫外線を浴び過ぎることは活性酸素を多く発生させる要因となります。

その点においてトレッドミルなどの屋内ランニングはメリットがあります。

しかし、大会は通常屋外ですし、屋内しか走らないというのも面白みがありません。

そこまで紫外線を浴びたくないのであればランニング以外の外出すらできません。

さらに言うなら屋内でも紫外線がないわけではありません。

重要なことは、紫外線を浴び過ぎないことです。

屋外で走る際は日焼け止めを使う、サングラスを着用するといった基本的な対策をすべきではありますが、そこまで過敏に考えなくて良いでしょう。

日焼け止めの選び方については「ランニング用の日焼け止め!選び方ポイント3つとおすすめ3選」の記事を参照してください。

スポンサーリンク

活性酸素発生の要因②激しい運動

激しい運動をすることは活性酸素発生の要因になります。

具体的には45分以上の継続したランニングは良くないという話も一説にはあります。

しかし、この基準で考えると一部のファンランナーを除き、ほとんどのランナーは良くないランニングをしていることになります。

スポンサーリンク

活性酸素除去対策

過剰な活性酸素を除去する方法は、大きく分けて休養と栄養です。

疲労が蓄積すると活性酸素が過剰に発生するリスクが高まるため、休養は大事です。

そしてもう一つ重要なのが栄養です。

人間には、活性酸素から自己を防衛する抗酸化機能が備わっています。

この抗酸化機能を高めることが、活性酸素から身を守ることにつながります。

抗酸化機能を高めるには、抗酸化作用の高い食材を摂ることです。

栄養素では「ビタミンC」「ベータカロテン」「ビタミンE」「ポリフェノール」などが該当します。

それぞれの栄養素を多く含む食材は以下の通りです。

ビタミンC

・緑黄色野菜
・柑橘類

ベータカロテン

・にんじん
・かぼちゃ
・ほうれん草
・しそ
・海苔
・唐辛子

ビタミンE

・アーモンド
・ピーナッツ
・ゴマ
・うなぎ
・カボカド

ポリフェノール

・コーヒー
・ココア
・ワイン
・緑茶
・大豆

その他、栄養素に関する基礎知識は「5大栄養素と3つの役割とは?【速くなるための栄養学】」の記事でまとめてますので、よろしければご覧ください。

まとめ

活性酸素が発生するしないに関わらず、人間は老化するものです。

老化するからランニングをしないというのもおかしな話です。

活性酸素発生の要因として、ストレスも多いにあります。

そのストレスを解消するという意味でランニングはむしろ有効だと考えられます。

つまり、ランニングが老化に及ぼす影響は悪い面ばかりでなく良い面もあり、紫外線対策や活性酸素除去対策をしっかりとった上でランニングを継続するのが一番良いと言っていいでしょう。