2023年9月25日(月)10時より、アディオス プロ エヴォ 1 (ADIZERO ADIOS PRO EVO 1)の予約受付が始まりました。
adidasアプリでのみの受付で、価格はなんと税込82,500円です。
これだけ聞くと、こんなの買う人いるのかと思うかもしれませんが、予約受付前日に行われたベルリンマラソンが大きなアピールの場となりました。
男子は世界記録保持者のエリウド・キプチョゲ選手、女子はティギスト・アサファ選手がそれぞれ連覇を果たしましたが、アセファ選手がこのシューズを履いて世界記録を大幅に更新してしまったからです。
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記録は2時間11分53秒、従来のブリジット・コスゲイ選手の記録2時間14分4秒を一気に2分11秒更新しました。
私は抽選販売にはハズレてしまいましたが、試着はできたので、そのスペックや特徴をレビューいたします。
アディオスプロEVO1 (エヴォ 1) 重さ
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27cmでわずか138gという軽量さです。
薄底レーシングではフューエルセル5280が26.5cmで136gの軽量さを誇りますが、厚底でこの軽さは驚異的です。
アディオスプロEVO1 (エヴォ 1) アッパー
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アッパーは「テキスタイルアッパー」としか書かれていません。
ライトウェイトストレッチモノメッシュのタクミセン9や、ニュースーパーライトメッシュのアディオスプロ3も公式サイトにはテキスタイルアッパーとあるため、テキスタイルアッパーだけではよくわかりません。
なお、テキスタイル(textile)とは、布地や織物のことを指しています。
当然ですが、超軽量なのは間違いありません。

完全に中が透けて見えるほどに薄いです。
アディオスプロEVO1 (エヴォ 1)ミッドソール
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ミッドソールの厚みは、かかとが39mmで前足部が33mmです。
この厚さで138gは驚異的です。

また、ミッドソール素材はLightstrike PRO EVO(ライトストライクプロ エボ)という、ライトストライクプロの上をいく新素材です。
これまでナイキのズームXほど軽量で反発性のある素材はないと思っていましたが、このミッドソールは少なくとも軽量さではその上です。
アディオスプロEVO1 (エヴォ 1)アウトソール
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なんとなく初代アディオスプロを思わせるアウトソールです。
初代アディオスプロも、この一見するとツルツルしそうなアウトソールで滑りそうです。

実際には全く滑らないのですが、アディダスで最強のグリップを誇るコンチネンタルラバーよりグリップ性は落ちると思われます。
おそらくアウトソールも軽量性に特化しているものと思います。
アディオスプロEVO1 (エヴォ 1)耐久性
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耐久性はフルマラソンわずか1回分です。
それを目安に作ったということなので、ここと決めたレースでなければ使えない1足です。
ナイキのヴェイパーフライ4%が発売された時も、160kmが寿命と言われて驚きましたが、それをはるかに上回るコスパの悪さです。
しかし、ヴェイパーフライ4%も自分は1,000km超えるまで履き倒しながら、充分なクッション性を感じていました。(さすがに反発性はそこまでありませんでしたが)
そのため、本来の能力を発揮できるのはフル1回分だとしても、おそらく200kmくらいは普通に使えるのではないでしょうか?
アディオスプロEVO1 (エヴォ 1)履き心地

履き心地は意外に硬めです。
少なくともアディオスプロ4の方が柔らかく感じます。
その代わり反発性が強く、クッション性は少なく沈み込みもなさそうです。
履いただけで走ったわけではありませんが、明らかに自分にはオーバースペックなのがわかりました。
短い距離ならともかく、フルマラソンではとても履きこなせない感じが試着しただけでわかるレベルでした。
アディオスプロEVO1 (エヴォ 1)まとめ
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アディオスプロEVO1 のスペックのまとめです。
・重さ:27cm138g
・ソールの厚さ:39mm(ヒール39mm/前足部33mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO EVO(ライトストライクプロ エボ)+EnergyRods 2.0(エナジーロッド2.0)
その他のアディダスのランニングシューズに関しては、「アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。

















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