ナイキのライバルフライ4は、2024年10月4日に一般発売された、コスパ系ランニングシューズです。
価格は本体で10,000円、税込11,000円と前作からは本体で1,000円高くなりましたが、それでもかなり安いです。
特に高騰しているナイキのランニングシューズの中では、かなり価格を抑えたモデルです。
前作は特徴がないのが特徴とも言えましたが、今作では大幅にアップデートされたため、変更点を中心にスペックや特徴を説明いたします。
ライバルフライ4 重さ
26.5cmで223gです。
前作は231gだったため、やや軽くなりました。
ライバルフライ4 アッパー
アッパーはメッシュです。
前作からデザインは大きく変わりました。
通気性は今作の方が若干ですが良さそうです。
ライバルフライ4 ミッドソール
ミッドソールはクシュロン3.0が採用されました。
厚さは前足部で28mm、後足部で32mmと、厚すぎではないものの前作より厚くなりました。
ミッドソールの素材も、前作は以前のクシュロンでしたが、今作はクシュロン3.0にアップデートしたため、弾力性が増しました。
また、前足部にはズームエアが入っています。
ライバルフライ4 アウトソール
アウトソールのデザインも大きく変わりました。
また、フラットだった前作と違い、今作では中足部に空洞が作られ、シャンク(ナイロンのプレート)がその空洞から見えるようになりました。
このシャンクはヴェイパーフライのカーボンプレートのように反発を出すためのものではなく、ねじれ防止の安定性の担保のために入っているものと思われます。
ライバルフライ4 サイズ感
サイズ感はナイキの他のランニングシューズと比べて同じくらいですが、前作と比べるとやや幅がタイトに感じます。
前作がややワイドだったためで、特にタイトなわけではありません。
また、足長については変わりありません。
ライバルフライ4 使用レビュー
足入れした瞬間に、ヴェイパーフライ並の足裏への当たりの柔らかさを感じられます。
接地感も柔らかくなり、地面をダイレクトに感じられるような前作までの感覚は薄くなりました。
しかし、沈み込みは全くないため、ピッチを上げて走るのには向いています。
反発感はそれほど強くありませんが、前足部にズームエアが入っているのはなんとなく感覚でわかります。
前作と比べてズームエア感がわかりやすくなりましたが、前作はシャンクが入っていないために、前への反発性としての安定性があまりなかったのではないかと思います。
かかとは最近流行りのシュッと後ろに反ったタイプになりましたが、この方がしっかりホールドしてくれる感じがあります。
前作と比べるとあらゆる点での進化を感じます。
しかし、進化しているが故に薄底感がなくなっているため、薄底を求めていたり、短距離の練習用として使っていた人にはマイナスの評価かもしれません。
ライバルフライ4 まとめ
まずは基本スペックのまとめです。
重さ:26.5cm223g
アッパー:メッシュ
ミッドソール:クシュロン3.0
ズームエア:前足部
その他の特徴や個人的感想です。
・助力は少ないもののクセがなく使いやすい
・足当たりは前作と比べてもかなり柔らかくなったが、接地感は硬め
・沈み込みがなく、ピッチを上げて走りやすい
前作より本体価格は1,000円高くなったものの、それ以上にスペックは上がっているため、よりコスパの高いモデルになったのではないでしょうか。
その他のナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。