サングラスは眩しさを軽減するのはもちろん、トップランナーならレースで顔色を伺われないようにする効果もあります。
しかし、我々のような市民ランナーにも有効な以下2つの意外な効果があります。
日焼け軽減効果
疲労軽減効果
目も日焼けすると言われているので、それを防ぐ効果があるのはもちろんですが、ここで言っている効果は肌の日焼けも軽減するという意味です。
日焼けと疲労を軽減する仕組み
紫外線は目から入ると、その情報が脳下垂体に伝わり、メラニンを体の中で作ります。
その結果、いくら日焼け止めを塗っていても肌が黒くなってしまうのです。
また、目から紫外線が入ることで、脳下垂体から疲労物質が出てくることが研究結果からわかっています。
こんな晴れた夏の日なら紫外線が強いことはわかると思いますが、日差しが強くない日でも地上に届いています。
そのため、曇りの日でもサングラスにより紫外線を防ぐことで、疲労と日焼けを軽減できるのです。
サングラスの選び方
サングラスを選ぶポイントはかけやすさ・カッコ良さはもちろんですが、機能的なポイントは以下の3つです。
UVカットであること(紫外線透過率)
レンズの大きさ
可視光線透過率
まずはUVカットのものです。
スポーツタイプのサングラスなら、UVカットではないものを探す方が難しいかもしれませんが、一応確認が必要です。
どのくらいカットするかは紫外線透過率で確認できます。
1%であれば99%はカットするという意味なので、値は低いほど望ましいです。
数値は1%以下のものを選びましょう。
なお、紫外線カット率で表記される場合もあるので、その場合は99%以上が目安です。
次にレンズの大きさです。
紫外線は直接太陽から受けるだけでなく、地面や建物から反射して浴びる方がむしろ多いと言われています。
そのため、あらゆる角度からガードすることを考え、顔にフィットしたレンズの大きさが重要になります。
最後に可視光線透過率の確認です。
これはレンズがどれだけ光を通すかという割合です。
0%なら真っ暗、100%なら裸眼と同じです。
これは10~15%が晴れの日用、30%前後がくもりの日用と分けて購入するのがおすすめです。
もし一つで対応するのであれば曇りの日用に合わせた30%前後の方がおすすめです。
何故なら15%前後の可視光線透過率だと、曇りの日では周りが見えにくいからです。
逆に30%前後の可視光線透過率では晴れの日に眩しいとも言えますが、できればサングラスの色は薄い方が良いためです。
何故なら、色が濃くて周囲が見えづらいサングラスをすると瞳孔が開くため、より紫外線を浴びやすくなるからです。
サングラスの色は濃い方が紫外線をカットするように思えますが、実は全く逆なのです。
まとめ
以上、日焼けと疲労軽減のためにサングラスをかけた方が良い理由と選ぶポイントを挙げましたが、その条件さえ満たせば後はデザインで選ぶと良いでしょう。
個人的に私が好きなのはやっぱりオークリーです。
可視光線透過率15%、紫外線透過率1%以下の晴れの日用です。
可視光線透過率30%、紫外線透過率1%以下のくもりの日用です。
可視光線透過率23%、紫外線透過率1%以下と、晴れ・くもり兼用ならこのあたりです。
また、日焼け防止については以下の記事も合わせてお読みください。