プーマのファストフォワードニトロエリートは、5kmから10kmのロードレースや登り坂に適したカーボンプレート入りのシューズで、2023年1月28日に26,400円にて発売されました。
プーマのエリートモデルは他にファストアールニトロエリートとディヴィエイトニトロエリート2がありますが、それらがより長距離向けで一般的なのに対して、ファストフォワードニトロエリートはちょっとクセのあるシューズです。
ファストフォワードニトロ エリート 重さ
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27cmで191gと、かなり軽量です。
ファストアールニトロエリートの225g、ディヴィエイトニトロエリート2の217gと比較してもかなり軽いです。
ファストフォワードニトロ エリート アッパー
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アッパーはモノメッシュです。
ファストアールニトロエリートやディヴィエイトニトロエリート2と同じ素材で、伸びにくく柔らかいです。
ところどころ硬めのパワーテープという補強材で補強してますが、この点もファストアールニトロエリートやディヴィエイトニトロエリート2と似ています。
ファストフォワードニトロ エリート ミッドソール
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ミッドソールはプーマで最も軽量かつ高反発のニトロエリートフォームです。
そしてパワープレートと呼ばれるカーボンプレートが入っています。
また、このシューズ独特の特徴と言えるのがその形状で、前足部と後足部がカットされたような形になっています。
ファストフォワードニトロ エリート アウトソール
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前足部から中足部にはプーマグリップLTが広範囲に貼られています。
プーマグリップLTは、高いグリップ性を持つプーマグリップを軽量化させた、プーマで最良のアウトソール素材です。
ファストフォワードニトロ エリート 走行感
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見た目のとおり、中足部接地専用モデルです。
中足部で接地すると、ニトロエリートフォームの柔らかさが感じられる上、前に転がるような感覚が強いです。
最近は前への推進力とかライド感を謳うシューズは多いですが、このシューズはその形状からも圧倒的に前へ進む感覚が強く感じられます。
かかとから着地しようとしても、構造上ほぼできません。
正確にはできないわけではありませんが、中足部の一番後ろあたりで着地するような感じです。
最も良くないのはフォアフット着地で、ソールが薄いために反発性もクッション性もありません。
また、軽量な上にライド感も強いので、ピッチ走法の方が向いています。
速いピッチにも対応しやすいため、短距離ランナー(スプリンター)の練習用にも向いています。(コスパは悪いですが)
適正距離と用途は5km〜10kmのロードレースや登り坂ということが公式サイトには書かれていますが、下り坂やハーフ以上の距離にも充分対応可能です。
ただ、かなり特殊なシューズではあるため、フルマラソンをメインにしている市民ランナーならファストアールニトロエリートやディヴィエイトニトロエリート2の方が圧倒的におすすめです。
普通の厚底シューズがあまり合わなかったり、薄底の軽さが好きな方に試してもらいたいようなシューズです。
まとめ
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ファストフォワードニトロ エリートのスペックや特徴をまとめると以下のとおりです。
・重さ:27cm191g
・ミッドソール:ニトロエリートフォーム+PWRPLATE(パワープレート)
・アウトソール:プーマグリップLT
・5km〜10kmや登り坂向け
・ピッチ走法向け
・中足部着地専用
Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングでは販売されていないため、プーマ公式オンラインストアからの購入をおすすめします。
なお、その他のプーマのランニングシューズについては「プーマ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事でまとめてますので、よろしければ参照してください。
スムーズスピードアシストに似た感じはしないんですか?
ミズノのスムーズスピードアシスト(SSA)と確かに似たコンセプトですね。
しかし、SSAはどこで着地してもある程度転がってくれるのに対し、こっちはかなりクセありで中足部で着地しないとダメな感じです。