ナイキ エアズームヴィクトリー徹底レビュー!

エアズームヴィクトリーは中長距離向けのナイキのスパイクです。

同じく中長距離向けとして人気のズームXドラゴンフライや、スペックの似た短距離用スパイクのマックスフライ、ランニングシューズとして人気のアルファフライと比較しながら、そのスペックや特徴を説明いたします。

エアズームヴィクトリー 重さ

26.5cmピンなしの状態で125gです。

付属のニードルピン6本をつけた状態で127gです。

エアズームヴィクトリー アッパー

アッパーはランニングシューズ「アルファフライ ネクスト%」でも使用されているアトムニットです。

アップにするとわかりやすいですが、通気性・軽量性を重視してか、かなり目が大きく内側が透けて見えます。

エアズームヴィクトリー ミッドソール

中足部から後足部にかけてズームXが搭載されています。

その上に見える黒いプレートがカーボンプレートです。

前足部に見える白い部分はズームエアです。

下から見るとこんな具合に内外に分かれて入っています。

2つに分かれているためダブルズームエアと呼ばれています。

エアズームヴィクトリー アウトソール

前足部には硬いプレートがつけられ、中足部から後足部にかけては柔らかいズームXが剥き出しになっています。

エアズームヴィクトリー かかと周り

ナイキの長距離用スパイクとしては珍しくはありませんが、かかとには穴が開けられています。

かかと周りの素材も非常に薄く、脇にはクッション材がありますが、後ろにはないため、かかとが当たる感じがするのが個人的には若干苦手です。

エアズームヴィクトリー 使用レビュー

アウトソールやミッドソールは、同じ中長距離用のドラゴンフライより短距離用のマックスフライに似ているため、履き心地はマックスフライに近いです。

硬い前足部、柔らかい後足部と前後で全く硬さの違うアウトソールが特徴的ですが、着地位置は硬い前足部でないとこのスパイクの効果は得られません。

スパイクである以上、前足部着地が求められるのは当然と言えば当然かもしれませんが、短距離用スパイクならともかく、長距離用でここまで徹底的にそういう作りなのは珍しいとも言えます。

ダブルズームエアとカーボンプレートのある前足部で着地した時の反発感はかなり高いです。

同じくダブルズームエアのある厚底シューズ「アルファフライ」ほどではありませんが、ここまで反発のあるスパイクは他にはマックスフライくらいです。

前足部表面のアウトソールは硬いですが、接地感はむしろ柔らかいです。

それだけダブルズームエアが効いている証拠です。

この跳ねる感じはマックスフライとほぼ同じです。

ただ、マックスフライの方がアッパーの作りがしっかりしている分、力が上に逃げない感覚はあります。

逆にエアズームヴィクトリーの方が良い点は、マックスフライより圧倒的に軽量な分、脚が持続しやすい点です。

これは短距離スパイクとの比較なので、当然と言えば当然ですが、裏を返せば短距離スパイクと反発性を競っている点がかなりすごいところです。

反発性という点においてはドラゴンフライより圧倒的に高いです。

しかし、これらのメリットが得られるのは、あくまでも前足部で着地した場合のみで、着地が後ろ気味になればなるほど効果は薄くなります。

そのため、適正距離は800m〜10,000mとされているものの、実際には800m〜1,500m、長くても5,000mまででないと難しいでしょう。

5,000m〜10,000mならドラゴンフライの方がおすすめです。

この関係性はランニングシューズでいうところのアルファフライとヴェイパーフライにも似ています。

前足部で着地できるならエアズームヴィクトリー・アルファフライ、万人向けはドラゴンフライ・ヴェイパーフライです。

また、これらの特徴から、走法としてはピッチよりストライド向けです。

まとめ

エアズームヴィクトリーの基本スペックのまとめです。

エアズームヴィクトリーの基本スペック

・26.5cm127g(ピン付)
・アトムニットアッパー
・ダブルズームエア
・カーボンプレート
・ズームXクッション

エアズームヴィクトリーの特徴のまとめです。

エアズームヴィクトリーの特徴

・ズームエアとカーボンプレートによる反発性が非常に高い
・ピッチよりストライド向き
・前足部着地が絶対的に必要
・スパイク版アルファフライ
・800m〜1,500m向き

エアズームヴィクトリーはオンラインで定価ではほぼ手に入れることができません。

全く同じ名前のゴルフシューズや、「ズームヴィクトリー3」「ズームヴィクトリーエリート」といった似た名前のエアが入っていないスパイクもあるので注意してください。

なお、ズームXドラゴンフライについては「ナイキ ズームXドラゴンフライ徹底レビュー」の記事を、エアズームマックスフライについては「ナイキ エアズームマックスフライ徹底レビュー!」の記事を参照してください。

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