![ナイキ ズームXドラゴンフライ徹底レビュー!](https://sub-3-running.com/wp-content/uploads/2022/04/12F53AA7-820A-46C1-8E3D-2BE731EB19D9.jpeg)
ズームXドラゴンフライは中・長距離向けのナイキのスパイクです。
同じく中長距離向けとして人気のエアズームヴィクトリーやランニングシューズとして人気のヴェイパーフライ ネクスト%と比較しながら、そのスペックや特徴を説明いたします。
ズームXドラゴンフライ 重さ
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26.5cmピンなしの状態で128gです。
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付属のニードルピン6本をつけた状態で130gです。
ズームXドラゴンフライ アッパー
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アッパーはメッシュで特筆すべき点はありませんが、ペラペラの薄さです。
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シュータンの裏側にはトンボ(ドラゴンフライ)が描かれています。
ズームXドラゴンフライ ミッドソール
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オレンジの部分がズームXです。
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ズームXの下にはPebax®製プレートが入っており、その下のクッションはズームXより硬めです。
ズームXドラゴンフライ アウトソール
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前足部に全く屈曲しない硬いプレートがつけられているエアズームヴィクトリーと違い、ドラゴンフライの前足部にはプレートがなく、やや屈曲する硬さです。
ズームXドラゴンフライ かかと周り
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ナイキの長距離スパイクには珍しくはありませんが、かかとには穴が開けられています。
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かかと周りの素材も非常に薄く、脇にはクッション材がありますが、後ろにはないため、かかとが当たる感じがするのが個人的には若干苦手です。
ズームXドラゴンフライ サイズ感
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サイズ感はやや小さめです。
ナイキのスパイクやランニングシューズの全てを26.5cmで持っていますが、最も小さめです。
エアズームヴィクトリーと比べても小さいです。
ズームXドラゴンフライ 使用レビュー
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アウトソールは硬めのため、接地感は硬く感じられるかと思いきや、非常に柔らかいのが特徴です。
その柔らかさはズームXによるものです。
ズームX自体はランニングシューズのヴェイパーフライより薄いはずですが、ヴェイパーフライを上回るほどのクッション性を感じます。
反発性もありますが、それはズームXよりもPebax®製プレートに秘密がありそうです。
ヴェイパーフライやエアズームヴィクトリーはズームXとカーボンプレートの組み合わせで、シューズに屈曲性がありませんが、Pebax®製プレートはやや屈曲します。
地面から蹴るように脚を離すと、屈曲したPebax®製プレートが元に戻ろうとする力が加わり、強い反発性が得られます。
前足部で着地しないと最大限の機能を発揮できないエアズームヴィクトリーと比べると、ドラゴンフライの方が扱いやすいです。
脚を置けば反発してくれるヴェイパーフライと比べると蹴る力は必要になりますが、スパイクとしてはかなり万人向けと言えるでしょう。
また、ドラゴンフライとエアズームヴィクトリーでそれぞれ400m〜3,000mを走ってみましたが、このくらいの距離であればエアズームヴィクトリーの方が速く走れました。
しかし、ドラゴンフライの方が脚にかかる負担は圧倒的に少ないため、5,000m〜10,000mならドラゴンフライの方が良さそうです。
まとめ
ズームXドラゴンフライの基本スペックのまとめです。
・26.5cm130g(ピン付)
・メッシュアッパー
・Pebax®製プレート
・ズームXクッション
ズームXドラゴンフライの特徴のまとめです。
・反発性もありながらクッション性も非常に高い
・走法を問わない万人向け
・サイズ感は小さめ
・5,000m〜10,000m向き
なお、エアズームヴィクトリーについては「ナイキ エアズームヴィクトリー徹底レビュー!」の記事を参照してください。
その他、ナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。