ミズノのウエーブリベリオンは「マラソン3時間切を目指す、
エリートランナー向けのスピードシューズ」というコンセプトで発売されたシューズです。
RUN FOR FUN!ミズノランニングシューズ
ウエーブリベリオンには、それを支える5つのテクノロジーがあるとされます。
・ミズノエナジーライト
・ミズノウエーブ
・エンジニアードメッシュ
・ガセットタング
・G3ソール
ミズノのシューズに詳しい方ならわかるかもしれませんが、上記の5つに特に目新しいテクノロジーはありません。
ただ、ミズノウエーブについては他のシューズに使われているものとは違いがあります。
この5項目およびミズノウエーブの新技術については以下の章の中で順に解説いたします。
ウエーブリベリオン 重さ
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27cmで235gです。
ウエーブリベリオン アッパー
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アッパーはエンジニアードメッシュです。
エンジニアードメッシュを使ったシューズはたくさんありますが、その中でも柔らかく感じられるメッシュです。
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また、アッパーの中足部にはガセットタングという機能があります。
これはシュータンの両端部分にストレッチ性の素材をつけることで、足のフィット感を向上させるものです。
ウエーブリベリオン ミッドソール
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ミッドソールの厚みはかかとで36.5cm、前足部で28.5cmとミズノとしては最も厚底で、ウエーブデュエルネオSPよりも厚さがあります。
ミッドソール素材はミズノエナジーライトで、反発性の高いミズノエナジーの中でも最も軽い素材です。
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さらにミズノウエーブと呼ばれるプレートが入っていますが、このプレートが今までのミズノのランニングシューズのナイロンプレートとは異なり、グラスファイバー入りです。
グラスファイバーが入っていることによって、通常のナイロンプレートよりもしなり剛性が強く、よくしなります。
またカーボンよりは柔らかく、屈曲性があるのが特徴です。
上の図のように、かかとから前足部にかけてフォーク状にプレートが入っています。
ウエーブリベリオン アウトソール
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アウトソールにはグリップ性の高いG3ソールが使われています。
ウエーブデュエルネオシリーズに使われているG3ソールとは形状が異なりますが、G3ソールとは素材の名称を示すようで、グリップ性の高さは同レベルです。
ウエーブリベリオン 履き心地
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履き心地はウエーブライダーのようです。
ウエーブライダーはミズノのランニングシューズで最も歴史の長い入門モデルで、ホールド感とフィット感の良い履き心地が特徴です。
ウエーブリベリオンは、そのウエーブライダーと同じ足型で作られているようで、まさに履き心地は近いです。
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ヒールカウンターもしっかり入っており、ホールド感も高いです。
それでいてミッドソールのミズノエナジーライトとミズノウエーブがあることで、ウエーブライダーより圧倒的にスピードを出しやすいシューズです。
重さはレーシングシューズとしてはある方ですが、実際の重さより軽く感じます。
他メーカーの厚底シューズと比べると走行感は硬めです。
最も硬めと言っていいレベルです。
しかし、反発が返ってくるのは早いです。
さらに反発の返ってくるポイントが広く、どこで着地しても良い感じです。
カーボンプレート入りシューズは屈曲性がないため、着地のスイートスポットが狭い感じがありますが、ウエーブリベリオンはどこで着地してもしっかりしならせることができ、グリップも良いためしっかり蹴って進むことができます。
つまり厚底でありながら薄底的な使い方が有効です。
反発自体は他の厚底シューズより弱めなので、薄底シューズに慣れている人にこそ履いてもらいたいシューズです。
まとめ
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ウエーブリベリオンのスペックや特徴をまとめると以下の通りです。
・重さ:27cm235g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:ミズノエナジーライト
・ウエーブプレート:グラスファイバー入り、フォーク状
・アウトソール:G3ソール
・ホールド感とフィット感はウエーブライダー並みに良い
・厚底のわりにクッションは硬め
・反発は早く、スイートスポットが広い
なお、その他のミズノのランニングシューズについては「ミズノ ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ」の記事でまとめてますので、よろしければ参照してください。