ナイキ ズームXドラゴンフライ徹底レビュー!
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ズームXドラゴンフライは中・長距離向けのナイキのスパイクです。

同じく中長距離向けとして人気のエアズームヴィクトリーやランニングシューズとして人気のヴェイパーフライ ネクスト%と比較しながら、そのスペックや特徴を説明いたします。

ズームXドラゴンフライ 重さ

26.5cmピンなしの状態で128gです。

付属のニードルピン6本をつけた状態で130gです。

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ズームXドラゴンフライ アッパー

アッパーはメッシュで特筆すべき点はありませんが、ペラペラの薄さです。

シュータンの裏側にはトンボ(ドラゴンフライ)が描かれています。

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ズームXドラゴンフライ ミッドソール

オレンジの部分がズームXです。

ズームXの下にはPebax®製プレートが入っており、その下のクッションはズームXより硬めです。

ズームXドラゴンフライ アウトソール

前足部に全く屈曲しない硬いプレートがつけられているエアズームヴィクトリーと違い、ドラゴンフライの前足部にはプレートがなく、やや屈曲する硬さです。

ズームXドラゴンフライ かかと周り

ナイキの長距離スパイクには珍しくはありませんが、かかとには穴が開けられています。

かかと周りの素材も非常に薄く、脇にはクッション材がありますが、後ろにはないため、かかとが当たる感じがするのが個人的には若干苦手です。

ズームXドラゴンフライ サイズ感

サイズ感はやや小さめです。

ナイキのスパイクやランニングシューズの全てを26.5cmで持っていますが、最も小さめです。

エアズームヴィクトリーと比べても小さいです。

ズームXドラゴンフライ 使用レビュー

アウトソールは硬めのため、接地感は硬く感じられるかと思いきや、非常に柔らかいのが特徴です。

その柔らかさはズームXによるものです。

ズームX自体はランニングシューズのヴェイパーフライより薄いはずですが、ヴェイパーフライを上回るほどのクッション性を感じます。

反発性もありますが、それはズームXよりもPebax®製プレートに秘密がありそうです。

ヴェイパーフライやエアズームヴィクトリーはズームXとカーボンプレートの組み合わせで、シューズに屈曲性がありませんが、Pebax®製プレートはやや屈曲します。

地面から蹴るように脚を離すと、屈曲したPebax®製プレートが元に戻ろうとする力が加わり、強い反発性が得られます。

前足部で着地しないと最大限の機能を発揮できないエアズームヴィクトリーと比べると、ドラゴンフライの方が扱いやすいです。

脚を置けば反発してくれるヴェイパーフライと比べると蹴る力は必要になりますが、スパイクとしてはかなり万人向けと言えるでしょう。

また、ドラゴンフライとエアズームヴィクトリーでそれぞれ400m〜3,000mを走ってみましたが、このくらいの距離であればエアズームヴィクトリーの方が速く走れました。

しかし、ドラゴンフライの方が脚にかかる負担は圧倒的に少ないため、5,000m〜10,000mならドラゴンフライの方が良さそうです。

まとめ

ズームXドラゴンフライの基本スペックのまとめです。

ズームXドラゴンフライの基本スペック

・26.5cm130g(ピン付)
・メッシュアッパー
・Pebax®製プレート
・ズームXクッション

ズームXドラゴンフライの特徴のまとめです。

ズームXドラゴンフライの特徴

・反発性もありながらクッション性も非常に高い
・走法を問わない万人向け
・サイズ感は小さめ
・5,000m〜10,000m向き

なお、エアズームヴィクトリーについては「ナイキ エアズームヴィクトリー徹底レビュー!」の記事を参照してください。

その他、ナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。

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