ナイキ ボメロ17 徹底レビュー!
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ナイキのボメロ17は、2023年10月19日に定価23,760円にて発売されたプレミアムクッションモデルです。

前作のエアズームボメロ16からは「エア」も「ズーム」も表記がなくなったように、スペックも大幅に変更されました。

主に前作と比べてどう変わったかを中心に解説いたします。

ボメロ17 重さ

26.5cmで277gです。

前作は26.5cmで279gだったので、ほぼ同じです。

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ボメロ17 アッパー

アッパーはやや光沢感があり、撥水性がありそうなエンジニアードメッシュです。

前作(左)は普通のメッシュで通気性は良くなかったため、前作に比べると通気性はかなり良くなりました。

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ボメロ17 ミッドソール

ミッドソールは上下2層になっていて、上がズームX、下がクシュロン3.0です。

また、これも大きな変更ですが、前足部に入っていたズームエアがなくなりました。

前作(左)は後足下部にズームX、前足部から後足上部にかけてはSR-02、前足部にズームエアが入っていました。

ボメロ17 アウトソール

アウトソールはわりとシンプルなフラットソールになりました。

前作(左)もフラットでしたが、内と外でソールの形状が違ったり、外側から着地して内側に抜けるようなガイドラインがありました。

今作ではそれがなくなり、縦と横にまっすぐな溝ができました。

横のラインは、通常はシューズを屈曲させるための溝ですが、途中で切れているのでちょっと謎です。

ボメロ17 走行感

ミッドソール上側がすべてズームXになったためか、足入れすると、かなり柔らかさを感じられます。

また、前作ではシュータン部分にアーチバンドがあったため、締め付け感がありましたが、今作ではなくなったためか緩めに感じます。

走ってみると、足に当たる部分は柔らかいものの、下側のミッドソールであるクシュロン3.0が硬めで安定性も高く沈み込みがないため、高いクッション性と安定性を感じられるシューズです。

前作とほぼ同じ重さながら、今作の方が軽く感じられる上、沈み込みも少ないぶん、スピードも出しやすくなりました。

前作の柔らかいズームXに柔らかいSR-02の組み合わせだったミッドソールに比べ、今作のズームX&クシュロン3.0の組み合わせの方が明らかにバランスが良いです。

ボメロ17 位置付け

ボメロ17はプレミアムクッションモデルという位置づけです。

ナイキの他のモデルと比較すると、クッション性ではリアクトインフィニティ4に次ぐ2番目で、インヴィンシブル3やズームストラクチャー25より上です。

安定性も高いですが、より安定性重視のズームストラクチャー25ほどはありません。

スピードを出すならインヴィンシブル3の方が上です。

使い勝手はペガサス40と似たタイプですが、自分の足で走る感覚の強いペガサス40と違い、シューズのクッションと反発の高いボメロ17というのが大きな違いです。

今回のアップデートは非常に良いと思いますが、23,760円と高額な上にあらゆる点で一番とは言えないため、代替えのきくシューズです。

[補足]ボメロ17の名称について

前作(上)はエアズームボメロ16、今作(下)はシンプルにボメロ17という名称です。

ズームエアがなくなったために「エア」が名称から消えたのはわかりますが、「ズーム」まで消えた理由は不明です。

ズームエアの入っていない「ズームフライ」シリーズには代々ズームが名称についているため、「ズーム」=「ズームエア」というわけではなさそうです。

ズームシリーズ=ズームエアが入っているというのが常識だった昔と違い、今はズームXの台頭によりズームエアの重要性が低くなったために今後はナイキのランニングシューズ名から「ズーム」も「エア」も消えていくのではないかと思います。

ボメロ17 まとめ

まずは基本スペックのまとめです。

ボメロ17の基本スペック

重さ:26.5cm277g
アッパー:エンジニアードメッシュ
ミッドソール:ズームX+クシュロン3.0
ズームエア:なし

その他の特徴や個人的感想です。

ボメロ17の特徴

・足当たりは柔らかいが、接地感は硬く安定性が高い
・フィット感は緩め(前作比)
・前作とほぼ同じ重さながら軽く感じるほど、スピードは意外と出しやすい

スーパースポーツゼビオ

その他のナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。

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