アシックスのメガブラストは、2025年9月4日に先行販売、9月18日に一般発売されたブラストシリーズの新モデルです。
スペック的にも名称的にもスーパーブラスト2の後継モデルのようにも思えますが、後継ではなく上位モデルとしての発売で、スーパーブラストはそのままシリーズとして残るようです。
ノヴァブラストシリーズも相変わらず人気がある上に、同日にソニックブラストも発売されたということもあり、かなり位置づけがややこしい状態ですが、それらのシューズ(主にスーパーブラスト2)と比較しながらスペックや特徴を説明いたします。
なお、価格は定価で本体価格が25,000円、税込27,500円で、スーパーブラスト2より本体価格で3,000円高く、ブラストシリーズの中で最も高価格です。
メガブラスト 重さ

26.5cmで224gです。

こちらはスーパーブラスト2ですが、メガブラストの方が20gほど軽量です。
メガブラスト アッパー
ASICS公式
アッパーの名称が明記されていませんが、初代メタスピードスカイのようなエンジニアードメッシュです。

アップにするとこんな感じです。
メガブラスト ミッドソール
ASICS公式
ミッドソールはこのシューズで新しく搭載された、FF TURBO SQUARED(フライトフォーム ブラストターボ スクエア)です。
ターボ スクエアの位置づけとしては、スーパーブラスト2やメタスピードシリーズにも使われているターボ プラスより上で、現在の最上級ミッドソールであるFF リープよりは下といったところです。

また、SQUARED(スクエア)は2乗を表していますが、ミッドソールには「FF TURBO ²」という記載があります。
厚さはかかと部が46mmの8mmドロップ、スーパーブラスト2が45mmの8mmドロップなので、メガブラストの方が全体的に1mm厚いようです。
メガブラスト アウトソール
ASICS公式
アウトソールはスーパーブラスト2と似たように、前足部の真ん中あたりに浮き島のような出っ張りがあり、ここが凹んでトランポリンのように跳ねる構造になっています。
ラバーはスーパーブラスト2と同じくグリップの強いアシックスグリップです。
ASICS公式
こちらはスーパーブラスト2のアウトソールです。
メガブラスト 走行感

履き心地はスーパーブラスト2と似ています。
これだけの厚みとスペックから推測するとフカフカのクッションを想像する人が多いと思いますが、硬めの履き心地だったスーパーブラスト2をやや柔らかくした程度です。
柔らかさや気持ちよさを重視するなら圧倒的にノヴァブラスト5の方がおすすめです。
沈み込みはスーパーブラスト2よりはありますが、それほど大きくはなく、ノヴァブラスト5よりありません。
絶妙にこの2つの間のシューズを出してきたという印象です。
スーパーブラスト2と比べると約20gほども重量が軽いため、スピードはさらに出しやすいです。
サブスリーレベルのランナーであれば、ノンプレートでここまでスピードを出しやすい厚底シューズは他メーカーを含めても他に類がなく、あらゆる練習に使えるシューズです。
また、プレートシューズが苦手な方であればフルマラソンのレース用としても充分に使用可能です。
しかし、レース用に使うのであれば同クラスのシューズにはマジックスピード4やS4+ YOGIRIがあります。
それらと比較すると、プレートが入っているぶん反発の強いマジックスピード4やS4+ YOGIRIの方がスピードを出しやすいため、プレートが苦手でなければこれらの方がおすすめです。
メガブラスト レビュー まとめ
ASICS公式
メガブラストのスペックのまとめです。
・重さ:26.5cm 224g
・アッパー:エンジニアードメッシュ
・ミッドソール:フライトフォームブラストターボスクエア
・アウトソール:ASICS GRIP(アシックスグリップ)
メガブラストの特徴や個人的感想です。
・イメージより履き心地は硬め(スーパーブラスト2とノヴァブラスト5の中間でスーパーブラスト寄り)
・ノンプレートの厚底シューズとしては他に類を見ないスピードの出しやすさ
・プレートが苦手な方のフルマラソンのレース用におすすめ
その他のアシックスのランニングシューズについては「アシックス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。
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