ボンダイはホカのシューズの中で最もクッション性に優れたモデルです。
2022年7月15日に、前作から2年ぶりとなるボンダイ8が発売されましたが、主に前作と比べてどう変わったかを中心に説明いたします。
なお、ボンダイ7からボンダイ8が発売されるまでの間にボンダイXというシューズが発売されています。
ホカでXと言えばカーボンXやロケットXのようにカーボンプレート入りのシューズにつけられている通り、ボンダイXはカーボンプレート入りのシューズです。
方向性が違うという点からも、比較対象はボンダイ7として説明いたします。
ボンダイXについて詳しくは、「ホカオネオネ ボンダイXレビュー!」の記事を参照してください。
ボンダイ8 重さ
「ホカ公式サイト」
27cmで307gです。
もともと重量級のシューズではありますが、前作よりも少し重くなりました。
ボンダイ8 アッパー
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アッパーはエンジニアードメッシュです。
前作もエンジニアードメッシュでしたが、プリントによる補強がされていた前作と比べて柔らかくなりました。
ボンダイ8 ミッドソール
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ミッドソールはアップデートされ、前作より柔らかくなりました。
このミッドソールについての特定名称はないようですが、柔らかくなったと言ってもナイキのズームXのような柔らかさはありません。
ボンダイ8 アウトソール
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Durabrasion Rubber™(デュラブレーションラバー)アウトソールというラバーが採用されています。
ホカでは、しばしばアウトソールの耐久性の無さが指摘されていましたが、このデュラブレーションラバーは耐久性に優れたラバーです。
直接地面に接地しない部分は凹みになっていて、フラットではありません。
足幅も広め、かかともせり出し気味になったため、アウトソールの表面積自体が広がった感じです。
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↑こちらはボンダイ8のアウトソールです。
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↑そしてこちらはボンダイ7のアウトソールです。
画像ではわかりにくいですが、ボンダイ8の方が幅が広く、ボンダイ7の方がフラットでボンダイ8のようにアウトソールの接地しない部分を削ったようなタイプではありません。
ボンダイ8 走行感
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ふかふかで足全体を包みこんでくれるようなクッション性を感じますが、意外と接地感は硬めです。
このミッドソールの厚さで柔らかいと安定性に欠けてしまうため、ある程度の硬さを持たせているようです。
前作のボンダイ7と比べると接地感は柔らかくなっていますが、横と後ろにアウトソールが広がったことにより安定感も高くなっています。
ボンダイ7はクリフトンに比べると安定感に欠けるため、オーバープロネーションの人にはおすすめしづらいシューズでしたが、ボンダイ8では安定感もありつつ柔らかいシューズとなったため、初心者でも安心して使うことができます。
また、前足部も前作より少し反り上がっているためか前への推進力(ライド感)も上がっています。
とはいえ重さがあるため、スピード強度の高いトレーニングや、あまり長時間のランニングには向きません。
もう少し軽量でスピードを上げたいのであればクリフトン8の方がおすすめです。
ボンダイ8が一番向いているのはジョグや普段履きです。
まとめ
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ボンダイ8のスペックや特徴をまとめると以下の通りです。
・27cm:307g
・前作より柔らかいミッドソール
・デュラブレーションラバー
・ホカ最上級のクッション性
・安定性向上(前作比)
・ジョグや普段履き向け
その他のホカのシューズについては「ホカ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。