アディダスのアディゼロRCシリーズは、ジャパンやボストン・タクミシリーズと比べてマイナーなシリーズですが、ひっそりと新作のRC4が2022年2月に発売されていました。
アディゼロシリーズは、2021年にジャパン6・ボストン10・タクミセン8とそれぞれが前作より厚底化されましたが、やはりRC4も前作に比べてかなり厚底化されました。
これで本当に薄底と言えるアディゼロシリーズはベコジ2を残すのみとなりましたが、ベコジ3が発売されるのであれば、おそらく同様に厚底化されるのではないかと思います。
話は戻して、今回はRC4についてのスペックや特徴を前作やジャパン6と比較しながら説明いたします。
アディゼロRC4 重さ
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27cmで230gです。
前作は210gだったので、20gほど重くなりました。
アッパーは軽量化したものの、ミッドソールが大幅に厚くなったためです。
アディゼロRC4 アッパー
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アッパーはライトウェイトメッシュです。
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前作もメッシュでしたが、より軽量かつ通気性は良くなっていると思われます。
アディゼロRC4 ミッドソール
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ミッドソールは前作と同じく全面ライトストライクです。
ライトストライクは軽量ですが、上位モデルに搭載されているライトストライクプロに比べ、反発力や柔らかさはありません。
厚さはヒールが27mm、前足部が19mmで、前作のヒール21.5mm、前足部12mmから大きく変更されました。
かなり厚みを増したミッドソールですが、この厚さ自体はアディゼロジャパン6と全く同じです。
アディゼロRC4 アウトソール
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主に接地する黒い部分には、Adiwear(アディウェア)が使われています。
耐久性だけで言えばコンチネンタルラバーの方が上ですが、ラバー面積は前作より増えています。
また、中足部の外側まで前足部のラバーが伸びているため、前と後ろで分かれるセパレートタイプではあるのですが、フラットソールに近い安定感があります。
アディゼロRC4 レビュー
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アディゼロジャパン6と同じく、薄底感のあるシューズです。
アディゼロRC4とアディゼロジャパン6は、ミッドソールの厚さもシューズの重さも同じです。
アディゼロジャパンシリーズも6でソールが厚くなりましたが、数字のわりに薄底感が残っています。
ジャパン6はRC4と違い、ミッドソールはライトストライクとライトストライクプロの融合です。
そのため、RC4の方がより硬く、薄底感覚の残ったシューズです。
万能タイプのジャパン6の方が使い勝手は良く、万人向けです。
しかし、より薄底感を感じたい方にはRC4の方がおすすめです。
また、価格面でも定価で税込み9,990円と1万円切りのため、練習用に1足持っていても良いシューズです。
なお、速く走るための機能性が高いわけではないため、このシューズが練習で合うのであれば、本番用にはタクミセン8がおすすめです。
まとめ
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アディゼロRC4のスペックや特徴をまとめると以下の通りです。
・重さ:27cm 230g
・ソールの厚さ:27mm(ヒール27mm/前足部19mm)
・ミッドソール:Lightstrike(ライトストライク)
・走行感は薄底寄り(アディゼロ6よりも)
・クセがなく接地感は硬め
・レースには使えないが練習用としてコスパはかなり高い
アディゼロジャパン6については「アディゼロ ジャパン6 スペック・特徴レビュー!」の記事で、その他のアディゼロシリーズに関しては、「アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事でまとめてますのでよろしければ参照してください。