アディゼロ ジャパン6 スペック・特徴レビュー!ジャパン5との違いは?
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アディゼロ ジャパン6は2021年7月1日に発売されたアディゼロシリーズ新モデル4作のうちの1つです。

ジャパンシリーズは、海外ではアディオスシリーズとして知られ、オールラウンド型のトレーニングモデルとして人気の高いシリーズです。

ここでは前作ジャパン5からの変更点を中心に解説いたします。

アディゼロ ジャパン6 重さ

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27cmで230gと、前作の224gから若干重くなりました。

しかし、5mm以上厚くなったミッドソールのわりに、ずいぶんと重さは抑えられた印象です。

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アディゼロ ジャパン6 アッパー

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アッパーはライトウェイトメッシュアッパーという軽量なメッシュが採用されました。

前作はアディオスプロにも採用されたセラーメッシュが使われていました。

セラーメッシュはトップモデルに使われているだけあって軽量で通気性は良いのですが、伸縮性はなく、足当たりは硬めに感じます。

アディゼロジャパン6に採用されたライトウェイトメッシュアッパーも触った感じは似ていますが、足を通すと足当たりは柔らかくなったように思えます。

アディオスプロ2.0に採用されたのがセラーメッシュ2.0であることから、軽量さという点ではセラーメッシュ2.0の方が上でしょう。

しかし、履き心地を重視したジャパン6は、より柔らかいライトウェイトメッシュに変更されたのではないかと思います。

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アディゼロ ジャパン6 ミッドソール

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ミッドソールはライトストライクプロとライトストライクの2層になり、ブーストはなくなりました。

ライトストライクプロはアディオスプロにも使われている反発性の高いミッドソールで、ジャパン6では前足部の上部に使われています。

ライトストライクはライトストライクプロより硬く、軽量で安定感があるミッドソール素材で、下部全体に使われています。

ミッドソールの厚さはかかと部で27mm、前足部で19mmと厚底というほどではないものの、前作ジャパン5のかかと部21.5mm、前足部12mmよりだいぶ厚くなりました。

これにより、厚底感が強くなるかと思いましたが、厚みのわりに薄底感が残ったままでした。

前作はクッション性を高めるためにブーストが入っていましたが、ジャパン6は安定感を高めるためにライトストライクが使われているためです。

ライトストライクはクッションはありますが、硬めの素材のため、跳ねるような反発感はありません。

そのため、厚くなったソールのわりに、しっかり薄底の走行感が残ったシューズです。

アディゼロ ジャパン6 アウトソール

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アウトソールは前作同様に耐久性の高いコンチネンタルラバーが採用されていますが、デザインは大きく変わっています。

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斜めに切れ込みの入ったラバーは、見た目からもグリップの良さがわかります。

前足部のコンチネンタルラバーの上側にはライトストライクプロが配置されているのも、このアングルからならわかりやすいでしょうか?

白い部分はライトストライクでクリーム色がライトストライクプロです。

横から見るとライトストライクプロは前足部の上部だけかと思いましたが、地面に近い位置にはライトストライクプロが配置され、反発性を上げています。

また、前作同様にトルションシステムも採用されています。

トルションシステムは中足部に配置されたプラスティックのプレートで、ねじれ防止の目的で走行感に硬さを持たせています。

足のねじれは自分では感じないものかもしれませんが、長距離を走って疲れてくると、気づかないうちにねじれが生じてくるようです。

そのねじれを防止するためのプレートなので、カーボンプレートのように反発性を上げるような目的で搭載されているわけではなさそうです。

アディゼロ ジャパン6 かかと周り

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かかと周りはボストン10と同様の変更が加えられています。

ヒールカウンターがしっかり入り、二股に分かれる仕様になりました。

この変更によってかかとのホールド感は格段に良くなりました。

また、かかとには「JAPAN 6」ではなく、「ADIOS 6」の文字が刻まれています。

もともとアディゼロジャパンシリーズは、海外ではアディゼロアディオスシリーズでした。

今までは日本仕様にアディゼロジャパンの表記になっていましたが、今回からは海外版と同様にアディオスの表記のままとなったようです。

まとめ

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同時発売のボストン10もそうであるように、アディゼロシリーズはブースト廃止・ライトストライクプロ搭載・厚底化という流れになっています。

アディゼロシリーズと言えばブーストというイメージもありましたが、今後はライトストライクプロとライトストライクの組み合わせが主流になりそうです。

また、アディゼロシリーズは薄底モデルが多く、アディゼロジャパン5も薄底でしたが、今作では中底というくらい厚くなり、他のモデルも厚底化の影響を受けそうです。

薄底好きな方には残念な変更だったかもしれませんが、重さもそれほど変わらず、走行感も薄底に近いため、今回の変更はアップデートと断言しても良いと私は思っています。

それに加えて定価も前作より本体価格で1,000円安い13,000円とリーズナブルのため、練習用に持っておいて損はないシューズです。

前作同様に用途も幅広く使えるオールラウンドな1足です。

アディゼロジャパン6のスペックや特徴をまとめると以下の通りです。

アディゼロ ジャパン6 スペック

・重さ:27cm230g
・ソールの厚さ:27mm(ヒール27mm/前足部19mm)
・ミッドソール:Lightstrike PRO(ライトストライクプロ)+Lightstrike(ライトストライク)

アディゼロ ジャパン6 特徴

・走行感は薄底寄り
・クセがなく安定感が高い
・オールラウンドに使え、コスパ高い

その他のアディゼロシリーズに関しては、「アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事でまとめてますのでよろしければ参照してください。