ナイキのズームストリークLT4は、ナイキのズームランニングシューズの中で最軽量を誇るレーシングシューズです。
LTとはLIGHTの略で、軽量のズームストリークをさらに軽量にしたモデルです。
ズームストリークLT4 重さ
26.5cmで重さはわずか140gです。
こちらはズームストリーク6です。
パッと見た感じ、かなり似ていますが、重さは26.5cmで38gも違います。
ズームストリークとズームストリークLTは別々にモデルチェンジしており、ズームストリークにはこの後ズームストリーク7が発売されますが、LTは4のままでした。
以下、ズームストリーク6と比較しながらズームストリークLT4のスペックを解説します。
ズームストリークLT4 アッパー
左がズームストリーク6、右がズームストリークLT4です。
どちらもエンジニアードメッシュアッパーで編み目の穴が大きいのが特徴です。
通気性はかなり良いです。
むしろ通気性は良過ぎるため、気温の低い日にはとても履けません。
また、穴が大きく薄いが故に、耐久性が低いです。
実際、アウトソールが擦り減ったりミッドソールが潰れたりする前にアッパーに穴が開いて寿命を迎えたりします。
ズームストリークLT4 ミッドソール
ミッドソールは極薄です。
ズームストリークLT4の素材はクシュロンLTを使用しており、ファイロンを使用しているズームストリークより軽いです。
また、ズームエアはズームストリーク6と同じく後足部に入っています。
ズームストリークLT4 アウトソール
左がズームストリーク6、右がズームストリークLT4です。
上から見た感じは似ていましたが、下から見た感じは全くの別物です。
グリップが弱いズームストリーク6に比べてズームストリークLT4はグリップが強いです。
ズームストリークLT4 サイズ感
明らかに一回り小さいと思えるサイズ感です。
ナイキのランニングシューズは全て26.5cmを履いていますが、このシューズだけはかなりキツく感じます。
軽くするためにわざと小さくしているのでは?と疑ってしまうほどです。
ズームストリークLT4 使用レビュー
クッション性はかなり少なく、ダイレクトに路面を感じます。
ロードで使うにはクッション性が低すぎるため、短い距離のレースや体重の軽い人でないと難しいでしょう。
また、アッパーも通気性が良すぎるため、冬場には履けません。
夏場に履く場合も、トラックの熱さを足裏で感じるほどのソールの薄さです。
そのため、あまり気温の高い日の使用は逆効果とも言えます。
また、同じ薄底でも私はスピードレーサー6の方を好んでいます。
重量はズームストリークLT4の方が軽いのですが、クッション性だけでなく反発性も低く思えるためです。
また、グリップの良いシューズではあるのですが、その点においてもスピードレーサーの方が良いと思えるからです。
このシューズを使いこなせる人はかなり限られるのではないでしょうか?
まとめ
まずは基本スペックのまとめです。
重さ:26.5cm 140g
アッパー:エンジニアードメッシュ
ミッドソール:クシュロンLT
ズームエア:後足部
その他の特徴や個人的感想です。
・アッパーの通気性が良すぎる
・クッション性も反発性も少ない
・使用用途や使用できる人はかなり限られる
その他のナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。