アディダスのアディゼロジャパン9は2024年11月27日に発売されました。
定価は本体価格で16,000円、税込価格で17,600円と前作から本体価格で1,000円上がりました。
スペックも大幅な変更がありましたが、主に前作アディゼロジャパン8と比べてどう変更されたかを中心に説明いたします。
アディゼロ ジャパン9 重さ
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27cmで177gとレーシングシューズ並みに軽量化されました。
前作から30g以上も軽くなりました。
アディゼロ ジャパン9 アッパー
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アッパーはライトロックという新しい素材になりました。
アディゼロシリーズではライトウェイトメッシュやセラーメッシュなどのパリッとした硬めの素材が続きましたが、ライトロックは柔らかめです。
ツルツルして伸縮性も高いのが特徴です。
アディゼロ ジャパン9 ミッドソール
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ミッドソールは全面ライトストライクプロになり、前作よりかかと部が1mm薄く27mm、前足部は変わらず20mmの厚さです。
前作はライトストライクプロとライトストライク2.0の2層でした。
また、中足部にはドッグボーンというナイロンのプレートが入っています。
これは反発性を上げるためではなく、安定性を出すために入れられています。
前足部にはプレートが入っていないため、かなり屈曲性があります。
アディゼロ ジャパン9 アウトソール
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アウトソールはかなり特徴的なデザインですが、前足部内側にだけコンチネンタルラバーが配置され、他はライトトラクションという新しいラバーが搭載されました。
コンチネンタルラバーほどのグリップ性はありませんが、グリップ性に問題はなさそうです。
こんな菱形の突起物がついている感じです。
また、後足部の内側はこのように段差がつけられているように、外側から着地することを想定された仕様になっています。
アディゼロ ジャパン9 走行感
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足当たりの感触の良いアッパー、ホールド感のあるかかと周りなど、前作に比べると格段に良くなっています。
この点に関しては多くの人が共感できると思います。
肝心の走り心地ですが、接地感もかなり柔らかくなり、なにより前足部の柔らかさと屈曲性が前作とは大きく異なるため、賛否両論あると思います。
タイプ的にはナイキのストリークフライに近いです。
柔らかいですが、反発性は強くはなく、前足部を屈曲させて進ませるようなシューズです。
自然と弾むようなシューズではありません。
個人的にはこういうタイプのシューズの方が前作より圧倒的に好きです。
しかし、前作ジャパン8のカチッとした硬めの薄底感が好きだった人には真逆のタイプになってしまったため、この変更はうれしくないと思います。
万能モデルでレースに使えなくもないですが、タクミセン10の練習用という使い方がベストでしょう。
アディゼロ ジャパン9 まとめ
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アディゼロジャパン9のスペックや特徴をまとめると以下の通りです。
・重さ:27cm177g
・ライトロックアッパー
・ソールの厚さ:27mm(ヒール27mm/前足部20mm)
・ミッドソール:Lightstrike Pro(ライトストライクプロ)+ドッグボーン
・前足部の屈曲性が高く反発性はあまりない
・比較的薄底ながら柔らかい
・タクミセン10の練習用
その他のアディダスのランニングシューズに関しては、「アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。