ナイキ ヴェイパーフライ4%フライニット徹底レビュー!
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アルファフライも発売され、今さら感もありますが、アルファフライのおかげで改めて良いシューズだと思ったためヴェイパーフライ4%のレビューをいたします。

ヴェイパーフライは4%よりネクスト%というランナーの方が多いと思いますが、私は4%派です。

その理由がアルファフライを履くことでわかった気もするので、ヴェイパーフライネクスト%やアルファフライと比較しながら解説いたします。

ヴェイパーフライ4%フライニット 重さ

26.5cmで184gです。

こちらはヴェイパーフライネクスト%で、26.5cm186gです。

そしてこちらはアルファフライネクスト%で、26.5cm207gです。

ヴェイパーフライネクスト%とは2g程度の差ですが、ヴェイパーフライ〜アルファフライシリーズ最軽量のシューズです。

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ヴェイパーフライ4%フライニット アッパー

言うまでもなくアッパーはフライニットです。

この後、ヴェイパーフライネクスト%ではヴェイパーウィーブ、アルファフライではアトムニットと変更されていきます。

それらよりフライニットの良い点は伸縮性が高いことです。

シュータンまでフライニットなので、紐をきつく締めてもシュータンが当たって痛くならないのが良いところです。

逆に悪い点は吸水性の高さで、雨の日に履くとよく水を吸収してしまいます。

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ヴェイパーフライ4%フライニット ミッドソール

ミッドソールはナイキ最上級の素材であるズームXにカーボンファイバープレートが内蔵されていて、この組み合わせ自体はアルファフライまで変わりません。

ズームXはクッション性も高いのに反発性も高く、なおかつ軽量という理想的なミッドソール素材です。

しかし、反発性に関してはズームXだけでは不十分です。

これまでのナイキのランニングシューズでは、反発性を出すためにズームエアを使うのが一般的でしたが、このシューズにはズームエアが搭載されていません。

代わりにカーボンファイバープレートがフルレングスでスプーン状に入っていて、それが高い反発性を生み出しています。

ヴェイパーフライ4%フライニット アウトソール

ここはあまり良い部分がありません。

グリップは弱く雨の日には滑ります。

前後の動きはそこまでブレる感じはありませんが、カーブやUターンなど横の動きに弱い気がします。

ヴェイパーフライ4%フライニット サイズ感

若干きつめに感じます。

そのためワンサイズ上をおすすめする人も多いようです。

しかし、アッパーのフライニットは伸縮性もあるため、私は同サイズでぴったり履くことをおすすめします。

ヴェイパーフライ4%フライニット 使用レビュー

ミッドソールのズームXは柔らかく、カーボンプレートは硬いわけですが、このシューズは柔らかさの方が強く感じられます。

かかとから着地すると沈み込むようなクッション性がありますが、そのためにかえって足首に負担がかかります。

また、カーボンによる跳ねも上に向いてしまうため、前足部から中足部で着地しないと性能を発揮できないシューズです。

このあたりがかかと着地でも性能を発揮できるヴェイパーフライネクスト%とは違う点です。

いわば万人受けするヴェイパーフライネクスト%に対して、ヴェイパーフライ4%は玄人向けです。

前足部で着地し、しっかり体重を乗せれば凄い反発力を得られます。

ヴェイパーフライネクスト%よりクッション性が高いのに反発性は同じくらいです。

私はフルマラソンを走ると足裏にマメができることが多いのですが、このシューズで走る時はマメができません。

しかし、ヴェイパーフライネクスト%で走るとマメができてしまいました。

このあたりも4%フライニットの方が好きな理由です。

これは私だけなのかもしれませんが、クッションの柔らかさのおかげもあるのではないかと思っています。

また、このシューズの寿命は160kmと言われています。

私はすでに500kmほど履いていますが、まだ充分に能力を発揮できます。

確かに本来の能力を発揮できるのは160kmなのかもしれませんが、ここまで使いこんでも充分優秀なシューズです。

シューズの寿命と言われる160kmを超えて履いたヴェイパーフライ4%のレビューは「寿命の終わったヴェイパーフライ4%レビュー!クッションと反発は?」の記事でまとめてますのでよろしければ参照してください。

まとめ

まずは基本スペックのまとめです。

ズームヴェイパーフライ4%フライニットの基本スペック

重さ:26.5cm 184g
アッパー:フライニット
ミッドソール:ズームX+カーボンファイバープレート
ズームエア:なし

その他の特徴や個人的感想です。

ズームヴェイパーフライ4%フライニットの特徴

・フォアフットで着地すると凄い反発力を得られるが、リアフットだとクッション性が勝ってしまう
・雨の日の使用には向かない(アッパーが雨をよく吸う&横滑りする)
・走行距離の寿命とされる160kmを超えても充分機能を発揮できる

ヴェイパーフライ4%フライニットは、ヴェイパーフライネクスト%よりアルファフライネクスト%に共通するものが多いシューズだと思います。

万人ウケするヴェイパーフライネクスト%と違って、ヴェイパーフライ4%とアルファフライネクスト%はフォアフットで反発を使う走りが得意な人向けの玄人寄りのシューズですが、上手く使える人には超おすすめのシューズです。

その他のナイキのランニングシューズのシリーズについては「ナイキ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。

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