ミズノのNEO VISTA2(ネオビスタ2)は、「ジョグこそが、スピードを磨く。」というコンセプトで作られたジョグ用シューズです。
前作は「ジョグこそが、スピードを生み出す。」というコンセプトだったため、少し変わっています。
2025年6月20日から先行販売、7月1日より一般販売されました。
価格は本体20,000円、税込22,000円とジョグ専用としてはやや高めの設定で、前作からの変更はありません。
そんなネオビスタ2のスペックや特徴を前作と比較しながらレビューいたします。
ネオビスタ2 重さ
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27cmで265gです。
重さは前作と変わりません。
ネオビスタ2 アッパー
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アッパーは前作と同じくニットで、シュータンまで一体型のブーティー構造です。
ただし、締め付け感はそれほど強くありません。

あまり伸びない感じで、フィット感はイマイチです。
ネオビスタ2 ミッドソール
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厚さは前作と同じく、かかと部が44.5mm、前足部が36.5mmです。
ミッドソールには前作と同じく「MIZUNO ENERZY NXT」(ミズノエナジーネクスト)が使用されました。
ミズノエナジーネクストは、通常のミズノエナジーよりかなり柔らかく、クッション性・反発性に富んだ新素材です。
しかし、前作と違うのは2層になっている点で、上部も下部もミズノエナジーネクストながら、上部は「超臨界発砲技術」を使ったミズノエナジーネクストで、下部は前作と同じくEVAベースのミズノエナジーネクストです。
超臨界発砲技術とは、二酸化炭素などを使用して、素材の中に微細な気泡を作る技術です。
この超臨界発砲技術を使った上側のミッドソールは、明らかに柔らかく弾力性に富んでいて、クッション性と反発性も前作に比べて約10%アップしています。

また、ウエーブプレート(グラスファイバーで強化されたナイロンプレート)が入っていますが、これは反発性アップのためというより安定性アップのために入れられています。
ネオビスタ2 アウトソール
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アウトソールは変更なくX10ソールです。
ミズノで最もグリップの強いG3ソールほどのグリップ力はなく、濡れた路面だとやや滑ります。
ネオビスタ2 サイズ感
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公式サイトにも書かれていますが、前作より大きめの設計のため、0.5cmサイズを下げることが推奨されています。
購入希望なら試着必須です。
[補足]スムーズスピードアシスト機能
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今作にもスムーズスピードアシスト機能が搭載されています。
スムーズスピードアシスト機能とは、かかとがカットされ中足部が厚みを増した独特な形状により、ふくらはぎにかかる負担を軽減しながらスピードをアシストするミズノ独自の機能です。
ネオビスタ2 走行感
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前作と比較しても、かなり接地感は柔らかくなりました。
しかし、ネオゼンと比較するとネオゼンの方が柔らかく感じます。
これはおそらくネオゼンにはプレートが入っていないためで、ネオビスタ2の方がプレートが入っているぶん、安定感と反発感は高いです。
とはいえ、反発性よりクッション性の方が高く、重さもあるのでインターバルのような速いペースには使いにくいです。
スムーズスピードアシストは機能しており、他メーカーのライド感を売りにした、どのシューズよりも推進力は高いです。
ウエーブリベリオンプロシリーズの推進力と比べると弱いですが、それらをレース用とするなら練習用にぴったりです。
ペースとしては前述のとおりインターバルのような速さでは使いにくいですが、逆にLSDのようなゆっくりジョグにも不安定であるために向いていません。
ある程度のスピードかつ一定のペースで走り続ける速めのジョグやペース走・テンポ走などに向いています。
ネオビスタ2 レビュー まとめ
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ネオビスタ2のスペックと特徴をまとめると、以下の通りです。
・重さ:27.0cm265g
・アッパー:ニット(シュータン一体型)
・ミッドソール:ミズノエナジーネクスト
・アウトソール:X10ソール
・スムーズスピードアシスト機能搭載
・インターバルのような速いペースやLSDのようなゆっくりペースにはどちらも向かない
・一定のリズム(やや速めのジョグペース)にハマると長時間走り続けやすい
・ウエーブリベリオンシリーズの練習用
なお、その他のミズノのランニングシューズについては「ミズノ ランニングシューズ徹底レビュー! スペック・特徴まとめ」の記事でまとめてますので、よろしければ参照してください。


















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