ホカ シエロX1 2.0 スペック・特徴レビュー!
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ホカのシエロX1 2.0は、2025年2月17日に発売された、ホカの中でロードレース用の最速モデルという位置付けのレーシングシューズです。

価格は本体で35,000円、税込38,500円と前作と変わらず、かなり高額ですが、スペックは前作と比べてどう変わったかを中心に説明いたします。

なお、前作は最初からシエロX1と、2が発売されることを示していた名称でしたが、シエロX2ではなく、まさかのシエロX1 2.0でした。

シエロX1 2.0 重さ

「ホカ公式サイト」

28cm228gです。

想定どおり、前作の264gから大幅に軽量化されました。

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シエロX1 2.0 アッパー

「ホカ公式サイト」

エンジニアードジャカードメッシュです。

前作のエンジニアードニットから変更されました。

前作は明らかにアッパーが厚く、レーシング仕様ではありませんでしたが、今回はだいぶ改良され、上図のように指を入れると透けて見える薄さになりました。

また、チープだったシューレースも改良され、普通のシューレースになりました。

特筆すべき改良ではありませんが、前作が酷すぎたため、だいぶ良くなった印象です。

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シエロX1 2.0 ミッドソール

「ホカ公式サイト」

ミッドソールは前作と同じくPEBAフォームで、カーボンプレートを挟んでいます。

「ホカ公式サイト」

カーボンプレートはまっすぐとかスプーン状でなく、翼状に入っているというのが特徴です。

また、厚さは前足部で33mm、後足部で40mmで前作より1mm厚くなっています。

こうして見ると、かかとのボリュームと前足部の反り上がりはかなり強いように感じます。

シエロX1 2.0 アウトソール

「ホカ公式サイト」

アウトソールにはかなりの広範囲にDurabrasion Rubber™(デュラブレーションラバー)が貼られています。

また、軽量化のために大きくえぐられています。

かかと部の内側は独立したように分かれています。

シエロX1 2.0 かかと周り

「ホカ公式サイト」

前作からかなり軽量化されましたが、かかと周りは何故か逆に肉厚になりました。

レーシングモデルにここまでヒールカウンターが入っているのは珍しいですが、ここを軽量化したら200gを切るくらいの他メーカーに匹敵する軽量さになると思われます。

おかげでホールド感は高いので、レーシングシューズのかかとの抜け感が気になる人にはおすすめとも言えます。

シエロX1 2.0 走行感

「ホカ公式サイト」

前作と比べると走行感は柔らかく感じます。

ミッドソール素材がPEBAフォームなのは変わりませんが、密度を薄くしたことで安定性を落とし、弾力性を上げたようです。

とはいえ、ナイキのズームXやアディダスのライトストライクプロほどの反発性はなく、それらに比べると転がるようなライド感が高いと言えます。

また、かかと部は確かに柔らかさを感じるものの、前足部にはそこまで感じないため、前足部を潰して反発を得るのではなく、転がすように走るのが正解ではないかと思います。

かかとが1mm厚くなり、柔らかくなったため、安定感は前作よりありませんが、スピードに乗って走っている分には全く不安定さは感じません。

一方でスピードが落ち、セパレート化されたかかと部内側で着地してしまうと不安定さが出る懸念はあります。

なお、ホカのもう1種類のレーシングシューズであるロケットX2の方が安定感はあり、扱いやすいです。

ナイキではアルファフライにあたるのがシエロX1、ヴェイパーフライにあたるのがロケットXという位置付けのシューズと思って良いと思います。

シエロX1 2.0 まとめ

「ホカ公式サイト」
シエロX1 2.0のスペック・特徴

・28cm:228g
・エンジニアードジャカードメッシュ
・PEBAミッドソール+カーボンプレート
・Durabrasion Rubber™
・柔らかく弾力性は高いが、反発を得るより転がすように走る方が向いている
・かかとは不安定だが、スピードを出していれば問題ない
・レーシングシューズのわりにヒールカウンターが肉厚

その他のホカのシューズについては「ホカ ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。

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