アディゼロRC6は、2025年4月29日にアディゼロBKと同時に発売されたコスパ系のトレーニングモデルです。
前作のRC5から約2年半ぶりのアップデートとなりましたが、大きく変更されたスペックを前作と比較しながらレビューいたします。
なお、定価は本体価格が12,000円、税込13,200円で、前作から本体価格で2,500円高くなりました。
アディゼロRC6 重さ
スーパースポーツゼビオ
27cmで169gです。
ミッドソールがかなり薄くなったこともあり、重量も前作の245gから極端に軽くなりました。
アディゼロRC6 アッパー
スーパースポーツゼビオ
アッパーはライトウェイトシングルメッシュです。
前作はライトウェイトサンドイッチメッシュという足当たりの柔らかいメッシュでしたが、硬めのメッシュに変更となりました。

シンプルでよく見るタイプですが、通気性の良さそうなアッパーです。
アディゼロRC6 ミッドソール
スーパースポーツゼビオ
ミッドソールは前作と同じくシンプルに全面ライトストライクです。
しかし、厚さはかかと部でわずか19mmと前作の27mmから比べてかなり薄くなりました。
前足部の厚さは12mmで、7mmドロップです。

19mmは公認トラックレースで使える厚さを意識してのものですが、それをアピールするようにミッドソールに「19mm」という点字のような刻印があります。
また、中足部にはジャパン9やEVO SLにも使われているナイロンのプレート「ドッグボーン」が入っています。
これは反発性を上げるためではなく、安定性を出すために入れられています。
アディゼロRC6 アウトソール
スーパースポーツゼビオ
アウトソールは前足部の黒い部分にAdiwear(アディウェア)という記載がありますが、そこだけでなく全面的にAdiwear(アディウェア)が使われているようです。

コンチネンタルラバーほどのグリップ性や耐久性はありませんが、グリップ性も良く耐久性にも問題ありません。
アディゼロRC6 走行感
スーパースポーツゼビオ
ミッドソールの薄さもありますが、ライトストライクはやはり硬めのため、クッション性は全然感じません。
ダイレクトに地面を感じるようなシューズです。
ロードで使うには難しく、トラック専用です。
また、トラックレースに使えるミッドソールの薄さではあるものの、レースに使うメリットはあまりなく、むしろスパイクでもナイキのドラゴンフライの方がクッション性と反発性を感じるくらいです。
そのため、ベストの使い方はトラックでの薄底練習用です。
特に短距離には使いやすいです。
前作に比べてアッパーもパリッとしたため、ホールド感が上がり、短距離的なスピードは出しやすくなりました。
長距離ランナーであれば、ポイント練習には向いてはいませんが、地足を鍛える目的で使うならおすすめです。
アディゼロRC6 レビュー まとめ
スーパースポーツゼビオ
アディゼロRC6の主なスペックや特徴をまとめると以下の通りです。
・重さ:27cm 169g
・ソールの厚さ:19mm(ヒール19mm/前足部12mm)
・ミッドソール:Lightstrike(ライトストライク)+ドッグボーン
・公認トラックレースに使えるソールの薄さ
・クッション性も反発性もほぼなく、レースに使うメリットはあまりない
・トラック練習専用機で、地足を鍛える目的で使うのがおすすめ
その他のアディダスのランニングシューズに関しては、「アディダス ランニングシューズ徹底レビュー!スペック・特徴まとめ」の記事を参照してください。

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